「旦那へのイライラがなくなりました」とおっしゃる奥さまは悟りを開かれたんだと思います。



長所と短所はイコールなんです。だから、旦那にイライラするポイントを変換すれば、尊敬できるところに置き換えられるのです。

Rさまより、悟りに満ちたお言葉を頂きましたので、ここにご開示させて頂きたく存じます。

> 追伸
> 以前、夫がバカで腹が立つと根本さんに相談した時に、根本さんが「尊敬できる部分を持ってるといいよ」と、教えてくれたので、尊敬できる所を探すと、バカなところとイコールであることに気付きました
>
> 頑固・しつこい・諦めが悪い(根に持つ)・物事を客観的に見ない・人の言うことを聞かない、とかイライラするんですが
> それが夫の生命力の強さ、切り開く力強さなのだとわかったら、まーまーイライラしなくなりました、ありがとうございました!


(少々投げやりな感じもしなくもないですが・・・)
素晴らしい悟りのお言葉ではないでしょうか。ご主人に見る「嫌な部分、むかつく部分、イライラする部分」は同時に「尊敬する部分、好きな部分、憧れる部分」に変化するのでございます。その点に気付かれましたRさまには尊敬の意を表すと同時に、今後、ますます仲睦まじい夫婦関係を築かれますことを祈念いたします。

そもそも「長所」と「短所」は同じです。
見る角度によって、長所にもなり、短所にもなり、はたまた「どうでもいい」ことになります。
誰の見る角度か?と言えば、それは自分の見る角度です。
だから、相手の短所は自分の見方を変えるだけで長所にすら変えることができます。

それができない、と思うのは、競争、意地、プライド、見栄、屈辱、敗北感、怒り、悲しみ、執着、依存心などが影響してのことではないかと思うのです。心当たりはありませんか?

「今度の彼、とても男らしいの!」って付き合い始めた彼女が、半年後、「彼、自分勝手で私の気持ちなんて全然分かってくれない」って不満を漏らし始め、「彼、すごく優しくて、穏やかで、何でも受け入れてくれるの」って目を輝かせてた彼女が半年後、「彼、ほんとに優柔不断だし、頼りなくてイライラしちゃう」と別れを考え始めるのです。

「怒りっぽい」と言うと短所に見えますが、「バイタリティがある」は長所に聞こえます。
「わがまま」は短所でしょ?でも、「自由」は長所ではありませんか?

同じ要素の見方を変えるだけで、短所にも長所にもなるのです。

Rさんがおっしゃる
「夫のバカなところ(頑固・しつこい・諦めが悪い(根に持つ)・物事を客観的に見ない・人の言うことを聞かない)」は、すなわち、
「自分を持ってる、前向き、道を切り拓く強さ、オリジナリティ、ユニークさ、生命力、根気強さ、自己主張ができる、諦めない、やり遂げる強さ、度胸、勇気」などの長所に言い換えることができるのです。

そして、人の心理の面白いところは、その長所に置き換えた上で「無理だわ」と思えたら、「前向きな別れ」を考えることができるようになるんですね。

「彼ってすごく前向きで、パワフルで、ユニークで、自己主張ができるし、勇気もいっぱいあるんだけど、私って自分が思うよりも安定志向みたいで、そういう彼と一緒にいると疲れちゃうみたいなんだよね。きっと彼のそういう長所を望む女性って多いと思うし、きっと幸せになれると思うし、だから、お互いのために別れた方がいいと思えるようになったの」

これって素晴らしいですよね。

ちなみに、これを自分に置き換えれば、短所は直さなくてもいい、ということになりますね。

参考にしてみてください(^^)
Rさん、ありがとう!!

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