夫が私には言ってくれないセリフを弱った後輩ちゃんにかけてます。



妻には言い辛いことも後輩ちゃんや浮気相手にはサクッと言えちゃうこともあるんですけれど、それまでの夫婦関係に何らかの要因があることが多いんですよね。
目の前のできごとに追いかけられる毎日だと思うので一旦停止して、自分と向き合ってみませんか?というお話です。

ご一読(ネタ採用されたら)いただけたら嬉しいです。

夫が最近地元(下道で車で3時間くらい)にこっそり帰って、後輩女と会っているようです(今まで2回。次の約束あり)。
その後輩は超モラDV夫と、離婚したいのに殴られたりしたりし、自身の子供達と避難しても追いかけてくるような最低な夫らしいのですが、そんな気の毒な後輩を助けるべく、相談にのり、ご飯をご馳走し、かなり親身になっています。
恋愛感情や行為の有無はわかりませんが、後輩に大丈夫だよ、心配しないで全力で守るから、とか、可愛い◯◯ちゃんだとか、何があっても◯◯の味方だ、とか、私(妻)には言ってくれないセリフを弱った後輩にかけています。
一緒に地元で保険や自動車屋、銀行にもついていって手続きの手伝いをしている様です。
極めてグレーだなと思いながら泳がせてはいるのですが、そもそも夫が女(後輩といえども)を助けたい、守りたいと思うのは私が蒔いた種なのか?と思いもやもやしています。
極め付けは次回の密会は我が子の誕生日の日です。これはありえないと思い、相談に至りました。
妻が夫の携帯を見ることは良く無いのはわかっております。根本さんの考えをお聞きしたいです。
(Yさん)

ま、そういうこともあるよね~(←根本さんの考え)

・・・ということで、何をお聞きしたいのでしょう???
Yさんはどうしたいのでしょう???

よくセッションやセミナーなどでも「私は何をお答えすればよいですか?」とお聞きすることがあるんですけど、そこをおっしゃっていただかないと、何とも答えられないんですよねー、というところなんです。

え?察しろって?それくらい分かるだろ?って。

ええ、そりゃあ、推測することはできますけれど、敢えて、そのように申しているのでございまして(性格が悪い?笑)、なんせ、こういうパターンてきっと夫婦関係やあちこちで出てきてるんだろうな、と思うんです。

例えば、あいまいな表現に終始して肝心なことが言えない、とか、自分の思い込みや決め付けで物事を判断したり、行動しやすい、とか、実はすごく怖がりで相手の顔色を伺ってる、とか、コミュニケーションがあまり得意ではなくて自分の気持ちをうまく表現できない、とか、その辺に心当たりはありませんか?

しかし、車で3時間もかけて後輩ちゃんに会いに行く旦那さんって、そんなにヒマなの?3時間ですよね?道民なら「ちょっと遠い」という程度ですけど、大阪からだと名古屋まで行っちゃう時間ですよね(高速使って、だけど)。

>私(妻)には言ってくれないセリフを弱った後輩にかけています。

ええ、それは妻としては打ち首獄門の上、川のほとりに晒し首にしてやりたいくらいのことだろうと思いますけれど、まあ、これ、ほんと、あるあるなんですよね・・・。

さて、誤解無きようにお願いしたいのですが(すなわち、このあとの文章を読んだのち、武装蜂起するのはやめてね。お願い!ということ)、彼を擁護するわけでもなく、そうなっちまう心理について考えてみたいと思います。

要するに、妻の下では「俺は弱くて、役立たず、必要ない存在、居場所もない」と彼が思い込んでいる、ということを表しているんだろうと思います。

このブログで時々お伝えしているように「男を傷つけるのに一番効果的なのは『役立たず』という言葉」で、なかなか自分の存在価値を認めにくい男性は、役に立つことで自分の居場所を感じます。

言い方を変えれば、必要とされたり、感謝されたり、愛情を伝えられたりすることで、「おぉ!俺は役に立ってるぞ!ここにいていいんだぞ!」という存在価値を感じます。
(それで後輩女のところに3時間もかけて行く理由が分かるでしょう?)

