「無いことが前提。」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

自己承認という話をよくさせていただきます。
今の自分をありのままに受け入れる、そのままの自分を許す、という意味なのですが、「どういうこと?」となかなか理解しにくい場合があります。

先日、ある講演会に呼んでいただいた時、参加者からある質問を頂きました。

「私の娘が学校で人とうまく付き合えていないようで心配です。私があまりコミュニケーションが得意でなく、その影響なのではないかと不安になります」と。


私は、そこでこうお答えしたんです。

「私のせいと思う必要はありませんよ。コミュニケーションが苦手な分、きっと他に得意なジャンルがあるはずですから。それにはお気づきですか?それを学びたい、というならば、賛成なのですが、苦手なことでご自身を責める必要はありません。むしろ、開き直って娘にこう伝えて欲しいくらいです。『お母さんも人とうまく付き合えないタイプだから、あんたには教えられへんわ。ごめんな!』ってね。自分のせいと責めるよりも、できないことを前提にして見た方がいいんです。そうしたら、娘も自立します。自分で何とかしなきゃって。」

無責任な!と思われるかもしれません。
けれど、無い袖は振れませんよね。そのお母さん、他に振れる袖はたくさん持ってるはず。だから、そっちで頑張ってもらった方がきっと娘さんのためにもなるんです。

少なくても「あたしのせいや・・・」って落ち込む姿を見せないだけでも、だいぶ違うと思います。

そうして、もし、気持ちが楽になれば、ほかにもできることがいっぱい出てきます。

それも自分をありのままに受け入れること、だと思うのですが、いかがでしょうか。

心の処方箋
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