*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*
さて、前回お話した「癒し」を使う方法ですが、これを進めると相手のことを冷静に見つめることができるようになります。
感情的にならずに、相手のことを考えられる状態ならば、当面の有効な手段としてこちらを先に使ってみてもいいでしょう。
さて、その方法とは「理解」ということ。
相手を理解することで、苦手意識を薄めていく事ができます。
前回の「上から目線の人が苦手」という例では「上から目線で話をする人は、ほんとうは自信がない」ということが分かると相手をより受容しやすくなりませんか?
また、あなたが「気持ち悪い人」が苦手だとすれば、「なんでアノ人は、そんなに気持ち悪いことをするんだろう?」と考えてみるんですね。
人の気持ちが分からない(考えられない)人なのかもしれません。
自分のことをとてもちっぽけに扱い、粗末にしているのかもしれません。
自分のことが大嫌いで、全然愛されるにふさわしく無いと感じているのかもしれません。
正解は分からなくてもいいんですね。
でも、相手がそういう態度を取る理由が分かれば分かるほど、相手を理解し、そして、許すことができるようになるのです。
その時のポイントは「もし自分があの人と同じ行動を取るとしたら、どんな気分のときだろう?」と考えてみることなんですね。
もちろん、それだけで気持ち悪くなってしまうかもしれないけれど、この意識を持つだけで心は随分と軽くなっていくはずです。
私達は感情的に理解が進むと、自然と相手を受容し、許せる方向に向いていくものです。
そうすると苦手意識は克服され、好きになれずとも、まあ、付き合うことは可能になるんです。
#苦手な人と仲良くなろうと思わなくてもいいんです。そこそこ付き合えれば十分ですよね。
さて、次週はより苦手な人、虫唾が走る相手とどうしたらいいのか?を考えます。