しかし、(Yさんのところはどうかは分からないけれど)一般的に、妻ははじめは夫を必要としていたにも関わらず、結婚生活に慣れ、はたまた子どもなんかが生まれたりすると、本来持ってる武闘派魂をいかんなく発揮して「お前なんかおらんでもええんじゃー!!」とばかりの活躍を見せますね。

要するに「粗大ごみ」「ATM」「サンドバッグ」「愚痴や文句のはけ口」などの用途にしか旦那を見出せなくなってくるんですな。(それはそれで役に立ってるところもあるんだけど)

もちろん、そんな中でも最近の奥さまは「義理の感謝」「義理の愛情表現」などを駆使して、鈍感な旦那様たちのご機嫌を取っていらっしゃることが多いと思いますが(あ、違う?笑)。

結果的に、

妻の立場が強くなり、発言力が高まる

夫の居場所がなくなり、家の中で惨めな思いで過ごすことが増える

そんな時に弱った子猫ちゃん現る!!

夫、俄然やる気になって子猫ちゃん救出に走る!!!(←イマココ)

という展開を見せるんです。

ちなみに、その子猫ちゃんですが、傷から復活して立ち直れば、親猫を通り越して虎かライオンに戻るので、結果的にそのループは無限に繰り返されることになるのです。

この辺は、夫くんの悲哀物語として記録されるべきだと思います。

さて、奥さん側には奥さん側の言い分(「あいつ、何もしねーんだから、役立たずなんだよ!」「なんだよ、いつも偉そうにして!」「全然たよんないからあたし一人で頑張らなきゃいけないんだよ!」「あたしだって我慢してるんだし、頑張ってるんだし!」「いつも気を使ってるのはあたしの方だよ」等々)もあろうかと思いますけれど、そこで夫の心理をつらつら書き立てるのは、問題ってのは多角的なもんなんだよ、ということをお伝えしたいからですね。

もし、Yさんが旦那さんとの関係性を快復させたいと思うのであれば、その辺の理解は重要ですし、そこで「何をどうしていけばいいのか?」ということも考えられるようになりますね。(粗大ごみ扱いしていたとするならば、そのリサイクル方法を考える、とか)

武闘派なみなさんに分かりやすい言葉を使うならば「まず、敵を知る」ということですね!

さて、関係改善を目指す奥さまだけでなく、さっさと離婚して次に行きたいわ~♪と思われている奥さまにも共通して提案していることです。

何が原因かはともかくとして、(意識レベルでは)望んでいなかったことが今起きているわけです。まずは、それを受け入れる、認めることが大事です。

「今、夫は、弱った子猫ちゃんに夢中なんだわね。子どもの誕生日よりも彼女に会うことを優先させてる状況なんだわね。」

「そのことで私は失望し、絶望し、かつ、猛烈な怒りを感じてロケットランチャーの弾を大量発注しているところだ」

という風にね。

で、その上で、ちょいと夫婦関係を振り返ってみましょう。
次の質問につらつらと答えていくことで「執着の手放し」も進んでいきます。

・結婚してから私が夫のために頑張ってきたこと。

・結婚してから夫が私たちのために頑張ってくれたこと。

・今まで私が我慢してきたこと

・今まで夫が我慢してきたであろうこと

・私が夫に与えたかったこと、してあげたかったこと

・夫が私(や家族)に与えたかったこと、してあげたかったこと

・夫と結婚してよかったこと、感謝できること

・夫のいいところ、魅力的なところ

・私の女としての魅力、価値

答えは重複しても構いませんので、その辺を思いつく限り書き出してみるといいでしょう。

家事に子育てに忙しい日々の中では、目の前のことに追われて自分と向き合い、夫婦で向き合う時間は相対的に減っていきます。

大丈夫、と思い込んで後回しにしていた間に、気が付けば信じられないくらい深い溝が掘られてた、なんてこともあります。

それはショックなことなのですけれど、お互い一生懸命やった結果だとすれば、誰も責められませんし、誰も悪くありません。

なので、こうした事件、問題が起きたときに、一度、立ち止まって自分自身と向き合う時間を改めて作ってみることがおすすめですし、それはとても大切なことだと思います。

ほんとうは旦那さんのことを愛していたのに、粗大ごみ以下の扱いをしてきたことに気付いたり、旦那さんの愛情にあぐらをかいていたことに気付いたり、逆に、すっかり気持ちが冷めていることに気付いたり、他にも様々なことが分かって来るでしょう。

その上で、「じゃあ、どうしていきましょうね?埋める?沈める?」ということを考えて行けばいいと思うんです。

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