なぜ何度もロックマンを引き寄せてしまうのか?



ズバリなネタをありがとうございます。
改めましてロックマン氏の特徴を並べてご理解いただくと同時に、何度も彼らを引き寄せてしまう2つの理由をご紹介します。
そして、その後、自分とどう向き合っていけばいいのかをご提案させていただければと思います。(丁寧)

皆大好きロックマン問題についてリクエストです。
お聞きしたいのは、なぜ何度もロックマンを引き寄せてしまうのか?です!

3年ほど死闘を繰り広げたロックマンとは付き合うこともできず自然消滅。
やはり仕事が私のライフワークだと思い、理想の職場を求めて行きついた先、私にとって最高の現場で出会ってしまいました。ロックマン2号です。
出会って3ヶ月ほどでその片鱗を見せ始め、半年経った今では私にだけ塩対応の立派なロックマンが出来上がりました。恋愛関係は一切無いです。

最初は「またか…もうロックマンはこりごりだぜ」と思っていたものの、武闘派女子(突撃部隊)の運命なのか最近彼のことを好きになってきてしまいました。
さすがに2回目なので自分軸もすっかり出来上がり、彼については特に言うことは無いのですが、こうもロックマンを引き寄せてしまう状態は何なのでしょうか。

家族関係については15年音信不通だった父と近年再会し愛を受け取れるようになりました。陰謀論にどハマリしている母には近づき難いですが折り合いはつけています。
とは言えまだまだロックウーマンな自覚はあるのでその辺りでしょうか?
(Aさん)

「みんな大好き、ロックマーン!!!」と武道館でみんなと一緒に叫び、岩塩を餡に練りこんだ「ロック饅」をコンビニ各社で発売する目標に向かって頑張りたいと思います!
応援よろしくお願いします!
クラファンもやっちまうぜ!

・・・もしこれが大盛り上がりを見せたらすごく気まずいので「これはシャレなので本気で受け取らないでください」と恥ずかしくも告知させていただきたいと思います。

ということで、なぜ何度もロックマンを引き寄せてしまうか?というお話をゴリゴリにしていこうと思う次第です。

これは「なぜあたしはロックマンを製造し続けてしまうのか?」「なぜ付き合う男がどんどんロックマン化するのか?」と関連しており、また「なぜ何度も野良猫男子を引き寄せてしまうのか?」にも通じるネタとなるはずです。

ロックマーン、中身は5歳児~♪
ロックマーン、実はガラスのハート~♪

と我がブログではいじくり倒されているロックマン氏ですが、正確に評すれば「自立の自立」というカテゴリに属する男子たちを指す言葉です。(正式な心理学用語ではないと思うのでその点含みおきください。)

なお、「自立の依存」というカテゴリにあるのが「野良猫男子」です。

そして、その「自立の自立」の女性版が「ロックウーマン」と呼ばれるもので、別名「鉄仮面ちゃん」という呼称もあるのですが、うちでは定着しませんでしたねえ。

この「自立の自立」というのは、単なる自立ではなく、自立している人の中でもさらに自立的な人を指すとご理解いただけたらと思います。

・感情は基本抑圧し、それを表現することはあまりない
・思考が優位であり、理屈や論理を得意とする。
・過去に数多くの傷を負った結果、“心を岩のように固く閉ざしている”という経緯からロックマンと呼ばれる。
・基本的に自己完結した人生を送っている。
・他人と距離を置いて、というか、壁を作って付き合っている。
・親密感への恐れを非常に強く持っている。(それだけ傷ついてきたから)
・自分の領域に入ってくる者は敵とみなして攻撃する。
・相手を思い通りに支配することを望み、そうならない場合は攻撃するか切り捨てる。
・そのためモラハラ的行動をとることも少なくない。
・競争心が強い、もしくは、燃え尽き症候群(無気力)に陥っている。
・表面的な態度と本音がかなり食い違っている。
・思考重視なので仕事がデキる人が多い。
・距離のある人に対しては優しく振舞うこともでき、いい人と認識されていることも多い。
・「俺はできるんだぞ!」と自信を見せる場合もあるが、ほんとうは自信がない。
・非常に恥ずかしがり屋で寂しがり屋で、怖がりである。
・他人に対して強く警戒心を持ち、安易に近づかせない。傷つくのが怖いから。
・自立し始めた時期が早ければ早いほど、本体は5歳児である。
・心を許し始めるとずっと抑圧していた依存心があふれ出して態度が一変する。
・男性性が強い、と言われるタイプだが、真実の男性性ではなく「傷ついた男性性」である。

