*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*
ほんとうに辛いとき、あなたの心の支えになってくれた人は、ものは何だったでしょう?
カウンセリングをしていて、例えば子ども時代に、あるいは、学生時代に、社会人として、あるいは、恋愛の中で、本当に辛い思いをされてる方によくお会いします。
でも、その時代を何とか潜り抜けてきて、今、私の目の前に座っていらっしゃるんです。
とすれば、その辛い時代を乗り越える何らかの“支え”があったんじゃないか、と思うようになりました。
例えば、何も言わずに見守ってくれるお父さんの存在。
目に入れても痛くないほどに可愛がってくれた、今は亡きおばあちゃん。
気がつけば、いつもそばにいてくれた近所の友だち。
あるいは、テレビの中のヒーローだったり、いつも見かけるかわいい人だったり、あなたが生きる糧とした何かがそこにあったはず。
そして、今も。
あなたを支えてくれる何かが、その近くにありませんか?
当たり前すぎて気がつかないかもしれませんが、今はまだあまり価値を感じないかもしれませんが、でも、とても大切なものがすぐそばにあるのかもしれません。
目に見えないものかもしれないし、はっきりと形が意識できるものかもしれません。
でも、何かに支えられて、私たちは今ここにいられるのかもしれません。