パターンが信仰になる。



皆さんにとって何かふだんゲン担ぎみたいな行動ってしています?
「朝はパンじゃないと気分が上がらない」
「コーヒーを飲まないと目が覚めない」
「シャツは左手から袖を通さないと気分悪い」
「職場ではまずはメールチェックをしないと始まらない」等々

毎日やっている「習慣」が、ある種の「信仰」みたいになっちゃうことってあるんです。
「パンがなくてご飯を食べたんだが、なんか調子が出ないなあ」みたいに。

もちろん、それ一つは大したことないかもしれませんが、それが拡大して「人生のパターン」にも当てはまることもあるのです。

「うまく行きそうになると必ずダメになる」

「私が付き合う男性はいつも不誠実な態度を取る」

「私の家は代々お金で揉めてきた」等々。


例えば、仕事でも人間関係でもある程度までいい感じなんだけど、あと一本のところで取り逃がしてしまう、という経験を何度も繰り返すとしましょう。
チャンスはあるんだけど、それを十分にゲットできない感じですね。

そうすると、経験的に「自分は成功できないんじゃないか?」という思いが生まれ、それが「うまく行きそうになるとダメになる教」への入信とあいなるわけです。

そしたら「うまく行く」ということに対して、非常に強い抵抗と怖れを感じるようになってしまいます。
その結果、うまく行きそうになると自ら進んで破壊してしまったりするのです。

それは怖いですよね~!

カウンセリングの中では、心の深いところにある「信仰」に出会うこともあります。
それは親子代々続いているようなものもあり、自分でも知らないうちに刷り込まれているものです。
例えば「ガン家系」というのも、そんな思い込みの一つらしいですね。

そうした「信仰」を手放すのって、いわば洗脳を解くような感覚になります。

頭では分かるし、そうしたいという意欲もあるんだけど、体が受け入れない、みたいな場合もあります。

信仰ですから生活の基盤になっちゃうこともあるんです。

先ほどの「うまく行きそうになるとダメになる教」の例でいえば、うまく行かないときの保険をばっちり確保したり、そもそもうまく行かないんだからチャレンジも控えめにしてしまったりすることもあるでしょう。

こういう風に書くと悪いことのように思いますが、自分自身としては現実的なリスクマネジメントだし、身の丈に合った謙虚さだと思っていたりすることもあるのです。

そこまで深く刷り込まれたものを手放すにはどうしたらいいのか?

癖を直すようなものですから、性根を据えて向き合う必要はあるでしょう。

潜在意識や無意識を癒すセラピーを使うのも効果的かと思います。

また、「信仰」という捉え方が出来れば「改宗」という考え方を使うことができますね。
つまり、新たな「信仰」を手に入れればいいわけです。
それは自分自身が幸せになれるような、毎日をわくわくして過ごせるような、楽しみや喜びを感じられるような、そんな「信仰」を作っていきます。
いわば、あなた自身が「教祖さま」になるわけです。

そのプランニングを楽しみながらできることがポイントです。
いっそのこと「教義」や「戒律」まで作っちゃってもいいくらいでね(笑)

さて、自分に置き換えて考えてみてください。

あなたが「信仰」にしてしまっているような、そんな生き方、考え方ってありませんか?

え?私???

「お金はなくなるもの。だから頑張って働かなければならない教」にはだいぶお世話になっています。はい。
ここ最近は特に頑張って脱退活動してます(^^)


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