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野良猫男子くんを追いかけまわして「よっしゃ、あと一歩や!」というところまで追い詰めたとき、思い出していただきたいお話です。
「ほんとに彼でいいの?あなたは彼に決めてるの?」という質問です。これに胸を張ってYes!と答えられますか?
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社内の14歳年下の野良猫と付かず離れずの関係を3年ほど続けてる情熱女子40歳Yです。
物心着く前に親が離婚し、幼少期は祖父母に育てられた彼。社会人になり、結婚したいくらい好きな彼女がいたのに、仕事に夢中になり音信不通で振られた彼。
20歳で結婚し、直ぐに不倫を始めた旦那と18年家族してた私。
慰めるようになんとなく始まった関係ですが、最初はそれはもう情熱的にアプローチしてくれたけど、いざおっ始めようとしたら、お子さん居るのにこんな関係ダメだ。。とシャッターを高速で降ろされ。。
勿論火がついた私は、そっと叩いてみたり、ぶち抜いてみたり、離婚してみたり。。
彼は彼で、そっとシャッターを上げたり逃げ回ったり、新しい彼女作ってみたり。。
私が離婚でバタバタしてる間に、逃げるように彼女を作り、落ち着くと尻尾振ってやってきて、離婚が決まると体の関係を持ち、彼女に浮気がバレて修羅場になり、二度と会わないと言わされるも、こっそり二股。。
結局彼女の束縛に耐えきれず別れ、晴れてフリー同士。
勿論野良猫なので、すんなり付き合うわけでもなく、彼の調子良い時を隙を突いて狙う日々が、かれこれ一年。。
最初は関係を持つたびに、もう終わりにしよう。
俺はまともに生きたい。と、強制シャッター。
最初はいちいち泣いてましたが、そのうち、あらそうー、ふーんとかわせるようになり、最近では、もう俺は逃げられへん。。とボヤくように。。
根本ブログではテンプレの、よくある野良猫と情熱女の闘いですが、やっと罠の真ん中にまで来た野良猫を、最終括り付けるにはどうしたら良いか困ってます。
先生助けてー!!!
(Yさん)
意外と最近野良猫ネタを扱っていないなあ、と思いまして。(カウンセリングとかYoutubeライブ配信とかではよくありますけど)
さて、彼の生い立ちを見れば、わずか2行ですけど十分野良猫気質が備わっていらっしゃるようで、そんな彼をかれこれ3年も追いかけてるYさんも名うての野良猫でいらっしゃるようです。
なので、Yさんのような状況にいらっしゃる方にお聞きする“儀式”がありまして。
「で、Yさんはほんまに彼でええのん?Yさんは彼に決めてるの?」
今までの関係ってどっちかというと「逃げ惑う彼を狙う狩人なY氏」だと思うんですね。
彼が逃げたり、寄ってきたりしている中で、Yさんはひたすらチャンスを狙って一撃必殺を狙うハンターなわけです。
その逆のパターンってありました?
彼がワーッと迫ってきて、思わずYさんが逃げちゃった/シャッター下ろしちゃったということ。
そうすると「罠の真ん中にほいほいやってきた彼をいざ捕まえん!」と意気が上がるところなのですが、果たして「Yさんは彼に決めているのだろうか?」という部分が気になってくるんです。
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野良猫の野良猫好きってのは、うちのブログを読まれてる方なら耳にしたことがあるかと思いますが、ふつうはYさんと彼のように「追いかける側」と「逃げる側」に役割が振り分けられます。
そうするとついつい自分が野良猫であることを忘れてすっかりハンター気分になり、「よっしゃチャンスや!今や!行ったれ!」とトリガーを引くわけですが、そうして彼を見事射止めた後にやってくるんですねー、思い出すんですねー。
「あ、あたしも野良猫や。こんなん怖いわ。あかんわ。よう近づかんわ。ヤバいわ」って。
中にはそれを察してトリガーを引けずに、罠に引っ掛かろうとしてくれた彼をまんまと逃がしてしまう方もいらっしゃるんです。
でも、それはそれでまた「追いかける」といういつもの慣れてる役割に戻れるので、意気揚々と再び罠を仕掛けに走るんですけどね。
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ということでYさん自身の話になるのですね。
20歳で結婚して旦那にすぐに女ができて、それで18年を過ごされてきたわけですが、その間、Yさんはどんな妻をやってきたんでしょうか?
我慢する妻?
それとも適当に遊んでる妻?
それとも夫への恨み辛みの炎を燃やし続けた妻?
