【out of 愛され本】思い付きな男の言葉と、その言葉に揺れる女心。

先日のカウンセリングでもこの話題が出てきました。

「とても熱心に口説いてくれた彼がいました。付き合う前から「愛してる」って何度も言ってくれたし、たくさん褒めてくれたし、いつも「君と会えると幸せ、嬉しい」って笑顔で言ってくれたし。でも、結局は嘘だったんでしょうか。付き合い始めてしばらく経つとどんどん冷たくなってきて、暴言を吐いて、最後は音信不通に。彼の言葉を信じた私がバカだったのでしょうか？」

（※もちろんこの文章はカウンセリングの内容そのままではありません。念のため）

こういうケースで彼が「愛してる」「嬉しい」「幸せ」と言ってるとき、それが嘘なのか？と言われると、おそらくＮｏです。
もちろん、口先だけでそう言う人もいますが、多くの場合、そう感じたから言ってます。
そこは案外素直なんですね。

しかし、それはその場の感情に過ぎません。
だから、付き合い始めから「好きだ」「愛してる」「一緒にいたい」「結婚しよう」と彼女の気持ちを無視して自分の気持ちを伝えてくる人は、自分の気持ちが冷めてくると「嫌いだ」「愛してない」「離れたい」「結婚なんて無理だ」と言い出しやすいんです。

素直って言えば、素直です。でも、振り回されますよね。

女性の多くは、付き合う前や付き合った直後にそういうことを言われたら、嬉しい反面「ん？」と疑問に思うでしょう？
「まだ、私はそこまで好きじゃない」とか「まだ結婚を考える段階ではない」とか。
彼の気持ちが一人走りしてるように感じたことありませんか？

そういうときは「その場の彼の感情なんだな」→「自分本位の人なんだな」と思っても差し支えはないと思います。
私の気持ちを汲んで「一緒に幸せになろう」ではなく、自分自身の感情で「幸せ」って言ってるわけですから。

女性は付き合うこと、人間関係、コミュニケーション、言葉。どれも大切にします。
「愛してる」「結婚しよう」という言葉の意味をちゃんと考え（感じ）て発信します。
それを言われて彼がどう思うか？もちゃんと考えられる人が多いですね。
だから、「好き」って言ったら迷惑じゃないかな？とか、この場の雰囲気を壊さないかな？とか慎重になります。

しかし、多くの男性（ほとんどの男性 or すべての男性（笑））はそこまでコミュニケーション力が成熟していません。
だから、まるで子供の用に「思ったことを口に出す」ことが多いのです。

もちろん、女性も思ったことを口に出すことが得意です。（先週その一端を紹介しました。）
しかし、それは気を許した相手にだけ言えることで、2人のこれからのことなど大事なことについては結構慎重になるんですよね。

さて、男性からそういう言葉を言われて心が揺らぐことってあると思います。
寂しいとき、一人のとき、不安なとき。
そういう男性の言葉はとても励みになり、喜びになり、希望になります。
だから、「嘘」って分かっていても一時身を預けてしまう人もいるくらいですね。

もちろん、「寂しい」ことに気付いていれば、その言葉もまだ余裕で受け止められます。
自分を見失うことはありません、。
でも、「寂しい」ことに気付いていないと揺れてしまうのです。

だから、揺れたとき、気付けばいいと思います。
「あれ？なんでこの言葉に私、こんなに揺さぶられるんだろう？」って。

また、男性の皆さん。言葉に気を付けましょう、ということです。
もちろん、「好き」とか「愛してる」とかそんな言葉はとても言えねえ、というタイプの方は今回のテーマは心配ありませんが、つい、思ったことを後先考えずに言ってしまうタイプの方は、その言葉で女性を振り回してしまうことがあります。
（当然、自分も自分の感情で振り回されることになります。）

「口説く」ことが目的だと、つい、そういう言葉を使いがちかもしれませんが、その言葉、自分が思う以上に女性は重たく受け止めますから後々ややこしくなります。

その言葉が相手に与える影響をよく見極めるようにしてください。
ただ、好き、愛してる、と言う言葉を言えることは素晴らしい価値、魅力です。
そこには自信を持ってくださいね！

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