以前にも似た話を書いた記憶がありますが、やはりよく目にするケースですので、再び取り上げたいと思うのです。
「いい子」「優等生」「頑張り屋さん」だったり、「長女気質」の方は、つい何事にも全力で頑張ってしまう傾向があるみたい。
決して悪いことではなく、むしろ、人望も信頼も集めるし、いいこともたくさんあるのですが、でも、疲れやすい側面や受け取り下手な一面を持っています。
一言で言えば、不器用、ということでしょうか(思い当たる方、痛いですよね?すいません)
恋愛が終わりに差し掛かる頃、その頑張りや我慢、犠牲がどんどん心には負担となってきます。
そして、疲れてどんよりした気分になったり、それすら麻痺して機械的になったりして、好きな気持ちは分からなくなり、なぜ、付き合っているのかも見えなくなったりするんです。
そして、別れた後・・・。
どっと疲れが出てしんどくなってしまうケース。
なぜか分からないけれど、ホッとしてしまうケース。
そして、心の中から強い感情が出てきて止まらなくなるケース。
一つ目。そのままかな。ゴールで倒れるマラソン選手のように、その恋を全力で駆け抜けたのでしょう。
でも、途中から、恋が楽しくワクワクするものから、辛く、我慢するものに変わってしまったのかもしれません。
恋にも燃え尽き症候群ってあるんです。
次の恋?もうしばらくいいわ・・・と投げやりになってしまう可能性も。
しばらくは意図的に自分を休めることをお勧めします。
どのケースにも共通しますが、やはり頑張りすぎる自分を認め、肩の力を抜いて生きるコツを身に着けていく必要があるんですよね。
二つ目。三つ目にかぶるのですが、もう抑えきれない感情が溜まっていたのかもしれません。犠牲や我慢を繰り返し、このままではもう駄目になる、と思ったときの別れ話だったのかもしれません。
好きな気持ちもあり、寂しさも、悲しみもある一方で、なぜかホッとしている自分がいる。
そこにいい子ほど「罪悪感」すら持ってしまうものですが、その必要はありませんよね。
それだけ頑張った自分を認めて、少し休みましょう。
そして、心の中に溜まった感情をお掃除してあげることが大事だと思うのです。
そして、三つ目。
寂しさや悲しみがあふれ出てくる・・・
好きな気持ちがあふれ出てきて苦しい・・・
怒りがあふれ出てきて止まらない・・・
等々、いい子して我慢してきた感情が、別れた後、ようやく感じることができて、あふれ出てきてしまうのです。
特に怒りはすさまじいことも少なくなく、別れた彼にどうしても伝えておきたい、とか、このまま黙っているのは嫌だ、みたいな復讐心や時には呪いみたいな気持ちになっていくこともあります。
感情って我慢すればするほど、心の中で大きくなり、凶暴化します。
付き合っている間、我慢してきた感情は、別れた後、処理しなければいけなくなるんです。
それって切ないですよね。
付き合っている間にできるだけ、本音のコミュニケーションを心がけたいです。
いい関係を築くためにも。
さて、別れた後にあふれた感情・・・カウンセリングではセラピー(イメージワークなど)を使って癒していきます。
目の前に、元彼が立っているとイメージし、言いたいこと、言えなかったことをどんどん伝えてもらうんです。
そうすると、彼はそこにいないのに、彼に言ったのと同じような効果を体験できるんです。
私もよく使う手法なのですが、とてもパワフルで効果的で驚くことが多いですね。
でも、とにかく感情は吐き出すことが大事。
ノートに書き付けても、人に話しても、セラピーを受けても、何でも構わないんです。
気持ちをできるだけ吐き出すこと、お勧めしています。
参考になりましたら幸いです。