お金目的ではないけれど、お金をかけてくれない男性にモヤモヤする自立系武闘派女子です。



とても女子力が高い自立系女子ほど、あれこれ考えたり、察したりして、自分で仕掛けた罠に自らがはまり込む現象がよく起きるものです。
そもそも自分がいい女だってことを自覚していないところに問題の本質があるんですよね~。

根本先生こんにちわ。毎日自立系武闘派として壁にぶち当たりまくりのNです。
男性の「叶えてあげたい」「役に立ちたい」と思う心理について質問です。

私は男性に対して、自分にお金を使ってもらうことを遠慮してしまうことがあります。
高いお店に連れていって貰ったり、高いプレゼントを貰ったり、高いホテルに泊まったりすることに対し、「大切にしてもらっている!」と嬉しい反面、「ここまでしてもらって申し訳ない…」とか「こんなにお金使って大丈夫かな…」とか「頼んでないのにいいのかな…」と不安に思ってしまうことがあります。

すると、付き合い始めて何カ月かはとっても頑張ってくれる男性達ですが、私が「お金が目的じゃないよ」というのを伝えたくて「場末の居酒屋も好きだよ」とか「いつも大変だから、今日はリッツカールトンじゃなくお家デートでもいいよ」と言っていると、その通りになっていき、実際にだんだんとお金を使われなくなり、「Nには素が出せるし自然体の自分でいれる」と言われます。

私は本当にお金目的ではないし、「何であんまりお金使ってくれないの!」とは思いませんが、何だかモヤモヤするんです。
「男性は女性への愛情の大きさに比例して使うお金も増える」というのを聞いた事があり、使って貰えるお金が減ると共に愛情も減っている気がして、手を抜かれている、大切にされていない、と感じてしまいます。

とんでもなくわがままで小賢しいですが、「これ食べたい!あれ欲しい!」と自ら言うことに対して浅ましいと思っているふしがあり、「お金目的」とは思われたくないからいい子ぶるけど、「私から求めたりお願いしたりしなくても、喜ばせて欲しいし、大切にしてほしい」というのが本心で、そこに価値を見いだしているんだと思います。
そして「いいのかな…」と不安になっても、「そうしてあげたいからしてるだけだよ」と言われたいのだと思います。(性格がすこぶる悪くてすみません汗)

やはり自分から望んだり、お金をかけてもらえることに価値を見いだしていなければ、そのようにされなくなっていくのでしょうか?
また、「お金を使わされた!」と嫌な気分になるのと、「彼女がよろこんでくれた!役に立てた!」と嬉しくなる男性の心理の境目が分かりません。自分から相手に与えていないのに、ほしがってばっかりの自分にも嫌気がさしてきます。

ご教示いただけますと幸いです。
(Nさん)

いやー、めっちゃあるあるだと思いますよー。
たぶん、共感されてる小賢しい武闘派女子の方はたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか??(笑)

>「これ食べたい!あれ欲しい!」と自ら言うことに対して浅ましいと思っているふしがあり、

うん、分かる分かる。

>「お金目的」とは思われたくないからいい子ぶるけど、

そうなのよ!

>「私から求めたりお願いしたりしなくても、喜ばせて欲しいし、大切にしてほしい」というのが本心で、そこに価値を見いだしているんだと思います。

そうそう!!まさにそう!!

>そして「いいのかな…」と不安になっても、「そうしてあげたいからしてるだけだよ」と言われたいのだと思います。(性格がすこぶる悪くてすみません汗)

ははははは・・・あたしとおんなじ~!と首がもぎれんばかりに頷いている女子たちの姿が目に浮かびます。

もし、電車や街中、オフィスなどでいきなりヘッドバンキングを始めた武闘派女子がいらっしゃったら、この記事を読んでらっしゃっているのでしょう。

ま、女子ってそんなもんだよね。(と、一言で纏められるとカチンとくる女子たちも多いですよね(笑))

要するに、「察して!ね、察して!リッツじゃなくてお家デートでもいいって言ってる私の謙遜さを褒めた上でその本音を察して!大衆酒場もいいけど、オシャレなレストランもすっごく好きなのよ!でも、言い出せないだけなのよ!そこも察して!」という話だろうと思います。