さて、そんなロックマン氏なのですが、「従順に自分の言うことを聞く人」に対しては紳士的な態度を取ることが多く、また、仕事がデキるし、論理的だし、なんなら正論をぶちまけたりするので周りの人は尊敬しつつ、恐れつつ、あまり彼に反抗をしません。

そうして自分の思い通りにコトが進むことを望んでいるわけです。

なぜかと言えば、感情を揺さぶられることが嫌いだからです。

だから、感情を揺さぶるような態度を取ったり、反抗したり、意見を申したりする相手は「敵」ですから、徹底的に攻撃して自分の優位性を示そうとします。

相手を支配したいわけですから、支配できないと分かった瞬間に攻撃的になるのです。

それが時には暴言になり、暴力になることだってありますが、彼はその正当性にこだわるので謝ることが苦手です。

それで人が自分から離れていき、孤立化することが多いのです。

ほんとは寂しがり屋なんですけどね、一人になっちゃうんです。

さて、そういう男を好きになる人ってどんな人なのか?を考えてみるわけです。

ひとつは、そんな彼の心を見透かし、助けてあげたい、癒してあげたい、と思ってしまう、天性の癒し人みたいな人です。

女性性がものすごく豊かで直感感性に優れ、ロックマン氏が構築した理論武装など気に留めずにその奥の傷を見てしまうタイプです。

彼女たちの多くは「助けたい症候群」に陥っており、さかのぼれば、たいてい「父」もしくは「自立的な母」もしくは「兄」などを助けたかった方々が多いもので、「父を助けられなかった」という無力感から、父を投影するロックマン氏に惚れる、という側面もあります。

もうひとつは、「同族」な方々でして、要するに彼女もまたロックウーマンであるわけで、似た者同士ってことになります。

旅先で出会った同郷の人!みたいな感じで、「お互いしゃべらなくても通じ合える」みたいな錯覚を起こすことも多く、そうじゃなくても相手の気持ちがよく分かるのでつい気になってしまうのですね。

もちろん、この2つのケースのミックスというパターンも存在します。

で、Aさんにおかれましてはロックウーマンの自覚があるとのことですから、そこを中心に話をしていきましょう。

ロックマン氏vsロックウーマン嬢というのはたいてい激しいバトルが展開されることが目に見えていると言ってもよく、もちろん、激しいバトルと言っても冷戦のケースもあるわけですが、ポイントとなるのは「競争心」です。

ここ数日繰り返し出てくるテーマですね。

無意識のうちに、どちらが上か下か、どっちが偉いか、どっちが正しいか、強いか、と言った競争心が出てきて張り合ってしまうわけです。

もちろん、仕事上の付き合いでいれば、あれこれと意見してしまい、そのつもりはないけど、相手の意見を否定してしまうこともあるかもしれません。

また、Aさんが仕事がデキる方であったり、口が達者であったり、けっこういい提案をしちゃうタイプであると、相手は「警戒」するんですね。

彼の競争心を刺激し、「こいつ、俺の地位を奪おうとしているのではないか?」と思わせてしまうわけです。

また、いちいち言動が正しくて「まあ、確かにAさんの言うことは一理ある」なんて思われると、彼の中では「Aさんに負けてる感」が出てきます。

そうすると、彼の中でAさんは敵認定されてしまうわけです。

もちろん、Aさんとしてはそんなつもりは露ほどもないかと思いますが、何かしら見知らぬところで出ちゃってるのかもしれません。

そうすると「なんかあたしにだけ冷たい」という態度を取られるようになるのでしょう。

ただ、まあ、他にも考えられる背景というのはありますが、もっと情報をいただく機会があればお話しできることもあるんですけど、その辺はまた機会を改めて、ね、ま、そういうことだから。察して。笑

こういうのは巧みな営業術というのでしょうか?
それとも露骨なお誘いに見えるんでしょうか?