あるいは夫への興味は薄れ、もっぱら自分の世界に生きてきた妻?
Yさんの生い立ち等は実際お会いしたときにでもお聞きするとして、少なくても、不倫に走る旦那の元で18年もああだこうだと葛藤してきたならば十分野良猫化しちゃいますよね?
男性不信、ありますよねー?
男の人が私だけを愛してくれる!なんて信じられないですよね?
私と深い仲になったら絶対浮気される自信ありますよね?
それと同時に、そんな結婚生活を送ってきたうえに、野良猫な彼氏に振り回されてきたならYさんも十分に学習しましたよね?
「いざとなれば男を作っちまえばいいじゃん!!」って。
そういう話をすると「ええ、あたしはそんな女じゃないですよー。一途ですもん。事実、今だって彼だけをずーっと追いかけてるんですからー」などと反論されるのですが、その数か月後に「誠に申し訳ございません!根本さんのおっしゃる通りでした!かくなる上は指を詰めさせていただきやす」と土下座される方がけっこういらっしゃいまして。
「追いかける側」ってのはターゲットがはっきりしてますし、情熱系な方は相手が逃げれば逃げるほど情熱が自然発火する仕組みになっているので、なおさら「あたしは彼一筋だもん」と思えます。
しかし、ひとたび彼を手中に収めたり、彼に追われ始めると「なんじゃこりゃー!?」と戸惑うほどの怖れがやってきて、ついつい他の男の元に逃げ込んだりするものです。
だって、野良猫ですもん。笑
それまで気にならなかった年齢差が気になり始めたり、彼との将来を具体的に考え始めたらなんか真っ暗でヴィジョンが見えなかったり、愛される自信がないことを思い出して彼を疑い始めたり、彼の過去の所業を思い出して「浮気するんじゃないか?」と不安になったり、「あたしよりほかにいい女がいるはず。あたしなんて遊びのはず」と思い込もうとしたり。
なので、「で、Yさんはほんまに彼でええのん?Yさんは彼に決めてるの?」という儀式を粛々と執り行うことにしているのです。
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つまり「あたしがまず決める」ということが大事なんですな。
具体的に言えば「彼をパートナーにすることをまず決める」ということであり、「自分が彼のパートナーになることを決める」ということでもあります。
これ、前者にも多少の葛藤が出てきますが、案外、後者に猛烈な抵抗が出てくる人が多いものです。
なので「どうしたら決められますか?」という話になるので、私がたいがい提案してるのは次ようなプロセスです。
○元夫に対する思いを整理してみよう!この結婚生活で積み残しているものをちゃんと処理しよう!
○彼からの愛をちゃんと受け取れる自分になろう!(つまりはサレンダー)
○彼との幸せなヴィジョンを描いてみよう!
○彼を信頼してみよう!
もちろんここに結婚以前の恋愛とか親子関係や学生時代の友人関係などが絡んでくることもあります。
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さて、いきなり話は飛ぶんですが、「ステージの変わり目が別れの危機」とよく言います。
Yさんのケースで言えば「彼を追いかけるステージ」をずっとやってこられて今、まさにそのステージを終えようとしてるわけですよね?
そうすると次のステージは「恋人同士」になるんですよね。
これ、まったく違うステージなんです。
そうすると、今までとは全然勝手が違うことがいろいろと出てきます。
今までのステージでは気にならなかったことが急に気に出したり、今までなかったことが起きたり。
だから、付き合い始めた途端態度が変わる人、結婚したら関係が悪化するケース、別れを決めたら仲良くなったカップル、みたいなことが起こるんですね。
ふつうは今のステージのまんま次のステージに行けると思い込んでしまうのですが、ステージが変わるというのは時に国をまたいで引っ越しするようなもので、思ってたのと全然違う世界がそこに展開されたりするのです。
とはいえ、知らんもんは知らんし、分からんもんは分からんのです。
だからこそ、自分がまず「決める」ということが大事です。
言い換えれば、覚悟を決める、ということですし、コミットメントする、ということです。
特に彼に振り回されやすい野良猫相手の場合、自分よりも相手に気を取られて自分の状態を見過ごしがちです。
それが彼が落ち着いてきたころにぶわーっと出てくるのですね。
なのでYさんはここで見つめるべきは「自分自身」なんです。
「あたし、ほんとに彼でいいのかなあ?彼のこと好きだけど、ほんとに彼と一緒にやっていきたいのかなあ?」なんて思いつつ、「決める」ということをやっていきましょう。
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『ほんとに彼でいいの?ほんとに彼に決めたの?』
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