そんな女性の皆様に一言。

「察せないことを察しなさい」

さて、一般的に男性は言葉通り、額面通りに受け取ることで知られています。

この本にもたぶん書いてます。

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

過日、とあるクライアントさんが気になってる男性と2回目のデートでオサレなレストランに連れて行ってもらったのですね。
「ふふふーん、今日は勝負パンツもばっちり仕込んできたし~、いよいよか!?」と気合を入れていたところ、彼から「このあとどうする?」って声がかかったんですね。
心の中で「よっしゃ!」とガッツポーズをしながらも、自分から誘うのはちょっとアレかなあ、と思って「そうだねえ、明日も(仕事)あるしねー」なんて迷ってるフリをしたんですね。

彼女の中では当然「もう一軒だけ行こうよ」という声を期待してるわけですが、彼は「そっか、そうだよね。じゃ、解散するか」って。

「おい。そうじゃねーよ!」とツッコミを入れる間もなく、さっさと歩き始めた彼。

「ええーっ!?」て言ったものの、声が小さくて聞こえなかったのか「御堂筋で梅田に出るんだよね?」とご丁寧に改札まで送ってくれて、「あ、俺、京阪だから。また明日ね」とさっさと消えていったのです。

しかも、彼女が失意のうちに“形だけの”御礼メールをすると、彼は「こちらこそ、楽しかった。なんか飲み足りなくて通りすがりのバーに入ってもうた」という返信が・・・。

「おい。なんでだよ。なんで誘わないんだよ。なんなら今から押しかけたろか?」と思ったものの、彼女を乗せた急行は快適に神戸方面に向かっており、思わず泣いたそうです。

昔(といっても10年、20年前)と今では、男も女も変わってきていまして、かつて通用した恋愛法則が今は裏目に出ることもよくあるんですね。

つまり、昔に比べて押しの強い男性はものすごく減って、優しく、ジェントルマンな男性が増えているのです。

だから、「明日もあるしね~」て迷ったふりしてるところに「ええー、帰っちゃうの?もう一軒行こうぜ!」なんて腕を引っ張ってくれる男性はぐーんと減っているのです。

しかも、その一方で、彼女の本音までを見透かせる男子の数は増えていないので、ふつうに「あ、そう、帰りたいんだ。ま、その方がいいよね」とあっさり彼女の言葉を受け取ってしまうのです。

あと10年、20年すれば、感受性が成長して「そうだけど、僕はもう少し君と一緒にいたいんだけどな」とさらっと言える男子が増えると思いますが、皆さん、そんなに待てないでしょ?(笑)

ね?「察してほしい」って思ってもそれができる男子は少ないのですよ。(もちろん、私も例外ではございません!!)

だから、どうしたらいいのか・・・

ね?

分かるでしょう???

そう、それしかないのですよ。

ええ。ほんと。

(何が言いたいのかは察してね!(笑))

>私は本当にお金目的ではないし、「何であんまりお金使ってくれないの!」とは思いませんが、何だかモヤモヤするんです。
>「男性は女性への愛情の大きさに比例して使うお金も増える」というのを聞いた事があり、使って貰えるお金が減ると共に愛情も減っている気がして、手を抜かれている、大切にされていない、と感じてしまいます。

ふふふ(笑)
これもまあ、あるあるですよねー、ほんま。

でも、さっくりNさんの話を斬るとするならば、「お金目的ではないけれど、お金で愛情を測ろうとしてる」ってことは試験に出るポイントですよね?

気付いてました??

>「男性は女性への愛情の大きさに比例して使うお金も増える」

これって確かにそういう人もいるけれど、全員じゃないですよね~。
おもてなしするのが好きで、彼女を家に招いて彼女の好きなお料理作って、彼女の大好きなシャンパンを出してくれたって男性もいますしねー。

でも、こういう話を聞いてしまうと、どうしても

「私に使ってくれるお金の額」=「私への愛情」ってことになって、「お金を使ってくれない」=「私を大切にしてくれない」って思っちゃうんです。

そうすると彼のお金以外の愛情表現が受け取れなくなる可能性が高くなりますね。

で、

>「男性は女性への愛情の大きさに比例して使うお金も増える」

というのを男性心理側から解説すれば、男性自身がお金軸で生きていて、お金にとても価値を見ているので、お金を使う=愛情表現としているわけです。

つまり、「愛してる」という言葉の代わりに高いプレゼントをするのです。
だから、すっごく愛してる、ならば、すっごく高いプレゼントを買おうとします。
それは彼がそういう価値観で生きているからなんですね。

