「ありのままの自分を許すこと」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

そこが、まずは、出発点、ということで。

何よりも、どんな自分であったとしても、どんな最悪な状態であったとしても、今の自分、そこがスタートなのです。

辛く、嫌なものであったとしても、それを受け入れることが大切なように、今の自分を受け入れること、それこそが、あなたにとって、とても大切な一歩になるのです。


否定してしまうほどに嫌な自分であってもいいのです。
今、否定してしまっているとしたら、私としてはそれはありがたいのです。
なぜか、後々「否定していない自分」に出会えたとき、明確な変化として実感できるからです。
その時、私はこう言うと思うのです。
「ね?変わってないと思っていながらも、でも、人って変わるんですよ。それがよく分かったでしょう?」って。
で、「根本さんってほんとうに意地悪ですよね・・・」というお褒めの言葉を頂くわけです。

カウンセリングをしていて、グループセラピーなどのセミナーをしていて、常に意識していることは、「今を否定しない」ということなんです。

今を否定しても、虚しいだけで、何も生み出しません。
辛くて、痛い気持ちも含め、今、を受け入れること、それが大切だと思うんです。

なぜか、未来はまだ訪れていないから。
だから、未来はまだ作っていくことができるから。

自分ではそう意識しないかもしれませんが、あなたは変われるんです。
確実に、いい方向に変わっていけるのです。
だから、今の自分をありのままに、そのままに許してあげてもいいと思うのです。

いや、むしろ、自分がより良く変わることを信じられたとしたら・・・、今の自分を許していいと感じるのかもしれませんね。

心の処方箋


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