餌付けに成功した元野良猫くんは今後、どう変化していくのか?



野良猫くんは不信感が強いのでなかなかヒトになつかないのですが、一旦心を許すと我慢していた依存心がダーッと出て重たくなってきます。
そうすると自分の気持ちが少し冷めるので、そのまま放置するとすごく束縛されるようになるんですね。
なので、もう一度愛情スイッチを入れて、彼を愛しまくるモードにチャレンジです。

***
恋人は「野良猫男と情熱女」シリーズ(笑)の野良猫さんに当てはまるところが多い人です。
出会った当初、自分は残酷だというエピソードを話したり、
過去に失恋した女性について「(すごく傷ついたから)もうあれだけ人を好きになれることは中々ないと思う」と言っていたり。
私は依存型だったので、そんな彼に対し「安心できない」と感じ、何度も離れようとしていました。
(彼に引き止められることや、「助けたい」と言われることもあり、彼が依存で私が自立なところもあったのだと思います)

彼との付き合いの中で、劣等感が強くプライドが高く悲観的で情緒不安定な自分の姿が浮き彫りになり、
彼もまた私のことを「安心できない」と感じていることに気づいてから
自分を変える努力を始めました。
でも現在の自分を否定して変えようとしても辛いことに気がつき、
変える為に頑張りたいと感じることは頑張り、変えようとすると辛いことは「まあそのままでもいいさ」と肯定し放置するようになりました。

そのおかげか、彼との関係は目に見えてよくなっていき、
最近は「君がいないと生きていけない」「君といる時が一番落ち着く」とまで言ってもらっています。
私がやや母親的で、彼がやや束縛的な状態です。
(彼が父親的、私が依存的な時もあるので一概には言えませんが)

その中で、以前はあまり気にならなかった彼の嫉妬心が気にかかるようになってきました。
彼といる時に少しでもスマートフォンを見ると機嫌を悪くし、私が本を読むなど「心ここにあらず」な状態になることを嫌がり、ちょっとしたことで私の過去の恋愛について持ち出しては拗ねています。
可愛いなと思うのですが、一緒に暮らしているのでストレスに感じることも多く、この状態が長く続くのは嫌だなと感じています。
私もまた、彼の過去の恋愛について嫉妬しているので、私が変われば解決するような気がしています。

だらだらと書いてしまいましたが、お聞きしたいのは以下の2点です。
・彼とより良い関係を作っていく為に私にできることは何か。
・束縛状態になった元野良猫くん(現よく懐いたワンコくん)は、その後どう進化するのか。笑

以上です。宜しくお願いしします!
(Yさん)
***

まずは私信。

Yさんへ>
たくさんメッセージを書いて頂きましてありがとう(^^)
大変な時期からすごい変化を遂げてここまで来られましたよね~。
素晴らしいです~!!ブラボーです!!!

さて、情熱の女は野良猫くんが大好きなのですが、その餌付けに成功された偉大なる先駆者であられますYさんのリクエストにお応えしましょう。

※そのまえにどうしたら餌付けに成功するのか?を知りたい方もいらっしゃるでしょう。Yさんには「彼に何をあげたのか?モンプチか?カルカンか?それとも、おかかごはん?」などに答えてもらいたいところですね。

さて、そもそも野良猫くんの定義は「愛が欲しかったんだけど、母親からもらえなかったり、もらえたんだけど不足感を感じて人間不信(女性不信)になっていて、簡単に彼女を信じられなくてツンデレになってる状態の男子」のことを言います。

だから、餌付けに成功すると手のひらを返したかのように別人となり、べったりくんになります。

※その点、私もけっこうな野良猫タイプのようですので、よく分かります(笑)ただし、私を始めほとんどの野良猫くんはその自覚はありません。

そもそも野良猫になる際の何らかの痛みがありますよね。
母親から愛をもらえなかったり、元カノたちに痛く振られていたり。
だから、心を許すと今度は彼女が離れていくことが怖くなり、束縛を始めます。

