「幸せになる法則」を手放せば幸せを感じられるようになる。



お金があれば幸せになれる、
結婚すれば幸せになる、
仕事をちゃんとしていれば幸せになれる、
人を大事にすれば幸せになれる・・・

私たちは無意識的にそんな「幸せになる法則」を持っているのかもしれません。

心の世界に興味を持っている私たちもそんな法則に縛られてしまうことがよくありますね。

与えることが幸せになる秘訣、とかね。


そうすると私たちは何者かになろうとし、何かを持とうとしてしまいます。
しかし、この法則は「足りない」という不足感、欠乏感がもたらすもの。

「与えることで幸せになれる」と言う思いの裏には「与えなければ幸せになれない」という思いが隠れています。
「感謝の気持ちを持てば」という前提を付けてしまったら、感謝の気持ちが持てない時は「そんなお前は幸せになんかなれない」というメッセージを送ってしまいます。
もちろん、そんな意識はないかもしれませんが。

言葉遊びみたいですが、ちょっとその表現を変えて見ます。

「与えることが私の幸せ。」

もう「幸せ」を受け取っています。感じています。

お金があったら幸せになれる、と思っていたら、やはり「お金がない」というイメージが染み付いてしまいます。
そして、「お金がない自分は幸せではない」という思いを作り出します。

「お金があることが私の幸せ」と思い、そのお金に感謝できるとしたら、もう幸せがやってくるでしょう。

「結婚は私の喜びであり、幸せ」と思っていたら、幸せな結婚生活がイメージできて、今、パートナーがいなくても幸せな気分に包まれるでしょう。

“今、幸せを感じられる”ようになったらいいんですよね。

ある人は一見良くないことがあっても「これがツイてることだとしたら?」と自分にめっちゃ問いかけるんだそうです。
そしたら、私たちのマインドは“ツイてるように”今の現象を見始めます。
だから、“ツイてる”ことになってしまうのです。

“今が幸せだとしたら?”と自分に問いかけるのはどうでしょうか?
きっとマインドは、幸せな要素を集めて見せてくれるでしょう。
最初は逆の現象が起こりますが、しばらく続けてみてください。
きっと「ありがたいなあ」と思えるものをキャッチしてきてくれます。

今ある幸せを受け取れたら、欲、は手放せます。

でも、ずっと手放せなくてもいいんですよね。
欲はまた湧いてきます。
煩悩に飲み込まれるのもあり、「やっぱりお金が無きゃな」と思うときがあってもOK。
一人身の冬は切ないなあ、と嘆くのも大丈夫。

1日ずーっと「今の幸せ」を感じていなくてもいいと思うのです。

思い出した時に「今、幸せだとしたら?」と自分に問いかけるだけです。
「あ、紅茶があったかい」
「紅葉がきれい」
「空が明るい」
「お財布にちゃんとお金がある」
「自分の席がちゃんとある」
「ご飯が食べられる」
「ちゃんと寝る場所がある」
「話せる友達がいる」
・・・。
「私ってけっこう恵まれてるなあ」
と幸せを感じられるようになるでしょう。

ちょっと一息つける時間にそんな問いを自分に投げかけてみるといいですよ。
きっと「今」幸せになってしまいます。

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