まあ、それはともかくですね、Aさんのお話に目を通せば、Aさんは彼らに誰を投影しているのでしょう?父でしょうか?パパでしょうか?オヤジでしょうか?という疑問が湧くのですけど、、、。分かります???

「15年音信不通だった父」というパワーワードが見えまして、そこに何があったんだい?とお聞きしたい次第です。

最近再会して関係を改められたことはたいへん素晴らしいことなのですけれど、ね。
やっぱりそれまで何があったん?という点については押さえておきたいわけです。

つまり、「今の父」とは関係が改善されたけど、「昔の父」とはどうなんだ?という話です。

だから、改めて父との間に何があったのか?それをAさんはどう受け止めているのか?について振り返ると同時に、「もし、自分が父を助けたいと思っていたならば・・・」「もし、万が一、あるわけないと思うけど、自分が父のことを大好きだとしたならば・・・」なんて想像をしてみるのも良いかもしれません。

そして、「昔の父」に対して未完了な感情をあれこれと解消していくことを目指したいものです。

こうしたプロセスはけっこう大変なことも多いのですが、「今の父」と仲良くなっている分だけ、そんな苦痛ではないはずです。

見るべきポイントは「感情」です。理屈ではありませんので頭で理解できても心が納得してなければいけません。

自立するとつい「思考」で物事を見てしまって「感情」をないがしろにしやすいのでご注意です。

また、それと関連すると思うのですけれど、なぜAさんはロックウーマンになったのだろう?という経緯についても振り返っておきたいものです。

そこまで自立しなきゃいけないのはなぜなのか?ということを知りたいわけですね。

だから過去の恋愛はもちろんですけど、いろんな人間関係全般に視野を広げてみたいところです。

ここでは父だけでなく、母との関係もクローズアップされることが少なくありません。

母ってのは女性としてのモデルですから何かしらの基準になってるわけですね。

そして、おそらくですが、その自立を手放していくことが目標になると思います。

すなわち、カギは女性性ってことです。

ロックマン氏愛好家のみなさまはロックマン氏が好きなのでロックマン氏と幸せになりたいと願うわけですが、Aさんはどうでしょうか?

ただ、まあ、その答えがなんであったとしてもプロセスはあまり変わらず、Aさんの本質的な部分だったり、才能だったり、本来の姿だったり、というのを見ていきたいと思うのです。

そうして自立的に頑張って生きることが果たしてAさんらしさなのかどうか。
頑張るのが好きならば、どう頑張るのがいいのか。
女性性と男性性のバランスをどうとるのがAさんらしいのか?

生きにくさの解消と言ってもいいのですけどね。

もし、ロックマンのひょうに傷ついた男性を癒す才能があるならば、その方向にもう少し舵を切りましょう。

女王様マインドを大量にお持ちであるならば、さっさと戴冠式をして国を統べたほうが早いでしょう。(この場合の国が何に当たるのかは要検討ですけどね!)

本来はプリンセスなんてケースもなくはないですけど、、、ロックウーマンにまで上り詰められた方はたいてい女王様なので、そこはしゃあないと思ってください。

なぜか同じような人に惹かれるってことは、そこに何らかの要因があるわけですね。
もちろん、それは悪いことでは全然ありません。

その好きになる人を通じて自分を知り、さらには、自分の課題を見つけ取り組むことで、本来の自分らしさを取り戻していけるんです。

そういう意味ではロックマン氏というのはダシになるわけですけどね。笑

そうして自分に隠された魅力、価値、才能などを見極めていくと、もっと楽に生きられるようになるし、前向きになれますので、ロックマン氏を手籠めにするのも、彼を手放してヘラクレス君を探す旅に出るのも楽しみながらできるようになると思うのです。

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東京:1/13(月祝)12:00-17:00
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