ずーっと僕を見ていて欲しい・・・というYさんの彼のような状態になるんです。

この部分ではYさんが自立、彼が依存、という状態になりますね。
執着も束縛も相当強くなっていきます。

>劣等感が強くプライドが高く悲観的で情緒不安定な自分の姿が浮き彫りになり、

これはYさんのことについて書かれてますが、彼もまったく同じじゃないでしょうか?
ワンコになることによって、この部分がすごく前面に出てくるんです。

そうすると最早猫族を抜け出して犬族に変わるので、Yさんがおっしゃるようによくなついたワンコくんになるんですよね。

>「君といる時が一番落ち着く」

はまだいいけれど、

>「君がいないと生きていけない」

は重たくないですか?だいぶ執着が強まってるのかもしれないですね。

さて、さらにいい関係を築いていくためにいくつか考えられる方法をお伝えしたいと思いますので参考にしてくださいね。

ちなみに

>彼といる時に少しでもスマートフォンを見ると機嫌を悪くし、私が本を読むなど「心ここにあらず」な状態になることを嫌がり、ちょっとしたことで私の過去の恋愛について持ち出しては拗ねています。
>可愛いなと思うのですが、一緒に暮らしているのでストレスに感じることも多く、この状態が長く続くのは嫌だなと感じています。

だんだん重たくなっていきそうですよね~!

彼のことが好きだって情熱、以前より少し冷めていませんか?
バランスの法則で、彼がYさんにお熱になってくると、その分Yさんが冷める、ということはよくあることで、それに気付いた彼がよりYさんに執着する、という展開が見込まれます。

もう一度彼への気持ちスイッチを入れて、情熱の炎を再び「強」にセットしたいところです。
彼と一緒にいて楽しめること、嬉しいことってありませんか?

ご飯を一緒に食べるときに幸せだな~って感じるなら、時に豪勢な料理を並べて2人でパーティをして思い切り盛り上がるのもいいでしょう。
2人で出かけるときは「バカップルモード」を発動して、人前なのにキスしたり、ぎゅーっとくっついたりして、彼に「おいおい、やめろよ」的反応をさせてあげましょう。(季節的にもくっついても暑くなくなりましたね)

そして、普段からのコミュニケーション。
Yさんも好き、愛してる、大好きを連発しておいてください。
「ありがとう」「嬉しい」などの言葉も大事ですね。
さらには「愛してるアピール」も大事です。
「あなたのために○○してあげたのよ」
「○○してもらえて嬉しい?」
などのアピール語は時にはウザくなるのですが、こういう彼の場合は案外気付いてないことが多いので有効なんです。
「分かってるよ」くらいは言わせてあげるつもりで、頑張ってアピってください。
そうした彼の心の琴線をくすぐる言葉を投げてあげることで彼は安心感を得られるでしょう。

さらにはセックスですね。まだマンネリはしてないですよね?
より情熱的かつディープかつオーブンに入れたシュレッドチーズ並にとろけるセックスを目指してみませんか?

男性って感情を感じる許可ってなかなか出せないんです。
子どもの頃から抑圧して生きている(特に野良猫さんは感情の扱い方がうまくない人が多いです。我慢しすぎてるから)ので、喜怒哀楽の出し方が時に変だったりします。
そもそも男性が自分が感情を感じてることを許可出せるのは、ケンカのとき(怒り)とセックスだけと言っても過言ではないくらい。

だから、Yさんがセックスで彼を喜ばせる/とろけさせることで、、彼に自信(これで劣等感を払しょくさせてあげる)や愛情(不安を取り除いてあげる)を与えてあげることができるんです。

>私もまた、彼の過去の恋愛について嫉妬しているので、私が変われば解決するような気がしています。

これを彼への愛情に変えられるといいですね。
嫉妬は溜め込むとどろっとするので「甘えながら出す」といいです。
難しいけどね(笑)

それに嫉妬を感じるってことはそれだけ彼のことが好きってことですから、「大好き~」とか「愛してる(はあと)」って彼に伝えることを意識的にやってみてください。

それと嫉妬って「今を生きられず意識が過去に飛んでしまってる」ことを表します。
「今」に目を向けるよう、これもまた少し意識してみてください。
今できることって何かな?
今何が与えられるかな?って。

そうして彼に愛を表現していくと、さらに良い関係になるんじゃないかなあ・・・と思います。

男と女の心理学
○根本のセミナー情報
○根本のカウンセリング・スケジュール
☆根本本。
根本の著作


あわせて読みたい