女っぽくしてるのに男らしく見えてしまうのはなぜ?~セルフイメージと客観的イメージのギャップ~


自分で自分を評価している姿と、周りが見る自分のギャップが大きいと人間関係がうまく行かないことがあります。

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根本さん、はじめまして。
いつも学ばせていただいております。
私事ですが、ご相談させていただきたいと思います。
私の悩みなんですが、どうやら多重人格のような性格でして、周りからは、色んな人が私から出てくるそうです。自分では意識してないのですが、職場でも誤解されたり、友人もできません。
私の両親は私が21歳のときに離婚してます。お金や女性関係で残念な父親でした。
私は女性で、心も女性なのですが、周りからは、おかまやおなべなど陰口を言われ、正直辛いです。
服装もスカートやミニスカートですし、華奢なので、どこからみても女性です。
ここ数年は、恋人未満の彼がいます。
女らしく振舞っているにもかかわらず、何故男性ぽく見られるのか私には皆目検討がつかない状況です。
今年は36歳なので、このことが、どのように解決したら良いか御回答お願いできましたら幸いです。
自信をもって恋愛も楽しみたいです。
よろしくお願いします。
(Mさん)
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とてもミステリアスな女性、ということでしょうか。
“色んな人が私から出てくる”ということはそれだけ“女優”なのかもしれませんし、“器”がとても広い女性なのかもしれません。

誤解されたり、友人もできにくい、ということは、近寄りがたい雰囲気をまとっている可能性もありますね。

ただ、恋人未満の彼がいらっしゃるということなのですが、その彼との関係と、周囲から男性ぽくみられたりするのとはどのような関係があるんでしょうか?
周りからおなべだのおかまだと言われると、恋愛はし辛いもの?

ちょっとそこが引っかかりました。
彼氏や好きな人からもそんな風に見られてしまうのでしょうか?

正直に言えば「人がそう思っても気にしなくていいんじゃないの?」って思うんですよね。
人が男っぽく見たとしても、実際、自分が女子として意識してるならそれで問題ないんじゃないのかなあ?って。

やっぱり人目を気にしてしまいますか?
どちらかというと、男っぽく見られることよりも、人目を気にする方がほんとうの問題かもしれません。

男っぽく見られること以外でも人目は気になりますか?

スカートを着こなしていて、女性らしく振る舞い、華奢な体をされてるのに男性ぽく見られる・・・ということは、もしかするとセルフイメージと客観的イメージにギャップがあるのかもしれません。

先日、お茶会に来てくださった方もセルフイメージと周りからのギャップに悩まれてる方でした。
それで、お茶会で同じテーブルになった方々に自分がどんな人物に見えるのか聞いてみたらいいよって話をしたんです。
私もいろいろと話をさせていただいたんですけど、そこから分かってきたのは自分が思っている自分よりも、周りはずっと高評価だったってことなんです。

セルフイメージと周りの人が持つイメージのギャップはその差が大きいほど“嫌味”になるんですね。(セルフイメージの方がずっと低い場合)

例えば、井川遥さん似の女性が「私って全然きれいじゃないし、色っぽくないし!!!」って言ってたらむかつくと思いません?
例えば、東大卒男子が「俺、全然頭良くないんですよ」って言ったら「は?」って思いません?

でも、案外、両者とも“本音”なのかもしれません。(これ、実際、私のクライアントさんの発言ですし)
お姉ちゃんや周りにすごくきれいな人がいっぱいいて劣等感を感じたのかもしれないし、東大でほんとうの天才たちに出会ったら自分なんて・・・と思ってしまったのかもしれません。

ただ、本人は本音だったとしても、それが周りのお見立てとギャップがあればあるほど、人間関係はうまく行かないんです。

「私、きれいとか色っぽいとかよく言っていただくんですけど、姉や周りがすごく女性的できれいな人が多いので自信がないんです。」
「僕、みんなは東大だからすごいって思うかもしれないんですけど、でも、本当に頭のいい奴にいっぱい出会って劣等感ひしひし感じてるんです。」

もし、彼らがこういうコミュニケーション(すなわち、セルフイメージと客観的イメージのギャップに気付いてそれを埋めるコミュニケーション)ができるともっと人は彼らと付き合いやすくなるでしょう。
むしろ、「へえ、意外!あなたみたいなきれいな人(頭のいい人)でもそんな風に思うんだ!」って好感度も上がるかもしれません。

Mさんの場合も「自分では女っぽいと思うんだけど、周りは男っぽく見えるらしい」という“事実”を受け止めることがまずは大切だと思うんですね。

「私、男っぽく見えるんですけど、中身はめっちゃ女子です!」みたいに言えてますか?

その上で「なんで男子みたいなんだろう?」って研究していくんです。
「男じゃないもん!」って否定するのではなく、「なんで男みたいなんだろう?」ってそこを受け入れるわけです。

例えばMさんは「かっこいい女子」なのかもしれません。
いわゆるタカラヅカ的な。

あるいは周りの人とは違う雰囲気を持った個性的な女性なのかもしれませんよね。
だから、人はどう扱っていいのか分からず男性ぽいってなってるのかもしれません。
だとすると、これは個性で、むしろ、魅力の一つだと思うんですね。

まあ、この辺は想像(妄想?)になってしまうのでこれ以上はあまり語れません。
もしお会いする機会があればその辺も分かるのかな、と思います。
色々とインタビューしたいことがあるんです。

・多重人格ってどんなMさんがいるのかな?
・いつ頃から周りから男ぽく見られるようになったのかな?思春期とか?
・家族の中ではどんな役割をしてたんでしょう?
・お母さんを支えてた?
・まるでお兄ちゃんみたいな立場だった?
・お父さん代わりをしてた?
・そもそもどんな家(家柄)なのかな?などなど

残念なお父さんの影響も少なからずあるかもしれませんね。
あまりに残念でMさんがお父さんのことを「恥」だと思っていると、家のことは周りに隠してしまうようになります。
「お父さんどんな人なの?」って聞かれても「あ、う、うん。ふ、ふつうの人」って答えを濁しちゃうような感じで。
そうすると、周りからは「あまり心を開いてくれない人」に見えちゃうこともあるんですよね。
もちろん、自分ではそういうつもりはなかったとしても。

この辺ももっとお聞きしてみたいです。

もし、Mさんが人と違っているのであれば、それは本来喜びだと思うんですね。
でも、人目を気にして、みんなと同じになりたいと思っているのならば、個性は逆効果に働いてしまうでしょう。

その上で「私は私、人は人」という境界線をより明確に引いていくと逆に人間関係はうまく行くと思うんです。
つまり、人目を気にしなくなる生き方ができるようになるんです。

ちょいと妄想が多かったんですけど参考になりましたでしょうか?

要するに「そう見えてしまうのは何らかの原因がちゃんとあって、それは否定するものでもないし、むしろ、個性として受け止めてもいいんじゃね?」ということと「そうやって自分を受け入れていくとこの問題も解決しまっせ」ということをお伝えしたかったのです(笑)

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