嫉妬する訳、される訳。(その1)


嫉妬ってすごく嫌なものです。近い人にしか感じないものだし、自分が大事にしてるジャンルでしか起こらないから。
でも、相手の価値を認めてるから起きるものでもあるんですよね。

先日、同性とうまく行かないことが多いという女性のカウンセリングをしていました。
話し始めて10分くらいで「ははー、なるほど!」とその理由が分かってしまったんですよね。

怖いでしょ?カウンセラーって。ふふふふふふ。

い、いや、単に彼女が非常に分かりやすかっただけなんですけどね(笑)

彼女の口癖はこんな感じでした。

「私、そんなに仕事ができる方じゃないんですけど、周りからなぜか評価されて、この春からも『私にできるかな?』という重要な仕事を担当させてもらってるのですが・・・」
「よく周りから『モテるでしょ?』って言われるんですけど、私、外見だってそんなにいいとは思わないですし、いやなところもたくさんあって・・・」

でも、彼女、はきはきしてるし、シュッとした雰囲気でいかにも仕事できそうな感じ、そして、やはり綺麗な方でした。

どうも彼女、同性から嫉妬の対象になってしまってるみたいなんです。
本人が知らないうちに同性の地雷を踏みまくってるみたいなんです。

それを伝えると彼女は少し悲しそうな顔をして、でも、心当たりがすごくあると話してくれました。

魅力的なのに魅力を受け取ってない人って、こうして関係をこじらせてしまうんです。
価値や魅力を受け取ってないと人間関係がうまくいかなくなることがあるんです。

これってある意味、ホラーですよね!?

今日はそんな話をするんです。
が、例によって今回も長くなったので、明日もその話をするんです(笑)

もし、モデルやってる女の子が『あたしってそんなきれいじゃないんだよね』って言ってたらムカつきません?
東大生が『僕、頭悪いんです』って言ってたらムカつきません?
高級外車乗り回してる奴が『ほんと、俺、お金ないし』て言ってたらムカつきません?

でも、彼女・彼が言ってる言葉、よくよく話を聞けば納得するんです。

「モデルの子たちが集まると、ほんと綺麗な人ばかりで、私なんてダメダメって思っちゃうんです。」
「東大って本当に頭のいい奴がいて、全然勉強しなくても成績優秀な奴とかいるんです。ほんと、僕、コンプレックス感じちゃって。」
「お金があるって言ってもそれって親のことだし、俺まだ全然半人前でちゃんと稼ぐことができないんですよ。もちろん車だって親のだし」

なるほど・・・そういう世界なのか・・・と。
でも、そこまでちゃんと話を聞かないと、きっと彼らは人から誤解されますよね。

「あいつは嫌味な奴だ」と。

本人はいたって誠実で、思ってることを素直に言ってるだけなのにね。

だから、「自分が思うこと」と「相手が思うこと」にギャップがあることが多いんです。
相手は価値を見てくれてるのに自分はそれに気付けてない(そう思えてない)って、すごく危険なことなんです。

あなたにもありませんか?そういうところ。
ここで挙げた例はほんと極端なものです。分かりやすくするためにね。
自分と周りの評価の違い、起きてませんか?
それが嫉妬を生み出して、関係性を壊してるのかもしれません。

嫉妬ってすごく嫌な感情です。
怒りよりも嫌いで感じたくない感情なんじゃないでしょうか?
惨めだし、情けないし、自分にムカつくし、でも、気になるし、引っかかるし、、。

羨ましい、という気持ちが本当はあるんだけど比較や競争心があって素直になれない時に嫉妬になります。

遠い人にはあまり嫉妬しません。
近い人に嫉妬します。
「隣の会社の奴が昇給しても何とも思わないけど、同期の奴が先に昇給したらムカつくでしょ?」
「隣のビルのOLが結婚してもふーんとしか思わないけど、同じ島の後輩の女の子が自分より先に結婚が決まったら嫉妬するでしょ?」
というわけです。

近いというのは物理的な距離もそうだけど、むしろ心理的な距離の方が重要で。
同期の奴、と言っても、全然話したこともない奴よりも、普段一緒に遊んでる奴の方が嫉妬の対象になりやすいんです。

だから、嫉妬って嫌なんです。身近な人相手だから。しかも、どうでもいい奴じゃなくて、大切な人相手だから。

価値を受け取ってないんですね。自信がないんです。
その相手と自分を比較して、自分はダメだなあ、と思ってるジャンルで嫉妬になります。

すなわち、あなたが大切にしたい、と思ってるジャンルでしか嫉妬は起こりません。

同期が昇給したって聞いても、お金にこだわりが無かったり、今の仕事が面白くて楽しかったり、その同期と競争心が無かったら「おぉ、良かったな!!」としか思いません。
昇給したって聞いて嫉妬するってことは、あなたも昇給したいんです。その同期より自分が優秀だって思いたいんです。それくらい仕事が大事だし、好きだし、頑張ってるし、何とか上に行こうって努力してるんです。それなのにアイツの方が先に・・・。これが嫉妬心です。

だから、すごく嫌な気分になるんです。

それで嫉妬が絡むとその相手との付き合いが苦しくなります。
嫉妬している相手のことを避けようとしてしまいますからね。

だから、その嫉妬を素直に認めることをお願いするんです。
「私、あなたに嫉妬してるの」

なかなか言えないことなんですけどね。でも、言えたら、驚くほどに心が軽くなります。もちろん、相手との関係だってね(^^)

そして、嫉妬を認め、受け入れると、自分が大事にしてるものが分かるんです。
自分がどうしたいのか?どうなりたいのか?のホンネが分かるんです。

「そっか、俺、本当に昇給したいと思ってるんだよな。
認められたいんだよ、みんなに。お前すごいなって。
仕事だって嫌いじゃないんだよな。俺なりに頑張ってるしな。だから、認めて欲しいって思うんだよな。向上心あるじゃん、俺。頑張ってるじゃん、俺」

そんな風に自分を認められるようになるんです。
これはすごくあなたの心を解放してくれるものです。

では、続きは明日!

根本の講座、セミナー、ランチ会。東京、大阪、福岡、広島、名古屋など

毎日使える心理学講座 
☆根本本。
根本本

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で心理カウンセラー根本裕幸をフォローしよう!

おすすめ関連記事