「これは自分が望んだこと」
「これは自分が決めたこと」
・・・ということを最近、意識的に肝に銘じるようにしています。
もちろん、そう思う時って、そう思えない時です。
「そんなはずじゃなかった」
「なんでこうなんだろう?」
「どうしてうまく行かないんだろう?」
などと思った時に、
「いやいや、これは自分が望んだこと」
と思い直すのです。
“人生の主人公は自分”です。
「自分が望んだ」のではなく、「他者がしたこと」と思ったら、人生の主人公を他者に譲ってしまってることになりませんか?
「自分が望んで引き寄せたもの」と思うことで、主体的に物事に取り組むことができます。
私もどこかでつい何か自分以外のものに責任を押し付けてるところがあります。
こういうの、癖ですから気付かずにやってることが多いんですね。
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早く品川駅に行きたくて、五反田の路上でタクシーを待ってたんです。
でも、なかなか「空車」が来なくてイライラしてきました。
早く移動して新幹線で飲み食いするお惣菜を買いたいのに何で来ないんだよ!と文句を言う私がいるわけです。
しかも、昼間と違って全然外は寒く、それもまたイライラの原因です。
なんで、こんなに寒いねん。昼はあったかかったやないか、と。
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これを自分が望んでる、自分が引き寄せてるって思うことは難しいです。
そういう時、最近はシンプルにこう捉えることにしたんです。
「ああ、そうか。僕は今、タクシーに来てほしくないんだ」と。
理由なんて分からなくてもいいので、この状況は自分が望んだこと、と思うようにしたんです。
心理学的に良いように言うならば「状況をありのままに受け入れる」ということをしてみました。
そうして状況を受け入れると、それを望んでいる理由が少しずつ見えて来ます。
「スリルを味わいたいんやな。『間に合うかどうか?』のスリルもあれば、クイーンズ伊勢丹で時間がない中でお惣菜を探すタイムトライアルを楽しみたいんやな」
「電車で行けば安上がりなこと知ってるくせに、わざわざタクシーで行くってことに、ちょっと罪の意識、感じてない?」
すると、不思議なことにすーっと目の前にタクシーがやってきました。
「私が許可を出したから」ですね。
そして、そのタクシーに乗り込んでまた気付きます。
「ああ、あったかーい。おお、この気分を味わいたかったのか!」
「おしゃべりで人のいい運ちゃんやな。おお、この人に会いたかったのか!」
そして、品川に着き、運ちゃんに「お釣りはいいです!」とイイながらもセコいことに1100円(!!)を出し、クイーンズ伊勢丹でタイムトライアル的に40%引き、30%引きのお惣菜・お弁当を、キヨスクでビールやチューハイを買い、結果的には余裕で新幹線に乗り込んだとき、気付くのです。
「あのイライラ、必要やったんかな?ほんとにタクシーが来なくてイライラしてたんかな?」
たぶん、違うんです。
何かイライラのタネが私の中にあり、それがタクシーが来ないって状況によって引き出されただけなんです。
もしかしたら、私の潜在意識は私に「お前、今、イライラしてるで。気付いてるか?」と言いたくて、タクシーをわざと来させなかったのかもしれません。
偉いなあ、潜在意識くん。
すごいなあ、潜在意識くん。
気付けば解放できるし、前に進むものね。
じゃあ、ほんとのイライラは何だろう?
「スタッフに任せて先に会場を出てしまってゴメン。本来なら最後までちゃんといるべきなのに。」
「もう一泊してゆったりとして帰りたかった~。こういうばたばたするのは好きじゃない~」
「もっといいセミナーが出来たんじゃないか?不完全燃焼してないか?」
まあ、そういうことなのかもしれません。
もちろん、この手の疑問に正解も不正解もありませんが。
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この話、もちろん、タクシーがなかなか来なかった、ということが主題ではありません。
今の状況は自分が望んでいる、ということです。
その状況を通じてメッセージが来ているかも、ということです。
そして、自分が望んでいることですから、それを選択し直すことができます。
「すいません。さっきハンバーグ頼んだんですけど、やっぱりカツカレーにしてください」
と言う風に。
でも、そこで「そんなん言うたら、店員さんに悪いかな」と罪悪感を感じたり、「自分がハンバーグって言うたんやから、それ食べなきゃあかんやろ」と意地を張ったり、「たぶん、もう作り始めてるからダメって言われるだろう」と諦めたりすると、状況は変わりません。
小さいことから実験してみてください。
「自分はこれを望んでる」
「自分はこうなると決めていた」
そして、それが「No!!!!!!!!!」だったら、選び直してください。
「これがいい!」
「それがいい!」
そして、現実がその通りになる体験をぜひ繰り返してください。
ちなみに今回のお話しは先日の日曜日の東京ワークショップのことではありません。
実話ですが、少し前の話です。
この間の日曜日、“そういうこと”と知っていて、“タクシー、すぐ来るし、余裕で買い物できるし”と思っていたので、横断歩道を小走りに走らなければ行けない程度のグッドタイミングで「空車」がやってきてました。
そして、東北訛りの気のいい運ちゃんに出会い、「昼間はあったかかったのにねええ」という会話をしながら品川駅までとてもスムーズにたどり着きました。
よし!これを仕事でもプライベートでももっと生かすことにしよう(^^)