執着を引きずっている間に付き合う相手は自分を傷つける人を選びやすい。



ラブ・カウンセリング

失恋して元彼への執着がまだまだ強いとき。
その感情としっかり向き合って自分を見つめ直したいときなのですが、やはり痛いし、寂しいですよね。
そういう時はそんな自分を受け止めてくれる腕に惹かれやすいもの。

ある女性の話です。
長く付き合っていた彼と別れてどん底にいた頃、友達がやっている店で知り合った男性がよく話を聞いて慰めてくれていたんですね。
それで気を許してしまい、男と女の関係に。
実はその友達からも「彼だけはやめとき」と言われていたんですが、どうも止められず。
結局彼は体目当てで近づいたみたいですが、彼女も寂しさを紛らわせるために分かっていても止められず、そのままずるずるとしばらく関係が続いてしまったそうです。


「そんなに魅力的な彼だったの?」と聞くと「全然そうじゃないですよ」って彼女は笑います。

でも、彼女のように失恋した後にさらに自分を傷つける人を選びやすいのはなぜなのでしょう?
その一つの理由は、あまりにその失恋が痛すぎて、違う刺激でごまかしたい、というもの。
例えば、歯が痛くて眠れない時に、頭を思い切りぶつけたら、一時的ですが、歯の痛みは忘れられますよね?
それでは全然解決しませんが、それくらい痛みに心は悲鳴を上げているのです。

そして、そのさらに奥、深層心理で何が起きているかと言うと、実はそういう相手を無意識に選ぶことで自分を罰しているのです。
言い換えれば、「自分は全然魅力的じゃないから元彼ともうまく行かなかったんだ、、、」ということを証明するために、敢えて傷つくような相手を引き寄せるんですね。

傷に塩を塗り込むような行為なのですが、それくらい自分をめちゃくちゃにしてやりたいという自己嫌悪がその裏に隠れています。

もちろん、その時期を抜けたら「なんであんなことをしてたんだろう?」という人もいます。
ある人は失恋の痛みが大きすぎて、短期間に何人もの人と関係を持ってしまいました。

自分をそれだけめちゃくちゃにして後悔することも少なくないのですが、逆に、そこまで傷つけないと気付かないものもあるのかもしれません。

ある時、ふと目が覚めるように「もう、こういうことは辞めよう」と思える時期が来るんですね。
それは友達の言葉やお母さんの涙がきっかけになることもありますし、ある時ふと悟ることもあります。

「もう、自分を傷つけることはやめて、もっと大切にしてあげよう」

私も以前はそういう方とお会いするたびに「自分をもっと大切にするために、できればそういう関係は止めたいよね。」とか「今の相手はあなたを幸せにしないと思うよ」って伝えることが多かったんです。

でも、最近は少し変わって来て、自分を傷つけることは良くないし、止めたいのだけど、そういう相手を選ぶ理由がきっとあるんだろうな、と思うようになったのです。
そういう経験をしなければ気付けないものがあり、その経験を通じて元彼との痛みも手放せて行くのかもしれません。
だから、「そういう自分も許してあげましょうね。愛してあげましょうね。」とお伝えするようにしています。

そういう相手を選ぶこともそうですが、「いけないことをしてる」と思うことでまた自分を責められるんですね。

そして、「自分を傷つけたくてやっているんだ」と気付けたら、きっとやめられます。
「あたし、何してるんだろ?」ってばかばかしくなるんですね。
そういう日が必ず来ます。
だから、その日を気長に待ってみようと思うようになったのです。

傷つく相手を選ぶのもまた意味があること。
それを含めて自分を許し続けることが、失恋の痛みから抜け出す方法と言えそうです。

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