親が過干渉だったためか恋愛がうまくいきません。



過干渉な親元だと「自分」を持つことができなくなり、自分の気持ちも意志も分からなくなります。さらにはアンダーグラウンドの恋を求めてうまく行かない恋愛に傾倒することも多いんです。その心理と抜け方をレクチャーしています。

今日もリクエストにお応えしたいと思います!
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私は30代後半になる独身女性です。
人間関係で傷つき、うまく関係を作れず、ずっと悩んできました。会社、恋愛、友達関係全部苦しく傷つくことが多くありました。
10年以上前から本を読み漁ったりしていましたが、なかなか原因を見つけられませんでした。そして最近カウンセリングなどを受け、親との関係に気付けました。

私は親からの過干渉、支配、否定を受けていました。ずっとそれが当たり前でした。
家の中でも外でも干渉されました。干渉は親の愛情だ言い、恋愛するともっとひどく干渉されます。プライバシーを主張すれば子供にはないと否定されました。
嫌がれば心配させて迷惑をかけてるのが悪い、この家に生まれたからしょうがない、我慢が足りないと言われ続けてきました。

すると原因はわからないけど、嫌なことが起こる全部は自分のせいだと思うようになり、他人が正しくて、自分は間違っている、だから自分の感情に蓋をするように頑張りました。

今思えばど色々解りどうすれば良かったのかわかりますが、あの頃は傷つくことから自分を守るため、人を遠ざけ、恋愛もしませんでした。
そして、今は人との関わりを持ちたいですし、恋愛もしたいと思っています。

ただ恋愛していない期間が長いのを、知り合いに馬鹿にされたり驚かれたりすることがよくあったので、否定された気分になり自信がなくなってきます。
そして恋愛してない間も近寄ってくる方もいましたが、既婚者や遊びの人もいて、その人が本当に好いていてくれてるのか見抜けないのです。
上手く言えませんが、この不安をどう乗り越えていけばいいのかわかりません。教えて下さい。
(Mさん)
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カウンセリングでもMさんのような体験をされた方の話ってすごく多いんです。
故にお伝えしたいことは山ほどあります・・・(苦笑)

しかし、「子どもは親のもの」みたいな風潮があるんでしょうか???
最近では馴染まない考え方ですよね。

Mさんは両親に対して「怒り」を持つことはできますか?
「反発」を覚えることができますか?

本来思春期というのは「反抗期」とも呼ばれ、親に対して「くそばばあ」だの「くそオヤジ」だのを連呼しても良いとされている時期です。
それがより強く出てくると家の中で素振りをしたり、夜中に公道でツーリングをしたり、隣の中学の生徒とストリートファイティングしたりしますよね。(昔話のところもありますが)

でも、この親への反発、社会への反発というのは「自立」していく上でものすごく大事なもので、それが無いとずっと親の傘の下で生きざるを得なくなり、結果、「人生丸ごと反抗期」みたいになることが多いんです。

「何がしたいのか分からない」
「人とうまく付き合えない」
「恋愛がうまくいかない」

などのご相談に、この「過干渉な親」というのはかなりの原因となっているんです。
なぜかというと過干渉な親、すなわち、支配的な親は子どもの自立を阻みますからね。
Mさんの思春期ってきっとそんな時期だったと思うんです。

親の顔色を伺って物事を決めるようになったり、「自分」というものが分からなかったりするでしょう?
親の考え方に従って、自分が悪い、と思い込むようになったんですから、当然周りの人にも気を使うし、何が起きても自分のせいのような気がするようになります。

だから、まずは「怒り」を感じ、自立するところからカウンセリングってスタートします。
怒りを許すって意外にこれが難しいんですね。

でも、子ども時代に我慢したこと、言いたいけど言えなかったこと、したかったけどできなかったこと、などを思い出してみてください。
それを一つ一つリストアップするうちに心の中で変化が起きて来るでしょう。

ただ、すごく勇気が要りますね。
蓋をしてしまった自分の心をもう一度開けるわけですから。

さて、過干渉な親の元で育つと「不倫」「遠恋」などの障害のある恋に走りやすくなります。
表立っての恋愛がしにくくなるんです。

交友関係も監視されるでしょう?
そうすると目の届かないところで恋愛をしなきゃいけなくなるんです。
親に言えない相手、です。

これもある意味反抗期の要素を持ちます。
親がYesとは言わない相手を選ぶわけですから。

もちろん、これもまた引き寄せてるんですよ。自分が。
そういう人にしか出会えないようにしているんです。

恋はしたいけれど親の干渉は避けたい、となれば、アンダーグラウンドな恋愛を選びますね。

だから、自分で作っているモノだから、自分自身への扱い方を変えれば、出会える相手も変わって行きます。

Mさん、知り合いにバカにされるから恋がしたい、わけじゃないですよね?

そもそも何でバカにされるのかというと、やはりMさんがそんな自分を恥じてるから、自分が自分をバカにしてるからなんです。

だから、まずは自尊心を取り戻すことから始めていきましょう。
「怒り」と共に、「自分を好きになる」ことを最初の目標としてみましょう。

いっぱい頑張ってきたと思うんですよね。
人に対してもすごく気遣いが上手だと思うんです。
また、人の気持ちもとても良く分かる方だと思います。
そういう表現は苦手だからあまり周りには理解されていないかもしれませんが。

自己承認は自己肯定感を上げるとても大切な方法です。
まずは自分を大切にすることを学びましょうね。

自分で自分を守るために。
そうして、人との間の境界線を引けるようになっていきましょう。

過干渉な親との関係は、最終的にその愛を受け取ることで解消されていきます。
怒りなどを使って一旦自立し、親と心理的な距離を確立し、明確な線引きをします。
「自分は自分、親は親」と影響されないようにしていきます。

そうして不器用で、やり方を知らなかった親を大人目線で眺めるようになります。
そして、親なりにこんな風に愛を与えてくれていたんだ、ということを受け取ります。
同時に、自分も一生懸命彼らを愛したことを確認していきます。
これは自立し、成熟したマインドを得たからこそできることであり、その時私たちはあることに気付きます。

それは、“自分はこの親を親として選んだ、ということに。
全部分かっていて、この親を選んだ、ということに。

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