母を許せているのに、寂しい気持ちがなくならない。


大人の私はお母さんのことを許し、受け入れ、助けています。
でも、子どもの私、はどうでしょう?
迷惑かけちゃいけないって頑張ってきた一方で、ただ甘えたい子どもの私が取り残されているのかもしれません。

今日もリクエストにお応えしましょうね(沖縄風イントネーションで!)
***
 根本さん、こんにちは。
もしかしたら、今までにも取り上げてるかもしれませんがアドバイスをいただけると嬉しいです。

10代の頃から感じていた心のモヤモヤを、本を読んだりして、わかったような気になっていました。
就職して、妊娠・結婚、家裁の調停を経て離婚…
それでも退職せずに働ける仕事なので、今まで勤めています。けれど、大きな壁にぶつかりました。
うつ病になって休職しました。

休職中のリワークで、再発防止のために発病にいたった経緯を振り返るのですが、そこで私の場合は過重労働だけでなく、個人的な問題があったと判りました。
リワークでは対処できないので、掘り下げずに今に至ります。

『異性にしろ同性にしろ、好きな人には思うように好かれない自分』
『好いてくれたと思った元夫とも駄目だった自分』
こんな事を遡ったら、亡くなった母との関係が出てきました。
いろんな問題がありました。実家は自営業で、私は第1子で、生まれた時期は忙しい時期の入口で、生まれてまもなく亡くなったけど年子の弟がいたらしいし。。。弟が2人生まれて3人兄弟で育ちました。

たぶん、小さい頃の私は思うように母の愛情を受け取れなかったのかもしれません。状況から、母に対して恨めしい気持ちはありません、若い母も大変だったろうな、と思います。

母を許せているのに、さみしい気持ちが癒せないのは何が足りないのでしょうか。

長々とすみません。
いま、気になる男性がいますが、年齢差や過去のことから自分の心に不信を感じる事があります。
でも、もう幸せになりたいなぁとも思うんです。

よろしくお願いします。

(Yさん)
***

お母さんを思い出すとどんな顔が浮かびますか?
笑ってる?
それとも無表情?
ちょっと懐かしい気持ちになるまでお母さんの顔をじっと見てあげてください。

そして、そのイメージの中で一言だけ、お母さんに伝えてほしいんです。
できれば実際声に出してみてください。

「ずっと、さびしかった。」

お母さんを許しているのは大人のYさん。
お母さんの苦労を偲び、寄り添い、優しい言葉をかけて、むしろ、お母さんを支えようとしている、大人のYさん。

心の中にはずっとお母さんの愛情を求めている小さい女の子がいて、その子は、お母さんに迷惑をかけないように、お母さんを困らせないように、寂しくても、辛くても、ニッコリ笑ってるんです。
泣くなら1人で、誰にも見つからないように。
辛いときも歯を食いしばってじっと耐えてきて。

そうすることでYさんはお母さんを助けて来たんだろう、と思います。

それって素晴らしいことなのだけど、やっぱり子ども心としてはお母さんに甘えたいんです。
分かってるけど、寂しいんです。
心なんてそんなものです。
それがふつうなんです。

だから、「さびしかった」ってお母さんに伝えてみるんです。

「甘えたい」
「そばにいてほしい」
「私だけを見てほしい」
「抱っこして」
「助けて」

そんな思いをさらに伝えてみてもいいかもしれません。

弟を気遣い、家のことを考えてどんなに頑張ってた女の子に、この瞬間だけ甘えることを許してあげるんです。

お母さんを許したならば、その次は自分、です。
寂しい自分。
うまく行かない自分。
を許すんです。

この言葉を伝えると、お母さんに迷惑をかけるような、お母さんが困ったような顔をするような感じがして罪悪感を感じちゃうかもしれません。

それくらいちっちゃなYちゃんはいい子なんですね。
そういう時は「今日は大丈夫。今日くらいはわがまま言ってみようよ」ってその子を許してあげましょう。

好きな人とうまく行かない理由としてこんなことも考えられるんです。

「お母さんにしか、自分を愛させない」って。

他の人の愛なんていらないんです。ただただお母さんに愛されたいんです。
男性が愛してくれたとしても物足りません。
一番欲しいのはお母さんだから。

もちろん、これもふつうの気持ちです。

だから、そこに素直になってみるといいかもね。

心の中の、お母さんの愛情を求める女の子が笑顔になりますように。
そうするとYさんの心はとてもホッとして、安定してきます。
他の人の愛を受け取れるようになるし、惜しみなく与えられるようになります。

助ける、支える、我慢する、とかではない愛し方もできるようになります。

最後にお母さんにさらにもう一言。

「ねえ、おかあさん。私、もう、幸せになってもいい?」

って聞いてみてくださいね。

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