典型的なロックマンの彼に本音責めは有効なのか?



今日の記事をまとめるとこんな感じです。
・執着を手放すと悪だくみが楽しくできるようになる。
・本音を伝えられない関係って辛くね?
・ロックマンは5歳児&チキンハートであることを思い出そう!

2/5の記事『「彼の気持ちが分からない」と思ったときは「本音責め」が有効。』
http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/17298

あちこちで反響頂きましてありがとうございます。
いくつかご質問を頂いたのですが、その総括とも言えるHさんのお話をネタにしてみましょう。

Hさんからのメッセージはこちら↓

***
いつも楽しくブログを拝見しています。
わたしはたぶん、自立系武闘派女子、そして彼は間違いなく強烈なロックマンです。
こちらのブログ、とても参考になりました。
でも、困ったときは本音を伝える、とありますが、わたしが本音を言うと彼はいつも黙ってしまい、沈黙または音信不通になってしまうんです。
「将来も一緒にいたいと思っているけれど、あなたはどう思う?」で、必ず沈黙。
一昨年はわたしから歩み寄り、数ヶ月振りに音信が戻ったと思ったら、去年も同じ質問で沈黙。
仕事が忙しく、うまくいっていないのもあるのでしょうが、現在まで早3ヶ月音信不通です。
必ずしも本音でぶつかることが良いわけではないのかなと思うのですが、どうなんでしょうか。
もう、わたしじゃ無理なのかなと、いっそ、諦められたら楽だなと思ってしまいます。
(Hさん)
***

3か月も音信不通なのに頑張るHさん。アナタも好きねぇ!!ってことですけど、どうしてそんなに彼のことがいいの??と多分聞いてしまうと思います。

「諦められたら楽だな」と思う時点で「諦める意欲はなし!」というの、分かります?(笑)
つまり、何とか彼をこの手にするまではこの戦線は終わりません!と上官に向かって叫んでる一等兵ってわけですね。

さすがは筋金入りの武闘派女子でいらっしゃいますね。

でも、彼とうまく行きたい!というところに執着しちゃってるかもしれないですね~。
執着が強くなると、「彼以外」の選択肢がありませんから、必然的に弱い立場、苦しい立場になり、どうしたって振り回されてしまいます。

だから、「彼」はあくまで選択肢の一つに入れておきたいのです。
もう少し詳しく聞いてみないと分かりませんが、彼への執着心については手放した方がいいんじゃねーかなー、と思うわけです。

執着が手放せると、「好きなものは好き」という気持ちに素直になれて気長に待てるのと、視野が広がるので「はてさて、次はあの男、どう料理したろうかな?ぐふふふふっふふふ」と悪い顔ができるようになりますよ(笑)

つまり、余裕ができるので戦略にも幅ができ、かつ、彼の行動に柔軟に対応できるようになるんです。

「手放し」って自由になることですからね。
彼と別れる、とか、諦める、という意味ではないんです。

>必ずしも本音でぶつかることが良いわけではないのかなと思うのですが、どうなんでしょうか。

それはどっちでもいいですよ。
自分が良かれと思う方をやってみるのが正解だと思います。

私が本音でぶつかった方がいいと思うのは、

「本音を言えない関係って辛くね?」

という思いからです。

だんだん本音を言えるような関係を目指す!!という話もあるんですけど、それってその都度本音を言い合っていて、それで、だんだん本音の本音が見えて来て、それでだんだん本音が分かって来たし、本音が言えるようになってきた、ということだと思うんですね。

その時その時は、自分が見えてる本音を伝えてるわけです。
でも、それがプライドだったり、恥ずかしさだったり、遠慮だったり、気遣いだったりってことがあって、実は本音だと思ってたものがオブラートにくるまれていたんだ!ということに気付いていくんです。

それが「だんだん本音を言い合える関係になってきた」ということだと思うのです。

ただ、本音でぶつかると相手を倒してしまう、ぶっ潰してしまう、ということもあろうかと思います。
特に自立系武闘派女子というのはその名の通り、歴戦のツワモノだったり、各種武芸に秀でていたり、突撃能力が抜群だったり、まあ、ほんと武闘派なのです。
で、以前の記事にも紹介しましたけれど、ロックマンという男性はまことにチキンハートの持ち主でいらっしゃって、武闘派女子がちょいと槍を振っただけでも、「きゃー!!こわーい!!!あたし、ああいうのダメなのぉ~!ちょっと誰かなんとかしてよ~」になってしまうのがロックマンなのですね。

※参考「ロックマンは情熱女覚醒マシーンである。」
http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/16997

だから、その辺は「怖くないでちゅよ~」って槍をそっと隠しながらコミュニケーションする必要があるのは確かだと思います。

それがHさんにとっては「本音でぶつかるのは良くない」という経験則かと思いますが、ただ、それは言い方の問題と思った方がいいんです。

【「本音」をどう伝えるのか?】

これはロックマン相手だけではなく、すべてのコミュニケーションで見られる大事なポイントです。

コミュニケーションというのは、相手の取りやすいボールを投げることが原則でしょう?
でも、よく自立系武闘派女子並びにロックマン並びに野良猫男女は「うりゃー、俺のボールを取ってみやがれ!!」という球を投げちゃうことが多いのです。
そんな話は↓に詳しいです。

