旦那から離婚を切り出されたときに何をしたらいいのだろう?



不安になって旦那に振り回されて焦ってどうしていいのか分からなくなることも悪いことではありません。
そして、この問題を機に自分らしい幸せな人生を真剣に考えることができるし、そんな人生をこれから創造していくことも可能ですから、あとから振り返れば「あながち悪いできごとではなかった」と思えるようになるんです。

はじめまして。1か月前旦那から離婚したいとメールがありました。3人目を妊娠中もあり2度目です。
私の、話をしても でも だってと必ずつけ自分の話を受け入れない。色々な事を束縛、制限する。自分の感情で子供にあたる。今までは、自分は選択することはなかった、そんな自分が初めてした選択だと。私のことは前からずっと好きではなかったと。
先生のブログで前向きになった自分がいました。
だけど、やっぱり反応が 気になったり 連絡を待ってしまう自分がいます。
もし、また話がでて 離婚を私がOKしても自分が本当に後悔しないのかと、ずっと自分が出来ないのは 父が母に暴力を振るう姿を見てきたからだとおもってしまいます。
私は、本当に幸せになるんでしょうか?何日かは出来て幸せを感じました。けど、今日はイライラしてしまいます。
どの様に心を保てばいいでしょうか?よろしくおねがいします。
(Yさん)

リクエストを頂いてからしばらく経っていますので、状況は変わっているかもしれませんけれど、「心の持ち様」についてはとても大切なことなので取り上げさせていただきました。

人の感情というのはその時々で「あばたもエクボ」になり、「あばたはあばた」になるものでして、その発言自体は「為参考」で聞いておくのが良いと思っています。
これはパートナーシップに限らず、どんな人間関係でも同じですね。

それまで好意的な発言ばかりしていた人が、ある日、その発言をひっくり返すということはよくあるもので、その発言者がその出来事や関係性をどう見るか?ということで、発言内容はガラッと変わってしまうんです。

要するに「根本さんってとっても素敵~♪分かりやすい~♪」と思って毎日のように読んでくださっていた読者が、ある日の根本先生の発言により「こいつ、ムカつく」と思えば、それまでの感動は一気に逆方向に触れて「こいつ、何言ってんのか、全然意味分かんねー」という風に変わるもんなんですね。

だから、相手の言動をいちいち真に受けていると自分を見失いますし、振り回されることになるわけです。

それで私はよく「自分軸、自分軸、自分軸」と呪いのように(?)唱えると良いでっせ、という話をさせてもらっているのです。

Yさんのご主人の発言にしましても同じように捉えて良いわけです。

「話をしても でも だってと必ずつけ自分の話を受け入れない。」
「色々な事を束縛、制限する。」
「自分の感情で子供にあたる。」
「今までは、自分は選択することはなかった、そんな自分が初めてした選択だ」
「私のことは前からずっと好きではなかった」

という発言は「離婚したい旦那さんの立場」からすれば、ほんとうにあるあるな言葉ばかりでして、おそらくこの記事を読まれている奥さま&元奥さまも同様の発言を耳にした経験があろうかと思います。

Yさんとの結婚生活に幸せを感じていたり、Yさんのことが大好きだったり、Yさんの味方でいたりしていた頃は、そんなことはあまり思わないか、多少思ったとしても、それ以上に好意的な気持ちがあったのでスルーできていたんですね。

それが、「やっぱり無理、離婚しかない!」って思いが出てきたときに、全部、ひっくり返って上記のような発言が出てくるわけです。

だから、その言葉のひとつひとつを検証したってあまり解決になりません。

「ずっと前から好きじゃなかったっていうけど、今までは『愛してる』とか『結婚してよかった』とか言ってくれてたじゃない!」なんて反論しても、「それはそう言わなきゃいけない雰囲気だった」とか言って受け入れてもらえないものなんですな。

