少しずつ変わってきているけれどマグマの放出が止まらない。



それが私、と自分を受け入れてあげることも大切なことですよね。
ルールや理想を持ってしまうとそれだけで苦しくなってしまいます。
またそのパターンを持つ背景にも注目してみるといいでしょう。

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根本さん お久しぶりです。
今までのブログを探せばヒントや近い項目はたくさんあるんだろうと思いつつ質問させてください。

根本さんの自信のワークショップや講座を受けたり 当然ブログや本も読んでいます。
宿題もコツコツ取り組んできた つもりです。
少しずつ 変わってきた自分に喜びを感じる時も増えてきました。

けれども しんどさがぶわっとこみ上げてきて どうしても許せない物事が現れたり 怒りの感情を放出するところまで自分を持って行ってしまったりすることがあります。
まるで溜まったマグマの放出のように。

そして 落ち込みます また逆戻りかと。

いつになったら このような苦しさから開放されるんだろう その為には私は何をしていったらいいのでしょうか。

もしお時間があれば教えてください。
(Aさん)
***

もし、溜まったマグマが放出されるとするならば、それって良いことですよね。
そして、

>どうしても許せない物事が現れたり 怒りの感情を放出するところまで自分を持って行ってしまったり

ってある意味、ふつうのことかなあ、と思うのですが、そうではないのでしょうか。

「起きてることはすべて正しい」って見方をしてるんです。

許せない物事が現れるのならば、それが必要だし、それが正しいこと。
そことどう向き合い、それをどう乗り越えていくのか?の方が大切。

怒りの感情を放出する、とか、爆発しちゃうのであれば、それが必要で起きてること。
それだけため込んでいたのかもしれないし、あるいは、我慢が癖になっているのかもしれない。

もし、以前よりも変わってきて楽になってきているのに、感情の爆発やら何やらを繰り返すとするならば、「それが私」と受け入れる姿勢も大切だと思うんです。

情熱の女は人より感受性が強く、感情を感じやすいものです。
だから、他の人ならスルーできることもできなかったり、爆発すると猛烈な勢いで怒ることもあるでしょう。

でも、それが私、なんですよね。
良いとか悪いとか正しいとか間違ってるとかではなく、それが私、なんですね。

http://nemotohiroyuki.jp/column/12934

もし、Aさんが「こうあるべき姿」を持っていて、それを追い求めているとすると、やはり相当苦しくなってしまうでしょう。
あるいは「ルール」を制定してそれに従おうとすると、やはり苦しくなってしまうでしょう。
どちらも自分を縛るものですから。
Aさんが自由人であればあるほど生きづらくなると思いますし、感情も溜まっていきます。

よく耳にするのが「もういい大人なんだから理性的に冷静に振る舞わなきゃいけないのに私はいつも感情的になってしまう」というもの。
あるいは「きちんと言いたいことを筋道立てて伝えなきゃいけないのに、ついつい感情的になってしまう」というもの。

まあ、そうなったら理想的なんだけどできないものはしょうがないよね~、それが私なんだから~と受け入れていくことをいつも推奨しています。

そもそも「大人なんだから冷静に振る舞う」とあ「きちんと言いたいことを筋道立てる」とか外側に基準を置くと私たちは苦しくなっちゃうんです。

できること、できないこと。
向き、不向き。
得て、不得手。
あると思うんです。

主婦だからって料理が得意とは限りませんよね~
料理が苦手な主婦がいてもいいと思うんです。

だから、周りを評価基準にするのではなく、私、を基準にすることが大切なんですよね。

それが私だもんなあ・・・って受け入れてあげるのがまずは大切ではないかな?と。

そして、その上でもう少し背景を見ていきましょう。

>どうしても許せない物事が現れたり 怒りの感情を放出するところまで自分を持って行ってしまったり

なぜ、そうなんだろうなあ?って考えるのが私の仕事の一つなんですね。
そういう性格だとするならば、なんでそうなるんだろうなあ?って。

子どもの頃から我慢することが癖になっていた?
自分の感情を出すことははばかられる環境に育っていた?
感情的であることは悪いことだと教えられてきた?

もし、過去に身に着けた「心の癖」(パターン)があるとするならば、それを癒し、解放していくことも可能ですね。

こうした感情的なパターンが生まれる背景にはやはり父母との関係が影響してることが多いんです。

例えば、お父さんがすごく厳しい人で常に我慢を強いられてきた、とか、お母さんがヒステリックなタイプでそれゆえクールに振る舞わざるを得なかった、とか。

そうすると、例えば、お父さんを許せない分だけ、心の中にはずっと我慢することが癖ついた女の子が存在するようになるし、お母さんのことを許せてない分だけ、自分が感情的になることを許せません。

だとするならば、そこに注目していきましょう、ということなのです。

許しのワークショップでは、そんな心の解放を目指していきます。
そのために「敢えて怒りを出してみる」とか「寂しさを表現してみる」という時間を作り、心の中にある感情を解放していこうとするんです。

そうして、そのパターンを作る背景を癒していくと、この苦しみからは解放される、ということになります。

Aさんにとってどれくらい何を取り組まれたか分からなかったので抽象的になってしまいましたが、参考になりましたら幸いです。

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