※参考:「感情のコミュニケーション、スキルアップ講座。」
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15134

だから彼が取りやすいボールを投げてあげる、というのも大事なんです。
で、どんなボールが取りやすいか?は試行錯誤してみるのがいいんです。
そこに執着心が強ければ苦しくなりますよね。

彼の反応を気にしてしまい、一喜一憂するわけですから。

>でも、困ったときは本音を伝える、とありますが、わたしが本音を言うと彼はいつも黙ってしまい、沈黙または音信不通になってしまうんです。

何が本音か?というのがそもそも問題になることもあるんです。
本音って色々ありますよね。

「好き」
「愛してる」
「一緒にいたい」
もそうだし、
「その態度に正直むかついてる」
「会えなくて寂しい」
「あんたの反応が怖くて素直になれない」
もそうだし。

本音っていっぱいあるわけです。
それを素直に伝えられたらいいなあ、と思うんですが、それは相手のコミュニケーションスキルやその時々の状態によるので難しいですよね~

だから、自分に余裕がないと苦しいんです。
だって、余裕がない分だけ自分本位な伝え方になっちゃうでしょう?
それが剛速球だったり、大暴投だったりするわけです。

それに大事なことがもう一つあります。

「返事がないのも返事の一つ」です。

音信不通になる、ということが、それが彼の返事ってわけです。

「何もいえない」とか「君とは話すことがない」とか「何を言っていいかわからない」と言った意味を持たせることができるでしょうし、ある意味、地雷を踏んで怒らせてしまったのかもしれません。

コミュニケーションってついついこんな思いを持っちゃってることって多いんです。

「私が投げたボールはどんな変なボールでも彼はちゃんと受け取るべきだし、彼は私が構えたところにピンポイントでボールを投げるべきだ」

今、ドキッとした人、40人くらいいるでしょ?あ、もっといるか?40万人くらい?

ちなみに元ネタの話で行くと、Hさんのこのセリフ、

>「将来も一緒にいたいと思っているけれど、あなたはどう思う?」で、必ず沈黙。

これはNGでしたよね?
男性を沈黙に追い込みやすい質問です。

しかも、ロックマンの場合、「あなたはどう思う?」は地雷を思い切り踏んじゃうケースがあるんです。

領空侵犯で。

干渉しちゃうことになるんです。

「将来も一緒にいたいと思ってる」の主語は「私」ですよね?
そこをもう少し意識してみましょう。

「私は将来もあなたと一緒にいたいと思ってる」

そして、これを彼が受け取り安い言葉に変えます。
ま、一般論としてロックマンは5歳児ですから。

「私は将来あなたと一緒にいたいと思ってるんだよ~。知ってた~?」

この辺の軽さが彼としてはキュンと来やすいポイントになると思います。

ちなみに「あなたはどう思う?」ってことを一番聞きたいのかもしれませんが、なかなか5歳児には答えるの難しいですよね?

もし、距離が近づいているときだったら、グッと顔を寄せて(時にはキスしたりして)「ね?あたしのこと好きでしょう?そう言って」などと女王様プレイ風に迫るのもありですが、距離が空いてるときは「彼の返事は態度を見ろ」という鉄則を活用するのがいいかもしれません。

つまり、「どう思う?」って広い質問をついしたくなるのですが、これに応えられる男子はそもそもそんな質問をさせません。

だから、「私は~」という本音を伝えたのち、彼のリアクションを数日間に渡って観察し、それを答えと認定するのがいいと思うのです。

すなわち、その本音を伝えたのち、彼が沈黙に陥るのであれば、はっきり言って脈は薄いでしょう。
でも、全然関係ない話を振ってきたり、次の約束ができるようであれば、気があると見ていいでしょう。

さて、いろんな要素を詰め込んだ記事になりましたので混乱してるかもしれませんが、何度も読み直して整理して頂ければ幸いです。

<本日のポイント>
・執着を手放すと悪だくみが楽しくできるようになる。
・本音を伝えられない関係って辛くね?
・ロックマンは5歳児&チキンハートであることを思い出そう!
・コミュニケーションでは剛速球は控えるべき。
・選択肢の広い質問ではなく、選択肢の狭い質問を心がけよう!
・ロックマンには「私は」の主語が大事。すぐに干渉的になってしまうから!
→結論)とりあえず、根本さんのセミナーに来たらいいんじゃね?

以上です。

男と女の心理学
○根本のメールマガジン
○根本のセミナー・スケジュール
○根本のカウンセリング

☆音声配信サービス
【根本の講座が自宅で、電車で聴ける!】ココロノポッドキャスト
☆DVD
「ドロドロ系人間関係をスカッと解消するために知っておきたい心理学講座」
『「手放すほどの愛がすべてを変える! 今、ここから愛されて幸せ妻になる法則」セミナー』
『10年愛されるカウンセラーになる秘密』
☆根本本。


あわせて読みたい