情熱的な恋を求めるとかえって執着が手放せない!?
なかなか元彼への執着が手放せないというA子さん。
手放せた、と思ったら、また何かの拍子に気持ちが復活して来るとのことで、彼女なりに幾度となく手放しセッションをしてきました。
彼とは別れて以来、連絡は取っていないのですが、仕事上のつながりが薄く残っているので、直接はやり取りせぬとも何かの拍子に動向が耳に入ってくるのです。
また、思い出の街とか、食べ物とかを雑誌、テレビ、ネットで見てもやはり思い出してしまいます。
別れてかれこれ1年が経とうと言うのに・・・と彼女は嘆くのです。
周りは「さっさと次に行きなよ」と言います。
この1年の間に出会いもあれば、ちょっといい感じになりかけた彼もいました。
しかし、元彼と比較してしまうこともあれば、物足りなることもあり、いざ付き合おうか、ということにはなかなかならないのですね。
そういう時「なぜ、忘れられないのか?」とは考えずに「なぜ、忘れたくないのか?」と考える方が色々と心が見えて来ることが多いのです。
あんな風に私のことを愛してくれる人なんていない、という思い込みがあったり、まだまだ好きだったり、その彼との関係がとても幸せでインパクトが濃すぎたり、このブログでも色んなケースを紹介させてもらいました。
A子さんはとても情熱的なハートを持つ女性です。
見た目はそんな派手でもなく、女を主張するタイプでもありませんが、内に秘める想いはとても熱く、恋愛でもとことん彼を愛そうとするタイプ。
だから、この1年で出会う男性も「どれくらい私のハートに火が付くのか?」が選択基準と言ってもいいくらい。
だから、出会う男性に対して「とてもいい人で、優しくて、穏やかで、きっとこんな人と結婚したら幸せなんだろうな、と思うんですけど・・・」と感じてしまうのです。
そっか、執着していること自体が刺激的なんだ・・・。
ある時、そんなことに気付きました。
もう手に入らない元彼に執着することが彼女の情熱を掻き立てる刺激になってしまうのです。
これ、もう本能的というとあれですが、「性(サガ)」なんですよね。
習性というか。そういう属性というか(笑)
自分が情熱的に生きるように勝手に心が動いて行ってしまうのです。
だから、いい意味での開き直り、前向きな諦めをまずはお勧めするんです。
元彼のことをこうして執着するのはそれだけ刺激を求めている証拠。だから、次に行こうと焦ることなく、まずはその気持ちを受け入れて行きましょう、と。
無理に手放そうとするのではなく、「そのうち去っていくよ」と言う気楽な気持ちでいるのが本当はいいんです。
じゃあ、このまま恋ができないじゃないのよ!と思いますよね。
そういう時も大丈夫です。
「刺激」を探して行きましょう。
どこに?
自分の内側に。
外に求めると、どうしても受け身になりやすくなります。
勝手に自分の情熱が目覚めることを期待してしまいます。
しかし、そういう意識でいると相手次第になってしまうのです。
あなたの中にある、内なる情熱を目覚めさせましょう。
どんな恋をしたいのか?元彼への執着を怖れずにどんどんイメージを広げて行きましょう。
どんなデートがしたいのか?実際に、そのコースを思い描いてもいいでしょう。
あなたなら街をどんな風に彼と歩きたいですか?車なら?
どんなセックスがしたいでしょう?
彼にどんなサプライズな喜びを与えてあげますか?
そう「与える」ということがあなたの内なる刺激を呼び起こす秘訣になります。
どうしたら彼が喜んでくれるのか?
どんな風に彼を喜ばせてあげたいのか?
「相手によって変わるから」というのも確かにありますけれどね。
でも、どんな相手でも「自分なりの愛し方」はきっとあるはず。
そうした「与える」意識で自分の内面を開いていきましょう。
そうするとあなたは「愛したく」なります。
それが一番刺激的なことなんですね。
どのように愛してあげようか、という意識が確立されたとき、あなたはきっと気付くんです。
穏やかな彼でも、情熱的な彼でも、相手はどちらでも構わないことに。
※これに類する記事として「30代になるとどうして情熱的な恋ができなくなるのか?」というブログを書いています。そちらも参照くださいね。