自己嫌悪が減ると人間関係が良くなる。


自己嫌悪って攻撃性ですから、自分に向かうだけでなく他者にも向かうんです。だから、自己嫌悪が少しでも減ると、他人に対する攻撃性も減るので自然と人間関係がスムーズになり、それまでうまく行かなかった人とも自然とふつうに付き合えるようになるのです。

先日、あるクライアントさんが面白い話をしてくださいました。
「最近、人間関係が楽になってきたんです。職場の人も何となく優しくなったというか。何よりもお母さんとの関係が良くなったんです。今までは電話かかってくるだけで嫌な気持ちがしたのに、このGWに実家に帰った時はふつうにしゃべれたんですよね。いつもなら逃げ出すようにこっちに戻って来てたのに、今回は平気でいられたんですよね」

元々彼女はお母さんとはあまり関係が良くなったのですが、それがカウンセリングの主要テーマではありませんでした。


そもそもは「自分に自信が持てない」「自分のことが好きじゃない」ということで通い始めてくれたんですね。

もちろん、その背景を分析していく上でお母さんとの関係はテーマに上がっていましたし、職場でも居心地が悪いことは耳にしていましたが、特にそこをメインで扱うことはしていませんでした。

一言で言えば【自分を許す】ということをよくお伝えしていました。

自分に優しい言葉をかける。
自分ができないことがあっても多めに見てあげる。
自分のいいところを探してあげる。
自分を褒める癖を付ける。
辛かった頃の自分に優しくしてあげる。

それで自己嫌悪が少しずつマシになってきたと思うんですよね。
表情や雰囲気にも変化が表れてきて、気持ち的も楽になってきました。

職場でも人に気を使うことが減ってきた、と言ってたかと思います。

そして、お母さんとの件。
GWに帰省するってことは事前に聞いていましたが、その時はまだいい印象無かったんですよね。「仕方なく、帰る」みたいな。
ところが、実際帰ってみたらふつうにお母さんと話せていて、自分でもびっくりしたそうです。

自己嫌悪を減らす、と、なぜ、そんな変化が現れるのでしょうか?

【自己嫌悪=自分を嫌悪する=自分を責める、嫌う】です。
私たちの心は『投影』されますから、自己嫌悪は【他者嫌悪】を作ります。
【他者嫌悪=他者を嫌悪する=他者を責める、嫌う】という状態が心の中に生まれます。

自分が自分のことが嫌いだから、それを人に投影し、人から嫌われる、と感じたり、人のことが嫌いになったりするのです。

すなわち、自己嫌悪が強い状態は常に人に対して攻撃性を持ってしまうんです。
それで相手の言動がとても気になるんですね。
何気ない言葉から「自分のことを責めてるんじゃないか?」って思い込んだり、ちょっと冷たくされたように感じると「相手も余裕がないんだな」と思う前に「私のことが嫌いだから」と感じたり。

常にトゲを持っているようなものです。

自己嫌悪が少しでも軽くなると、それはトゲが減ったということ。
他者攻撃も減るわけですから、相手の言動に振り回されることがとても減ります。
今までだったら鬱陶しいと感じていたことも、なぜか、平然と受け止められたりするのです。

その結果、人間関係が不思議と楽になる、という現象として現れるのです。

こうしたアプローチで、親子関係はもちろん、夫婦、恋愛、職場の人間関係が変わっていくことがよくあります。
相手との関係性を直接扱ったわけではなく、自分自身が変わることで相手との関係も変わるんです。

さて、彼女のように自分を責めることが趣味・癖・特技になってしまった方によく出す宿題です。
既にあちこちで触れてるものばかりですが、良かったら【この中のものを一つ選んで】やってみてください。
ただし、継続性がカギ。最低でも1か月。できれば2か月以上やってください。

1.1日5個自分を褒める。
どんなくだらないことでもいいので、自分を褒めてあげてください。
あちこちから「すごく効果ありました」報告が続々届いているやり方です。

2.友達に自分のいいところを教えてもらい、それを毎日眺める(音読する)。

友達に自分の長所をメールで聞きます。それをスマホのメモ帳なり、メールの下書きなりで1つに纏めます。
それを毎日、何かの折にただ眺めます。
電車通勤の方は、往復の電車の中で必ず眺めるように“癖”にするといいでしょう。
これも最初は勇気要りますが、ほっこり感が長続きする方法です。

3.1日1回は自分が好きなことをする。月に1日は好きなことを思い切りやる日を作る。

好きなことをしているときは自分を責めていません。
だから、好きなことを自分にさせてあげることは、自己愛のいいレッスンになります。
これを継続していくと、好き、ということに慣れるので自分のことも好きになって行きます。
これは他のレッスンと合わせると効果が増幅します。

4.「ありがとうリスト」を作る。

家族に友達に上司に同僚に後輩に、「~してくれてありがとう」というリストを毎日毎日作っていきます。
「お母さんにありがとうを100個探して」という宿題もよく出しますね。
感謝の波動はとても素晴らしいもので、ほんとすごいヒーリング能力があります。
だから、ふだんから意図的に「ありがとう」を使うだけでも、その言霊が入ってきます。

自分がやりやすいところから始めるのがコツです。

いつもありがとうございます(^^)

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