男女の話し合いが不毛に終わる訳(その1)



特に関係がこじれてる状態だと話し合いをしようとしてもすれ違うばかりで余計にモヤモヤが募るって経験したことありませんか?
それにはやはり理由があるんです。まずは「感情vs思考」の男女の違いが原因!って話から。

「彼と話し合いたいんです。」という訴えをよくお伺いします。
で、実際、話し合いをしたりするのですが、どうも不毛な結果に終わることが多いみたい。

分からないことや納得できないことが多いからスッキリさせようと思って話し合いをするんだけど、結果、もっとモヤモヤしちゃったじゃないかー!とか、一旦はすっきりしたけど、またモヤモヤしてきたじゃないかー!なんて話をよく聞きます。

例えば、Y子ちゃん。不倫の末、別れを選択したんだけど別れてからもモヤモヤが晴れません。
「今、妻と別れ話をしている。そのうちY子と一緒になるつもりって何度も言ってくれたのに、あの気持ちはどこに行ったの!?」
「妻とはセックスレスだって言ってたのに、どうして子どもが出来ちゃうわけ?なんでそんなウソを付くの?」
「そもそもあなたにとって私って何だったの?」

彼を呼び出して話をするわけです。
彼も不倫という後ろめたいことをしていたので、比較的呼出には素直に従います。
しかし、「あの時は本気だった」とか「妻に誘われて仕方がなく」とか「嘘をつくつもりなんてなかった」「本当に好きだった」「でも、どうしようもないことがある」「ごめん。何も言えない」などなど答えてくれます。

でも、なんかスッキリしません。
逃げ腰なのも分かるし、彼がだんだんイライラしてるのも分かるし、好きな彼を追いつめるのも忍びないし、、、どうしたらいいの???教えて、根本さ~ん!(え?俺??)

彼も一生懸命答えようとしてくれたし、誠実な態度だったから、もういい、と思ってバイバイするんだけど、やっぱりすっきりしない。

色々な言動が脳裏から甦ってきて、いちいち「これってどういうこと?」「どんなつもりで言ったの?」「なんであんなことしたの?」「どうして期待させるようなこと言ったの?」と????がいっぱい脳裏を占めていきます。
「今さらそんなこと問い詰めたってしょうがない・・・」と思うんだけど、やっぱりモヤモヤする~。

で、彼に連絡しちゃうんです。
「やっぱりもう一度会ってくれない?今度で最後にするから。どうしても聴いておきたいことがあって」

これが何度も繰り返されます。
何度話し合っても釈然としないし、納得できません。
その時は「なるほど」と思っても、あとから「でも」となります。
どうしてなんでしょう?どうしたらいいんでしょう?

1.男女の違いが原因になる場合(1)~感情ベース、思考ベース~

新刊の内容にも少し触れてしまうんですが(賢明な読者はお気づきかと思いますが、もちろん、この一文は宣伝のために書かれております。)、「話し合い」の意味って男女で違うこと、知ってます?

『女性にとっての話し合いは○○で、男性にとっての話し合いは△△である』

さ、この空欄に答えを入れてください!
分からない方は今月末発売の新刊「愛されるのはどっち?」を立ち読みせず、ご購読の上、答えを探してください!!(賢明な読者はお気づきかと思いますが、もちろん、この一文は宣伝のために書かれております。)

・・・。

あ、すいません。
本を買われてもはっきりこの答えって書いてないんでした・・・。
ヒントはたくさん書いてあるけどね(賢明な読者は・・・。しつこいですね。すいません)。

女性にとっての話し合いは気持ちを整理させるもの。
話をして、自分が思っている疑問や不満や理不尽さや矛盾などの思いをたくさん聞いてもらって、ただ受け止めてもらい、慰めてもらいつつ、その気持ちを納得させる話をしてもらって、ああ、彼は悪い人じゃなかった、私が信じたとおりの誠実な人だった、と思いたいのです。(特に最後の下りが重要ですね。)

つまり、「感情ベース」なんです。

しかし、男性にとっての話し合いとは「議論」です。理論的に思考的に交わされるものです。
「なぜ、あんなことをしたのか?」という質問に対して、「男だから」「仕方がなかったから」等の「気持ち」ではなく「理論」で答えようとしてしまうんです。
「好きだったから」「もう嫌いになったから」と答えてくれたらまだ気持ちは収まりやすくても、残念ながら男性はそうした感情論を由としないのです。

また、男性って感情が苦手です。
だから、女性が「感情」で話を振られると、それだけで後手に回ってしまいます。

英語のしゃれべないあなたがいきなり相手から英語でまくし立てられたらどうします?
「え?あ、あ、う、うん。えーっと、えーっと、うーん・・・。ぱーどん?」

男女のコミュニケーションってそもそも異文化コミュニケーションです。
同じ日本語を話してるからって同じ意味をしゃべってるわけじゃないんです。
感情ベースで話す女子と、論理ベースで話す男子では、なかなか折り合いが付かないんですね。

ただ、うまく行ってるときとか、ロマンスがあるときってお互いに「相手を理解しよう」という気持ちがあります。
だから、色々と気持ちを汲み取ったり、言葉の裏に配慮したりして、一生懸命分かり合おうとするんですね。
すれ違いがあってもそれを何とか埋めようという気持ちがあるんですね。
話し合い、の「合い」が出来てるわけです。

ところが別れ話などで関係がこじれた場合は、理解しようといったってむかついてるし、傷ついてるし、そんな余裕ないし、被害者だし、などの理由から「相手に理解させよう」という態度になってしまいます。

そうすると、自分の言葉を相手にしゃべらそうとしてしまうんですね。
「日本に来たんだから日本語をしゃべれ」と来日したばかりの外国人に要求して、「なんでしゃべれないのよ!!」と言っちゃうようなもんです。

「話し合い」は「合う」わけですから、お互いに寄り添う姿勢が必要です。
分かり合おうとする姿勢、理解し合おうとする姿勢、受け入れ合おうとする姿勢が必要です。

さて、問題です。

「別れ話」をするようなカップルが、「合おう」とすること、できるでしょうか?

はい。ほとんど無理ですね。発展的解消とか言いながらも、亀裂に不信感や痛みが生まれてるから、話し合いというものはなかなか2人では無理なんです。
だから、もし、気持ち的に納得できなくてモヤモヤする場合、彼にそれを解消してもらおうと思っても難しいんです。

もちろん、一方的に感情をぶつけるだけなら、彼にちょっとの間サンドバックになってもらったらいいのですっきりするんですけどね。

少なくてもあなたが「彼の話を理解しよう」と「聴き役」になれるまでは、話し合いは無理だと持った方がいいんです。

それでもどうしても話し合いがしたいのならば、「合う」環境を作る必要があります。
お互いに友人を呼んでくるとか、第三者を間に入れるとか。
他人の目があるとまだ「合う」姿勢が作りやすくなります。
でも、やっぱり感情的にはモヤモヤしちゃうんですよね。

ほんとお互いの間の架け橋になってくれる「通訳」が必要です。

さて、すっきりしない気持ちはどうしたらいいのか?って言うと、これは「彼以外」で処理していくのが一番ですね。
友達や家族、カウンセラーなどに聴いてもらってすっきりしていくことをまずは優先してみるといいでしょう。

さて、1日目はここまで!

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