だから、「ああ、この人は今、離婚したいからそういう風に言ってるのね(はあと)」くらいに一線引いて受け止められるのが理想と言えば理想です。

とはいえ、その言葉自体は相当インパクトがあるし、今までの夫婦生活を全否定されるように聞こえるからショックだし、傷つくし、辛いし、不安になるし、これからのことが怖くなるのも無理はないものです。

そういうときこそ「自分軸、自分軸、自分軸」と呪いのように(?)唱えると良いでっせ、という話をさせてもらっているのです(本日2回目のセリフです)。

「自分軸」というのは「私は」「私が」を主語にした意識の持ち方で、「旦那はそんな風に言ってんだけど、私はどうしたい?」という考えに意識を向けることであり、「旦那にそんな風に言われて、私は何を感じてる?」という自分の心に意識を向けることです。

「悲しいよね。辛いよね。今まで頑張って来たのにね。いい関係だと思ってただけにショックだよね。寂しいなあ。これからどうなるかすごく不安だなあ」と何よりもまず自分の心に目を向けてあげる姿勢でもあります。

そうは言ってもこういうショックなできごとが起こると、ついつい依存的になり、他人軸(旦那軸)になってしまうものですから、それも「しゃなあいよなあ」と受け止められたら最高です。

つまり、

>だけど、やっぱり反応が 気になったり 連絡を待ってしまう自分がいます。

こういう自分が出てくるのも無理ないことだと思いますよね。青天の霹靂ではないにしても、やはりショックなものですから。
まずは、そう思ってしまう自分をちゃんと許してあげることが大事かなあ、と思います。

そんな自分軸を確立するためにこんな本を書きおろしています。

『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)

男女の違いに「男の発言は目標設定、女の発言は確定事項」というものがあります。

「離婚する!」という宣言が男女で意味が異なるわけです。

女性の場合、「離婚する!」と宣言する際には、その後の生活、すなわち、子どもたちの学校、住む場所、苗字をどうするか、生活費の調達はどのようにするのか、実家や周りの人たちにはどう報告するか、そもそもいつ家を出てどこに住むのか?などのことを考えに考えて決め手から行われることが多いものです。

しかし、男性の場合は、「離婚する!」という宣言は「これから離婚について準備していくぞ!」という決意表明、もしくは、目標設定的な部分があって、子どもはどうするの?生活費は?親にはどう報告するの?いつ出ていくの?みたいなことがまだ未確定である場合が多いです。

だから夫が「離婚する!」って宣言したのに、なんで私の作ったご飯を食べるの?毎日家に帰って来るの?何事もなかったのように洗濯機にパンツを放り込んでるの?ふつうにベッドで寝てるの?という女からすると不可思議なできごとが起きるものです。

なので、妻が離婚を切り出すと8割はひっくり返られないけれど、夫が離婚を切り出すと8割はひっくり返る、なんてことも言えるんですね。

とはいえ、これは一般論ですけれど、男女の違いってけっこうパートナーシップやビジネスでは重要な意味を持つのでぜひ知っておいていただきたいところです。

え?あ、もっと詳しく学びたい??じゃあ、こんな本もありますよ(笑)

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)

Yさんの言葉に

>父が母に暴力を振るう姿を見てきたからだとおもってしまいます。

というくだりがあるのですが、実際、両親との関係は今の夫婦関係に少なからず影響を与えていると思っています。
だから、夫婦関係のセッションをする際は両親のことも詳しくお聞きすることが多いんですよね。

どういう影響がYさんに残されていて、それが今の夫婦関係にどう表れているのか?についてはもう少し詳しく聞いてみたいところですが、ただ、そうした関係の中で育つと、「平和な家族」「幸せな夫婦関係」ということが“想像できない”ことが珍しくないと思うのです。

