初めてカウンセリングに行ったら疲れるのは当たり前だと思いませんか?
どんなことをするのか、何を聞かれるのか、前の晩は眠れない方もいらっしゃいますから。
そういうの、筋トレと同じだと思っていて、カウンセリングに行って疲れるのは、トレーニングして筋肉痛になってるのと似てると思えば大丈夫じゃないでしょうか?
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(他のカウンセラー話を含めたものが業界のタブーだったらすみません)
旦那の浮気をキッカケに、夫婦関係がうまくいかなくなり、夫婦でカウンセリング通ってます。
そこで気がついたのは、自己否定な自分。自己否定というキーワードから根本さんの著書に行き当たり私、根本さんの言う所の他人軸で、かつ自己否定の塊じゃんって思ったんです。
旦那とこれからの生活について向き合うつもりでカウンセリングに行ったのに、正直旦那と、そして自分と向き合うのが怖いんです。
それじゃ夫婦カウンセリングのスタートに立てないし、これも自分を見直すためのチャンスとして個別のカウンセリングも受けだしました。
でもカウンセリングってめっちゃ疲れるんですね…
今までずっと他人軸人生。カウンセラーにあなたはどうしたい?って聞かれるとうーんだし。カウンセラーの前でも素になりきれてない自分がいる気がして…。
ありのままの自分を受け止められるようになる心の鍵はどこにあるのでしょうか。
追伸
ひよっこのために、今一度根本さんが言うロックマン等の解説があったら嬉しいです。
(Hさん)
ロックマン氏につきましてはこの辺が分かりやすいかと思います。
「ロックマン(岩男)と野良猫男子の違い。」
https://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/13698
あと私のブログには「検索窓」もついておりますので、そこで「ロックマン」とか入れると膨大な記事が上がってきますので、その量に絶望しながらも興味ある記事を読んでみられると良いかと思います。
スマホだったらページの下の方、PC、タブレットだったら右側にあります。
さて、今まで他人軸人生を歩まれてきて、さあ、いざ自分と向き合おうぜ!となったら疲れますよねえ。
「どうしたいの?」とか言われても「うーん・・・。うーん・・・。」となってしまうのも無理からぬことだと思います。
そして、みんながやってしまうように「カウンセラーの前でもいい子をしてしまう」「カウンセラーの期待する答えを返してしまう」「カウンセラーが言う通りの成果を出さないと罪悪感を覚える」みたいなことも起こりやすいものです。
その辺をどう緩和してあげるか?というのはカウンセラー側の配慮もあるんですけど、一方で、「そりゃそうだよねえ~」という風に受け止めることも大事です。
例えばHさん、こんな話を聞いたらどう思います?
「最近、体力が落ちてきてるので一念発起、ジムに通い始めたんです。パーソナルトレーナーを付けてあれこれやっているのですが、もうそれはそれは筋肉痛がひどくて。
今まであまり運動とかしてこなかったので、すぐに息もあがってしまって、トレーニングの日はそのあと何も手に着かないほど疲れちゃうんです。」
まあ、そりゃそうだよねえ、と思いません?
「筋肉痛がでたり、疲れたりってことはちゃんとトレーニングが効いてる証拠だから、だんだん慣れて来るし、大丈夫になってくるよ!」って思いません???
