<リクエスト>
人を好きになるということが、どういうことなのかよくわかりません。
最近は、パートナーシップは実は「たたかい」なのでは?と感じています。
相手を大切にすることと、自分を大切にすることとの「たたかい」。
相手を信頼できるか、できないか(自分が信頼しようと決意できるか、できないか)の。
豊かな信頼関係を築けるか、勝ち負けの小競り合いに陥るかの。
自分らしくいられるか、相手のペースに呑み込まれるかの「たたかい」・・・
人を好きになるには、自分として責任や覚悟が必要なのかなと
感じるのだけど、そう感じる私がカタイのでしょうか。
今よりもっと自由に恋愛に踏み出せる視点を教えてください。
(shioさん)
<根本からの回答>
「たたかい」というと、ケンカとか主導権争いとか、依存の取り合いとか、そういうヘビーな印象を持ってしまうんですけど、shioさんがイメージされてる「たたかい」というのは、必ずしもそうではないような感じですね。
相手や自分を大切にすること、
豊かな信頼関係を築くこと、
自分らしさを失わないこと、
相手のペースに振り回されないこと、
これらは、どれも恋愛の上では大切なことだと思うんです。
それを「たたかい」と称して、前のめりに(積極的に、前向きに)相手と向き合えるのであれば、何も否定されるもの、カタイと卑下されるものではないんじゃないかな・・・と僕には感じられてしまうんです。
ただ、この「たたかい」はテンション高め、ココロ元気なときじゃないとしんどくなってしまうかもしれませんけれど。
僕からすれば、shioさんに付け加えて欲しいポイントは「楽しむこと」と「気持ちいいを大事にすること」かな・・・。
恋愛って苦しいことも多いけれど、楽しい面もたくさんあるんです。
街中をニコニコしながら歩いてるカップルって意外と目に付きません?
それと「気持ちいい」って別にエッチなことだけじゃなく、「彼と一緒にいられて気持ちいい」とか「この恋する気持ちが気持ちいい」とか、そういうものも大事。
いわば、そういう「感じること」だと思うんです。
きっとshioさんは、理解できることはほとんどクリアされてると思うので、後はココロに委ねてみるのはいかがでしょう。
いいな、と思った人に、いいと思ってるんです、と伝えてみるんです。
ココロのままに、自分が感じてることに素直になってみるんです。
これは恋愛に限らず、日常生活のあらゆる場面で応用がききます。
ただ、このアプローチは、shioさんを自由に解き放ってくれる一方で、過去のトラウマ(例えば、好きな人に好きって言ってえらく傷ついた過去)がぶわっと出てきてしまうことがあります。
そういうときは、我ら、専門家にお任せ下さい。
癒すべき痛みが出てきた・・・そうすると、また頭も心も柔らかくしてあげることができます。
過去に恋愛で傷ついた(あるいは人間関係で傷ついた)経験は、私達を臆病にしてしまいます。
そうすると「いいな」と思う人が現れても、なかなか身軽に近づくことができません。
だから、できるだけ心の痛みも解放し、癒してあげることが大事なんです。
今より心が軽くなった分だけ、きっともっと簡単に恋愛に踏み出せると思います。
これは僕の直感なんですけれど、文面を読むに、もう恋に踏み出す準備はできてるみたいなので、後はその勇気だけかな、という気もしますよ。
=お勧め!エクササイズ=
【パートナーがいらっしゃる方へ】
ズバリ「愛の告白」をしてみると吉。
考えることから、感じる方へ、シフトチェンジ。
上級編は、相手の目を見つめて、『大好きです』もしくは『愛してます』としっかりカツゼツ良く伝えることです。
そのドキドキ感に、かなりロマンスが戻って気やすくなるはず!
【パートナーがいらっしゃらない方へ】
「好き」なものを「好き」という練習をしてみましょう。
人に言えなくても、自分の中で、「これがすき、あれ好き」と意識してみればOK。
上級編は、それを人に伝えること。
友人や家族でもいいし、例えば、花屋に入ってお気に入りの花に「わたし、このお花、めっちゃ好きなんですよ」って言ってみるんです。