なぜ、あの人を見るだけで心がザワつくのか?──「苦手な人」はあなたの隠れた才能を教えてくれる



「いや、別に何かされたわけじゃないんですけどね…」
「でも、あの人の顔を見るだけで、なぜかソワソワしちゃうんです」

カウンセリングの現場で、こんな相談をよく受けます。

職場のあの上司、ご近所のあのママさん、親戚のあのおじさん。
別に直接被害を受けたわけじゃない。
むしろ、客観的に見たら「悪い人ではない」とわかっている。

それなのに、なぜか心がザワつく。

SNSであの人の投稿が流れてくると、ミュートすればいいのに、つい見てしまって、また勝手にモヤモヤする。

ね、こういうの、心当たりありませんか?

実はこれ、「投影(プロジェクション)」という心の仕組みが働いているサインなんですよ。

●「人は自分を映す鏡」って、どういうこと?

「人は自分を映す鏡」という言葉を、聞いたことがあると思います。

これ、スピリチュアルの話でも精神論でもなくて、心理学的に言うと、僕たちの心はある特定のパターンを持つ人に出会うと、その人を通して「自分自身の中にある何か」を見てしまう、という性質を持っているんですね。

つまり、あなたが「苦手だ」「許せない」「ムカつく」と感じるその人は、「あなたの心の奥にある何かを、外側で再現してくれている存在」なんです。

「いやいや、私はあんな人とは絶対に違いますから!」

って、思いますよね。
僕もカウンセリングを受けた最初の頃、そう思っていました。

でもね、ここが投影のおもしろいところで。

苦手な人に映し出されているのは、「あなたがその人とそっくり同じ」ということではなくて、ほとんどの場合、こうなんです。

「あなたが自分自身に許可していないこと」を、その人は堂々とやっている。

●「許可していないこと」が、なぜザワつきを生むのか

たとえば、空気を読まずに自己主張ばかりする人がムカつくとしましょう。

それはもしかしたら、あなた自身が「自己主張なんてしちゃダメ」「もっと周りに合わせなきゃ」と、長年自分に禁止令を出してきたから。

その禁止を破って堂々と振る舞っている人を見ると、心がザワつくわけです。
「ずるい」「許せない」「なんで?」って。

一方、自分が完全に許可している行動に対しては、私たちは何も感じないんです。

みなさんは友達の相談に乗ってるときに、その友達が泣き出したらイラっとするタイプですか?それとも「辛いよね」って共感しますか?

もし、あなたが「泣いちゃダメ!」と思ってるならそのともだちにイライラするでしょう。
けれど、「私もあなたと同じ立場だったら泣くよね」と泣くことを自分に許してるならばイライラなんてしないんです。

これが、投影のサインなんです。

●苦手な人は、あなたの「未開封の才能」を教えてくれる

ということは、です。

「苦手な人を観察すると、今のあなたが自分に禁止していること」が、くっきり見えてくるんですよ。

そして、その「禁止していること」の奥には、たいていの場合、「あなたの本当の才能や、解放されたがっている自分」が眠っているんです。

・自己主張する人にイラッとくる人は、ほんとはもっと自分の意見を堂々と言いたい人
・チャラチャラ遊んでる人にモヤッとする人は、ほんとはもっと人生を楽しみたい人
・偉そうにしている人にカチンとくる人は、ほんとはもっと自分に誇りを持ちたい人
・お金の話をする人がイヤな人は、ほんとはもっと豊かさを受け取ってもいい人

ね、こうやって書き出してみると、「嫌いなあの人」は、あなたの未来を先取りして見せてくれているメッセンジャーなのかもしれない、って思えてきません?

●「我慢しなさい」という話ではなくて

ここで一つ、お断りしておきたいことがあります。

これは「だから我慢して感謝しなさい」とか「あなたが悪いんですよ」という話ではまったくありません。

苦手な人とは距離を取っていいんですよ。
嫌なものは嫌でいいんです。

ただ、その「嫌だ」という感情を、「自分を知るための地図」として使えると、人間関係のしんどさが、自分自身の成長エネルギーに変換されていくんですね。

「あの人が嫌い」で終わらせるのではなく、
「あの人を通して、自分の中の何が見えてきているんだろう?」と問い直してみる。

たったこれだけで、人間関係の風景がガラッと変わりはじめます。

* * *

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