まあ、似た話はいろいろあって「久しぶりに海外に行ったら英語忘れてて全然言葉が出てこなくてビビったわー。」みたいなのもそうだし、「育児休業明けで職場に戻ったら全然頭が回んないの!前はできてた仕事も頭が付いて来なくて大変!」というのもそう。
カウンセリングにしても、自分と向き合うことにしても、始めから超快適で~、すごくいい感じなの~♪という風にならないんじゃないかと思ってます。
私もセッションもそうですけど、セミナーでも「自分が思っている以上に疲れてるし、頭もぼーっとしてるんで帰り道は気を付けてくださいね。特に段差とかでコケやすいですし、逆方向の電車に思い切り乗ってたりしますからね~」と話すことも多いんです。
だから、カウンセリングを受けて疲れるってことは「それだけ自分と向き合ってる証拠であり、それだけカウンセリングをちゃんと受けてる証拠」として受け止めてみて欲しいなあ、と思っているのです。
初めての習い事もそうですけど、やっぱりどう振る舞っていいのか分からないから、けっこうしんどくなると思うんです。
「これでいいのかな?」
「ここはどうしたらいいのかな?」
「みんなはちゃんとやってるのに、自分はできてないな」
みたいにきょろきょろしちゃうことだってふつうだと思います。
でも、だんだん慣れていくものです。
その期間は早い人でも数回はかかります。
>ありのままの自分を受け止められるようになる心の鍵はどこにあるのでしょうか。
おそらくHさんだけでなく多くの方が誤解しやすいことだと思うのですが、「ありのままの自分」というのは今の自分そのままなんです。
カウンセラーの前で素を出して、自分と向き合い、自分の心の中にある様々な感情を受け止めること、だけではないんです。
・カウンセリングを受けて疲れている自分
・カウンセラーの前で素を出せない自分
・旦那と向き合うのが怖い自分
・他人軸な自分
・ちゃんと自分と向き合えてないような気がしてダメな気分でいる自分
・自己否定ばかりしている自分
・これから先が不安でどうしたらいいのか分からない自分
・つい理想の形を追い求めてしまう自分
・いい子ちゃんになっちゃう自分
これ、全部、「ありのままの自分」です。
カウンセリングを受けて疲れてる自分がいるとするでしょう?
それが「ありのままの自分」なんですね。
でも、私たちはそこで「カウンセリングを受けて疲れるなんておかしいじゃん!」なんて「基準」や「理想」を持ち出して、そうなっていない自分を否定しようとします。
「そんなんじゃダメじゃん。カウンセリング受けてる意味ないじゃん」という風に。
でも、そうして基準を持ち出して否定してしまうのも「ありのままの自分」なんです。
自己肯定感というのは、その時々の自分を受け入れ、肯定することを意味します。
いきなりややこしい話ですが「自己否定しちゃう自分を肯定する」というわけ分からんことも必要になってきます。
さらにややこしい話ですが「自己否定しちゃう自分を肯定しようと思うのに、肯定できないことを否定しちゃう自分を肯定する」ということでもあります。
「ま、それが今の自分だもんね」という風に。
そうして、自分を受け入れていきます。
その次なんですね。「で、どうする?」と考えるのは。
「カウンセラーさんの前で素を出せず、カウンセリングを受けると疲れてしまうのが、今の自分なんだよなあ」
とそれだけ思っておけばいいんです。
そうすると、自分の変化にも気付きやすくなります。
「数か月前は素を出せずに疲れていたけど、最近はそういうことはなくなったなあ」という風に。
でも、そんな自分を否定してしまうとせっかくの成長も受け取れなくなりますね。
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他人軸人生を送ってきたのであれば、そうならざるを得ない背景があったはずです。
だから、今までの人生を否定する必要はほんとうはないんですね。
「そうならざるを得なくてそうなった」わけですから、誰にも罪はないわけです。
その背景を理解するための謎解き(?)はカウンセラーさんにお任せしたらいいわけでして、「ははー、そうか、お母さんが過干渉だったから私は自分軸を確立できなかったわけね~。なるほどー」と思えば良いんですね。
そこでお母さんが悪いとか、自分が悪いとか思う必要もありません。
ただ、そういう現実がそこにあるだけですから。
ということで、たぶん、旦那さんの関係を良くしようと頑張りすぎてるHさんがいるのかもしれませんね。
もう少しマイペースで行ったら楽になるかなあ・・・。
でも、まずは「慣れ」ですかね~。
★根本のセッションのご案内ページ
https://nemotohiroyuki.jp/counseling
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