与えて抜ける。



夕方、雑誌の取材を終えて一息つくと、なんだか気分がとても楽に軽くなってたのです。
その取材が始まるまでは、何か体が重たいような、「もしかして、何か拾ってきた?」的な気分が続いていたんですよ。
それがすっきり!となって、息子の遊び相手や晩御飯の準備にも快調に取り掛かることができました。

不思議なものですが、私、よくこういう経験をします。
今回は取材でしたが、カウンセリングの後に同じような体験をすることは頻繁にあるんですね。
朝から「だるーい」と思ってたのに、カウンセリングを終えたらスカッとしてた、みたいな。


カウンセリング中って自分のことより相手のことを考えますよね。
取材もそうです。記事になったときのことをイメージしつつ、タイトルや構成も少し意識しつつ、そして、何よりも編集者の方に理解しやすい言葉を選びながら話します。

そうすると、意識は相手に向きます。

しんどいときって、自分のことでぐるぐるとまわってしまうでしょう?
そのままだと、なかなか抜け出すことって難しいと思うんですよね。
周りが見えなくて、自分のことでいっぱいいっぱいになってしまうから、抜け出す口がないわけです。

そういうときに、誰か与える人を見付けて、与えることで、そこから抜けることができます。

私たちはよく「与えて抜ける」と表現するんですけどね。

もちろん、しんどさのピークにいる人やハートブレイクして間もない方にはそんな提案はしませんが、少しでも落ち着いてきたら、誰かに何かを与えることを提案することが多いです。

なかなかしんどい状況から抜け出せないなあ、という方、勇気もいりますし、依存心が足を引っ張ることもありますが、よかったらぜひチャレンジしてみてください。

「与える」とは「相手が喜んでくれることをしてあげて、自分を喜ぶこと」であり、うまく行くかどうかは別として、そういう心掛けで行動することで、しんどいところを抜け出せることが多いのです。

ちなみにこういうブログを書くことも、実は「与えて抜ける」ことになったりします(^^)


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