「できない理由、探していませんか?」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

「彼氏が欲しい」「いい仕事をしたい」「休みを取って旅行に行きたい」「もっと家族に優しく接したい」などなど、私達はいろんな「したいこと」「欲しいもの」を持っています。

そして、そのために頑張ったり、我慢したり、努力したりしますし、時には壁にぶつかって凹むこともあるものです。

でも、うまく行かないとき、思ったようにできないとき、ついつい、理由を探したり、言い訳をしてしまうこと、ありませんか?

時期が悪かった、相手との相性が悪かった、自分の努力が足りなかった、時間がない、お金がない、等々。


特に何かを始めようと思うとき、つい、できない理由ばかりを探してしまうこと、ありませんか?

自信の無い、変わりたくない、新しい世界が怖い、今のままでいいと思いたい、疑いや不安がある、疲れている、やる気のでないなどなど、次から次へとできない理由が湧いて出てしまうこともあるでしょう。

かく言う私にもあるんですね。
あるセミナーに参加しようと思って日程を見ていたとき、始めから「きっと仕事があるからできないだろう」という目で見ていたんです。
そして、「やっぱり仕事がある日ばっかりなんだよな」なんて言い訳を始めていました。

ほんとうにそのセミナーに参加したければ、万障繰り合わせるはず。
誰かに変わってもらうことはできないか、そのセミナーの日程をずらすことはできないか、何とかしようと努力するはずなんです。

事実、娘の発表会の日、沖縄旅行の日程などは、自分の仕事を何とかずらせないか、何とか休みを取れないかを頑張って調整していますし、しかも、それ自体、苦痛ではありません。
したいことをするわけですから、苦痛でも、苦労でもないのでしょう。

まず、できない言い訳探しをしてしまうと、うまく行くものもうまく行かなくなりますよね。

「あ、できない理由をまた探してるな」と思ったら、すぐにその思考をやめて、できる理由、うまくいく理由を探してみましょう。

そして、その対象をもっと好きになろうとしたり、もっと興味を持とうと思ったり、それをしている自分をイキイキと描いてみたり、じっくりと調べてみたり、、、どんどん興味をかきたてるように自分を導いてあげられるといいんです。

そして、もうそれをやってるのが当然、そこにいるのが当然という雰囲気を演出してしまうんです。

私達は興味のあるもの、好きなものに対しては貪欲になる性質があります。

だから、できない理由を探してるときは、まだ準備ができていないんだな、と、もっとそのことを好きになる、興味を持つように仕向けてあげるといいのかもしれません。

それだけでもう1歩、進んだことになりますから。

心の処方箋

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