そうすると「平和じゃない家庭」に慣れ過ぎているために、今の夫婦関係も「平和じゃない状態」に持って行こうとしてしまいがちです。

もちろん、意識的ではありませんよ。

まるで「夫婦というもんはな、夫が妻を攻撃して泣かせるものなんじゃ」という思い込みが潜在意識にしっかりインストールされているような状況です。

そうすると「幸せで仲の良い夫婦関係」というものに「違和感」を感じるようになり、徐々に戦闘状態を引き起こすようになるわけです。

なぜならば、その方が「慣れ親しんでいる」「勝手知ったる我が家」みたいに感じているからです。

これが「心の癖」「パターン」「習慣性」と言ったもので、夫婦関係のみならず、仕事、お金、人間関係、あらゆるものに影響を及ぼすものです。

例えば、「お金がない」が口癖のお母さんの元で育つと、大人になっても「お金がない」という状況を収入の多寡を問わずに再現してしまうように。

例えば、「女は損だ」という思い込みを両親から受け継ぐと、大人になっても「損する役回り」についついハマってしまうように。

だから、両親との関係を清算することも夫婦関係を良くすることに直結することも多くあるものです。

とはいえ、今の状況をまずは受け入れ(肯定する)、その上でできること、やれることはここで書くのがめんどくさくなるほどたくさんあるものです。

例えば、旦那さんに執着してるなあ、と思えば「手放し」も効果的なアプローチですね。

それはこのDVDが役立つかもしれません。

DVD『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607

また、旦那さんへの愛を思い出しながら、手放すならばこちらのDVDも役立ちます。

『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』
http://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/12401

両親との関係もそうだけど、だいぶ自己肯定感が低いなあ、と気付いたら、こんな本もあります。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

セミナーで実践的にそれを身に着けたい!ならばちょうどこんなセミナーもあります。

ワークショップ『自分を愛する、ということ』
大阪:2/16(土)13:00-16:00
名古屋:3/3(日)13:30-16:30
広島:4/20(土)13:00-16:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

うーん、なんか宣伝ばかりになっちゃってますけど、いつものことですね(笑)

他にも女としての自信を取り戻そうぜ!というアプローチや、両親を許そうぜ!という方法や、幸せな夫婦関係についてのヴィジョンを描こうぜ!というやり方もあります。

つまり、今回のできごとを機に、大きく自分を成長させ、本来のYさんらしさを取り戻していくことができるんです。

※基本的に私の提案する方法は表面的なテクニックと言うよりも「本来の自分に戻れば問題って自然と解決するんじゃね?」という考えに基づいたものが多いです。

そうした上で次の質問にお答えしましょう。

>私は、本当に幸せになるんでしょうか?何日かは出来て幸せを感じました。けど、今日はイライラしてしまいます。

イライラするのは無理ないですけど、何日かは幸せを感じられたのは素晴らしいことです。

さて、ぜひ考えて頂きたいことは「Yさんにとっての幸せって何?」ということです。
これはライフワークを考えることにもなるし、改めて自分の正直な気持ちと向き合うことにも役立つでしょう。

おそらくこうした問題が起きなければ「私にとっての幸せって何だろう?」なんてあまり考える機会はないと思うんですよね。

そうして「私にとっての幸せ」をじっくり考えていることで、離婚することも悪くないか!と思えるようになったり、いや、やっぱりこの人がいい!と覚悟が決まったりして、今後の方向性が定まってくるようになるでしょう。

こういう状況でもできることはたくさんあるし、むしろ、忙しいですよ~!ってセッションではお伝えしているのですが、そうしてひとつひとつのテーマに取り組んでいくと、手放しも進むし、自分の幸せも明確化できるし、かつ、これからの人生に希望を持てるようにもなっていきます。

そこは多くの先人が道を作ってくれていますから安心してもらって大丈夫です。

幸せを感じられる自分になること、幸せを感じられる人生を創造することはいつでも100%可能なんですよ。

★私にとって幸せな人生って何ぞや?について考え、人生を振り返る2日間はこちらです。

3/9,10 神戸・北野リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/28183

★毎週月曜日はオンラインスクール!

登録はこちらから!!
https://www.mag2.com/m/0001677732.html


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