(12/21)パートナーシップに安定はダメなの?



最近ネタ振りが長すぎて、本題になかなか入れないので、今日は別立てにしてみました。

長々と乳児ネタの後に急に大人な話されても拍子抜けするでしょう?

(ま、書いてる僕の気持ちが切り替わりにくいってのもあるんですけど)

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昨日に引き続き、パートナーシップついて。

昨日のネタ

昨日は「罪悪感などから相手に気を使いすぎて、相手が自分のことを思ってくれてることに気付けない」というお話をさせていただきました。

対人関係にも関連しますが、相手に気を使いすぎるとどうしても自分の気持ちが後回しになってしまうので、表面的な付き合いになりやすいんですね。
「夫婦ならば、仲は良いし、よく話もするんだけど、でも肝心な話はできてないような・・・」
なんて気持ちがする時は、案外、このパターンであることが多いです。

相手に気を使うっていうのは、とてもエネルギーを使いますから、それだけで疲れてしまいます。

セックスレスのご相談も多いんですが、夫婦関係を伺ってるとこのパターンに当てはまる方が現代は多いのかもしれません。
優しさの裏返しでもあるので、ここで自分を全否定する必要なんてありませんよ。
方向転換することが求められているだけです。

気を使う方は、セックスでも相手を満足させよう、イカせようと気を使います。
相手が満足してくれてるかどうかが気になります。
一方で、自分のことはどうでも良くなっていきます。
まだ、付き合いが浅く、セックスが新鮮だったり、相手を満足させたいって気持ちが強いうちはいいんですよね。

でも、だんだん慣れてくるとセックスそのものに面白味を感じなくなります。
特に結婚したりすると。

その心理の裏側には私達が夫婦関係に安定を求めてしまうことがあります。
結婚することを「落ち着く」なんて表現したりします。

特に、相手に気を使う分だけ、より強く安定を求めてしまうものです。
気を使うのは嫌だし、疲れるから、気を使わなくてもいいように関係を固定化させる(安定させる)べく、頑張ってしまうんです。

でも、パートナーシップって落ち着いてしまうと、ちょっと問題だったりするんですよ。
いつも仲良く話をしてた夫婦が突然離婚したり、ケンカばっかりしてる夫婦が案外離婚しなかったりって現象がよく起こるのも、そうした安定を求めすぎてしまうせいかもしれません。

パートナーシップで大切なのは、リスクを犯し、常に変化し続けようとすることです。
これは仕事や生き方そのものにも当てはめられる心理学の格言なんですね。

パートナーシップって、元々は全くの他人だった人が、他の誰よりも近い距離に感じられる不思議な現象なんですよね。
そして、お別れすれば再び全くの他人になってしまうことだってあり得ます。

つまりは、ゼロから無限大までもっともフレキシブルな距離感を持つものなんです。
だから、安定性を求めてその関係を一箇所にとどめてしまうとなると、それだけでおかしなことになってしまいます。

そのリスクを犯すってのはハラハラドキドキした感覚を伴います。
長く付き合ってると「トキメキを感じなくなった」って別れ話になることもあるでしょう?
リスクを犯してない分だけ、トキメキは無くなります。
これは相手の問題でもあるかもしれないけれど、「トキメキを感じられない」自分自身の問題なんですよね。

こうしたマンネリの問題、セックスレスの問題は、何らかのリスクを犯すことで乗り越えていくことができます。
もし今あなたがパートナーに気を使いすぎてたとしたら、リスクを犯すことは大きな方向転換になります。

でも、どんなチャレンジをしたらいいのか?なんてすぐには思い浮かばないかもしれません。
まずは、自分の心を見つめていきましょう。
いつも相手ばかりを気にしてたのかもしれませんから、これもすぐにはうまく行きません。

自分がどうしたいのか?を見つめてみると、自分がいかに人に気を使いながら生きてるかが分かってしまったりします。
気を使ってる分だけ、何も出てきませんから。

だから、ちょっと時間をかけたり、誰かと話をしながら、そこを見つめていきましょう。

例えば、こんなのはいかがでしょう?

「自分がパートナーからどんな愛情が欲しいのだろうか?」
「どんなセックスをしたいんだろう?」
「二人でどんな世界を創っていきたいんだろう?」
それぞれのテーマで、原稿用紙最低5枚のレポートを作成するように!

なんて・・・。

こういうテーマに取り組んでみるのも、一種の「リスクを犯す」ことになりますから、お勧めです。


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