「友達いないんです」・・・友達って?どうやって作るの?



「友達がいない」というシェアをヒーリングワークで毎回頂きまして、あれ、僕のこと?と若干気になって文章を書いてみようと思った次第です。

#クライアントの相談・問題はカウンセラーの心理を投影していると言うできるので、私はカウンセリングでご相談いただいた内容を他人事にはせず、自分に置き換えることを常に意識しています。そうすると、よりクライアントさんと繋がれるような気がするので。

友達ってできる人は当たり前に、ふつうにいるように感じるのだけど、でも、はたと立ち止まると「え?誰もいないんじゃ?」と思ってしまうこともあるかもしれません。


友達というと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
以前、このテーマで取材を受けたことがあって、ちょっと思い出しながら書いてみます。

・悩みを相談できるし、相談してほしいと思える。
・無理を頼める
・一緒にいて安心感、ワクワクを感じる
・会ったり、しゃべったりするのが楽しみである。
・しばらく連絡を取らなくても大丈夫って信頼がある(男性に多い)
・じゃれあったり、アホなことをして楽しめる
・共通の趣味がある
・お互いの恥ずかしいことを知っている
・嫌なところもあるけれど、それ以上にいいところが勝っている
・相手が幸せになったら嬉しい、きっと泣ける(でも、少し嫉妬しても可)
・いいことがあったら知らせたい相手、知らせて欲しい相手

ほかにもありそうですが、思いついたのはこんな感じ。
でも、これすべてに当てはまるから友達、全然当てはまらないから友達じゃないってことじゃないんですよね。

それぞれ程度(濃度)がありますから、一概には言えないと思います。
これに全然当てはまらない友達もいると思いますし、全部濃密に当てはまる友達(とすれば親友でしょうけど)もいます。

私は「あなたが友達と思ったら友達だよ。」と思っています。
相手がどう思うか?ではなく、自分がそう思ったらOKだと思うんです。
そこが恋愛と違うところ。お互いにYesじゃなきゃいけない制約のないところが友達のいいところだと思います。

そういう意味では、僕は友達だと思ってるけど、相手は「知り合い程度」とか、「ただのカウンセラーの人」としか思ってない人もいると思います。
それでもいいんじゃないかな、と思うのです。それは恥ずかしいことでも、惨めなことでもないと思います。
友達だと思ってるから気軽に声をかけるし、誘うし、わがまま言うし、時には家にも泊めてもらいます。それが嫌な人はきっと距離を取っていくと思うので。

でも、どこかで「誰かの一番の友達であること」に固執することってありませんか?
「Aちゃんは私が一番の友達だと思ってたのに、彼氏の相談はBちゃんにしてた。なんかすごくショック」みたいなこと。

この「一番でいたい」という心理は、厳密に言うと友達心理とはまた違うもの。
「特別意識」の一つで、無価値感を表します。
私たちはみんな、一番に愛されたい、誰かの特別な存在でありたい、と思うものです。それが友達に対しても発揮されると、そういう心理になります。

とりあえずは、それを否定しないで欲しいのですが、そこに何か自信のなさ、怖れ、不安、痛み、があるのかな?お母さんやお父さん、きょうだいの中で何か問題があったかな?などと心を見つめ直してみるといいかもしれません。

恋人と違って、友達は何人いてもいい存在。
そして、たくさんいる方が楽しい存在。

僕の場合、何かしらヴィジョンを描こうと思うと、家族、友達と何か楽しいことをする、というのは必須項目。なくてはならないもの。
それくらい寂しがり屋なんだと思うのですが、だからこそ、一方的でも「友達」を増やしたいと思うのでした。

僕も以前は友達がいないと思ってましたし、悩んでました。女の子の方が好きだったってのもあります(笑)
でも、セミナーを通じて仲間ができ、仲間を超えて友達みたいな出会いをし、この仕事を通じて各地に友達ができていくと、昔からの友達も復活してきて、ほんと会いたい奴がたくさんいる幸せな状態になりました。
それでもまだ友達少ない方だ、と思っています。だからもっと増やしたいな、と。

友達はどうしたらできますか?と聞かれたら、僕はこう答えています。

「好きなもの、趣味を持つようにしてください。それは場所でもいいです。このカフェが好き、この美術館が好き、みたいな。そして、ちょっと勇気を出して、同じ趣味、好きな人が集まる場所、例えば、交流会、セミナーに出てみたり、通い詰めて常連になってみてください。同じ趣向を持った人たちが集まる場所だから、そこで自分と合う人はきっと見つかります。でも、一番大事なことは、友達を作りたいな、欲しいな、友達とこんなこと、あんなことしたいな、しゃべりたいな、と言う思いをちゃんと持つことだと思います。」


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