でも、愛情表現としてお金を使っているので、別にその彼は高級レストランやブランドのバッグが好きなわけではないんですよね。
そして、彼女に気に入ってもらいたくて、彼女の喜ぶ顔が見たくて、愛情をちゃんと伝えたいと思って、そういうお店に無理して頑張って入っているわけです。

だから、付き合って関係が落ち着いてきた頃に彼女から

>「場末の居酒屋も好きだよ」とか「いつも大変だから、今日はリッツカールトンじゃなくお家デートでもいいよ」

とか言ってくれると彼は頑張らなくてもいいんだ!と思って、ふだん遣いの居酒屋に彼女を連れていくようになるんですね。

その結果、

>「Nには素が出せるし自然体の自分でいれる」

という言葉を頂戴することができるのです。

とはいえ、男性も「惚れた女には金をかけなければ気持ちが伝わらねえ」という古式床しい恋愛法則に束縛されているだけで、ほんとうにそれがしたいってわけではないのです。

いつも(武闘派女子より弱いけど)鎧を着込んだり、(武闘派女子よりショボいけど)武装したりして、仕事を頑張ってる男性にしてみれば、一番大好きなのは、その戦闘モードを解ける女性です。

ホッとできる。
安心できる。
素が出せる。
自然体でいられる。

こういう風にさせてくれる女性をほんとうは求めています。
ある意味、犬がお腹を見せて服従のポーズを取るようなもんですね。

だから、Nさん自身が、お金で愛情を測ることを手放すってのはどうでしょうか?

よく夫婦や恋愛の講座で「あなたの彼はどんな風に人を愛する人ですか?」という質問をします。
愛し方は人それぞれ。
お金で愛情を示す人もいるし、言葉や態度で示す人もいます。
見守る愛を選択する人もいるし、甘えてくる人もいます。

ところが、自立系の人たちはみんな「受け取るのが下手」です。
与えることは上手なくせに、受け取ることが苦手なのです。

もし、Nさんが今よりもっと受け取り上手になったなら、そういう彼らに対してどう思いが変わるでしょうか?

「ああ、彼はお金で愛情を示す人なのね。じゃあ、喜んで受け取ってあげよう」ってなるでしょう。

「リッツやオシャレなレストランもいいけど、たまにはふつうの居酒屋やお家デートもしたいなあ」って彼の頑張りに配慮してあげることもできるでしょう。

だから、Nさんが目指すのは「受け取り上手な女」です。

受け取ってあげると、男性は

>「お金を使わされた!」と嫌な気分

にはならずに、

>「彼女がよろこんでくれた!役に立てた!」

という風になります。

また、彼なりにオシャレ、高級という選択をしてるのだけど、それって背伸びし過ぎじゃない?って思うことも多いでしょう?

そういう時、やっぱり何が欲しいのか?何が嬉しいのか?を「察して!」じゃなくて言葉で分かりやすく言ってくれると男性は喜びます。

最近、私はデートプランは基本、女子が立てるべし、と提案してます。
彼がよほどそういうのに詳しい人でなければ。

ところで、Nさんはじめ受け取り下手な皆さんへ。

なんで、そんなに自分に価値がないと思ってんの?
彼らがそれだけのお金をかける価値があると思ってくれてるの、気付かへんの?

今日の記事が痛かった諸君。「あたしはすっごくいい女。すっごく価値のある女」という呪文を1日50回は呟くようにしなさい!根拠は不要だ!!

現場からは以上です。

勉強したい人はこれを見るとよいぞ。

「史上最強の恋愛講座~絶対に失敗したくない恋愛に役立つ11の法則~」
http://nemotohiroyuki.jp/dvd/19388

まもなくこんなセミナーもするぞよ。

大阪:6/30(土)13:00-16:00
「自立系武闘派女子のための恋愛講座~私に相応しい恋と結婚について考える~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24355

※次回東京は9月にすると思います。


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