助けたい人ばかりと恋をしてきた自立系武闘派女子がそのパターンを手放すとどうなる?(助けたい症候群の卒業式)



助けたい人に恋をすると、なぜか奴隷になったり、犠牲的になったり、ぼろぼろになってしまいます。それは助けたい症候群のせいかもしれません。
それを手放すとどうなるのか?考察して参りましょう。

いつも、お世話になっております。
今度セミナーに行くので、その時に聞けば良いかなぁとも思うのですがリクエストします。

先日、もう手放せている~!と思っていた彼のことが、手放せていないことに気づく出来事がありました。
そこで、1日かけて泣きながら彼への別れの手紙を書いたり、自分への手紙を書いたり、友達に今の心境を連絡したりしていました。
ご飯も食べずに泣きっぱなしで。
不思議な夢を見て、次の日の朝はスッキリして、どんどんスッキリして手放し完了間際?というところです。
スッキリすると、彼のことホンマに好きやったのかなぁ。とか助けたいだけやったのかなぁ。とか、いろいろ考えます。
私は今まで「助けたい」がベースで恋愛してきたので、これは本当に好きだったのかなぁ?どうなんだろう?と教えていただきたいです。
どっちも混ぜこぜ?で良いのかなぁ?

助けたいと思う自分を、これからも何度も手放していきたいのですが、手放していくと次は何が入ってくるのだろう?ってところも知りたいです。
楽しみにとっておきたい気もしますが。。笑

よろしくお願いいたします。
(Aさん)

>そこで、1日かけて泣きながら彼への別れの手紙を書いたり、自分への手紙を書いたり、友達に今の心境を連絡したりしていました。
>ご飯も食べずに泣きっぱなしで。

さすがは自立系武闘派情熱女子の鏡ですね!!(笑)
ここまでできるのは素晴らしいです!!
そしたら、スッキリしますよね!うん。素晴らしい!!

>スッキリすると、彼のことホンマに好きやったのかなぁ。とか助けたいだけやったのかなぁ。とか、いろいろ考えます。

手放すとこんな状態になることも多いんです。
・寂しいような、虚しいような感じがする
・心にぽっかり穴が開いたような気がする
・無気力になる
・彼のこと好きだったのか自信がなくなる
・私にとって彼って何だったんだろう?って思いが出てくる

つまり「助けることぞ、我が命!!」みたいに思ってたのが、その「助け」を手放したわけですからね。
それだけ「助けること」にエネルギーを注いできた証ではないでしょうか?

変な話「彼に恋をしていたのではなく、助ける必要のある彼に恋をしていた?」ってことなんですよね。
ちょっとショッキングかもしれませんが。

ただ、好きなもんは好きでしょうがないので、とてもシンプルに言えば、

「私は助けたくなる人のことが好き」
とか
「私は助けることが3度の飯より好き」

ということで、いいと思うのですね。

>どっちも混ぜこぜ?で良いのかなぁ?

いいと思いますよ。ほんと。

「助けたい」ってのは決して悪いことではなく、むしろ、素晴らしいことですよね~。

>助けたいと思う自分を、これからも何度も手放していきたいのですが、手放していくと次は何が入ってくるのだろう?ってところも知りたいです。

あんまりおもしろくない答えなんですけど、「助けたいと思う自分」を手放すと、「助けたい人を好きになる」のも「そうじゃない人を好きになる」のも選択可能になるんです。
例えば、彼氏に求める条件てのに「年収1000万以上」というのを付けてるとしますよね?
(え?うちの読者はそれくらい求めて当然ですよね??)

それを手放すと「年収は特に関係ないわ」ということになります。
「年収1,000万以上の人でも、そうじゃない人でも、私は幸せになれるから」と思えるようになるのです。

でも、不思議とそうすると「年収1,000万以上」の人との出会いが増えたりします。
これまた不思議なことですけどね~

だから、「助けたいと思う自分」を手放すと、「ほんとうに助けたい人」に出会うことも少なくありません。
この「ほんとうに」というのは「支えたい、一緒に成功したい、共に成長したい」等の要素を持ち合わせてる人、とも言えます。

Aさんがそういう恋をしてきたかどうかは分かりませんが、一般的に「助けたい人と恋愛する」という場合、その「助けたい」が補償行為的な場合も少なくないのですね。
つまり「助けたい恋をする=助けたい症候群」になっている場合です。

助けたい症候群というのは、色々な罪悪感がベースとなっているので、次のようなケースが出てきます。

1.何をおいても彼を助けることが主になるので、結果、奴隷のようになってしまい、彼の求めることになんでも応えようとしてしまう。

2.助けること(与えること)ばかりに意識が向くので、受け取ること(愛されること、助けられること)を自分に許可できない。

3.助けることがメインになるので、彼に助けを求めることなんてとてもできないし、仮にしたとしてもあっさり拒否される。

4.自分には何も与えるものがない、自分には何も価値がない、と言った思いから「助けたい」という思いにつながるので、犠牲的な恋が多い。(1と似ています)

5.仮に彼を助けることができて、彼が元気になったら、自分は必要ないと思ってしまう。

6.付き合っている間、罪悪感が常に伴い、自分ではダメなんじゃないか?もっとしなければならないんじゃないか?もっと頑張らなければならない?などの思いに駆られるようになる。

7.そうした要因が絡み合っているので、付き合っていくほどにボロボロになっていく。
8.これらの要素が絡み合っているので、恋愛をしているのに全然幸せを感じられない。

で、そうした「助けたい症候群」を手放すと、次のような状態になるのです。

1.彼が何かを求めて来ても、自分の状態によってNoと言えるようになる。

2.彼への愛情も感じるが、彼からの愛情も受け取れる。

3.彼に助けを求めることもできる。

4.自分の存在意義に価値を見出せるので、自分を安売りしない。

5.彼が元気になった分だけ、その恩恵を一緒に受け取れる。

6.付き合っていることで、自己承認がどんどん進み、ますます自分に自信が持てるようになる。

7.付き合っていくほどに元気になり、笑顔になり、「おっ!恋をしてるねえ~」という艶が出てくる。

8.幸せである。彼との出会いに感謝し、より幸せなヴィジョンが描かれる。

理想論みたいですけど、私と彼は「対等」なので、お互い与え、与えられつつ関係性を成長させていくことができます。
つまり、エネルギーが循環しているので決して疲れないのです。
もちろん、浮き沈みがあることもあり、彼とのことで悩むこともあり、また、辛くて号泣する日もありますが、それでも基本、愛を感じているので絆も感じられるのです。

助けたい症候群を突き詰めると、やはり「助けたかった人=親」であり、その親を助けられなかった無力感や罪悪感から、「助けたい人」を恋愛の対象にしやすいんです。

だから、彼のこととは別に、「私は十分親を助けて来たし、できることは全部やったよ」という自己承認が必要なんですね。

また、助けたい症候群にハマる人は、助ける才能を持ってる人も多いので、「助けたい人を助けるのは商売(ビジネス)にするといいよ」って提案をします。
カウンセラーやコーチやコンサルタント、セラピストなど、それそのままのお仕事もそうですし、サービス業であっても、OLであっても、「助けるのは仕事のときだけ」と割り切ることができます。

何も心身ともに全力投球で「助ける業」に徹しなくてもいいのです。

だって愛や助けを受け入れることだって大事だし、それがなければエネルギーは回らないですよね。
やがて枯れてしまいます。

一緒に成功したい人。
共に成長したい人。
愛し、愛されたい人。

そういう人を次の獲物にすると良いかと思います。
自立系武闘派女子にとっては、

「狩りたいし、狩られたい相手」

「撃ち落としたいし、撃ち落とされたい相手」

「攻めたいし、攻め落とされたい相手」

と言えば分かりやすいでしょうか?

すなわち、自立系武闘派女子が「ついつい本気になっちゃう相手」ですね。
そうすると、それまでの彼氏で特訓してきたことがめっちゃ生きますから、人生、無駄はねえーなー、と酒を豪快に煽りながら悟れると思います。

★助けたい症候群に陥りがちな自立系武闘派女子の恋愛講座シリーズ

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