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いい子を長らくやってきたとするならば、都合の悪いネガティブな感情は心の中に押し込んで生きてきたはずです。
それをやめて自分の感情に素直になろうとするとはじめはネガティブな感情がわんさか出てきて、自分でもしんどくなったりするんです。
けど、それは素直に生きるための大きな一歩目なのです。
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さて、『仕事も、暮らしも、不倫彼も全部70%でなんか幸せを感じられん』とカウンセリングで伺ったところ、『ほーん。ほんとは変人なのに普通人で生きようとしてるから全部出せないのね』と斜め上の回答をいただいた私。
本来の自分=変人として生きる覚悟はあります。そのために「わがままになってみ」と言われ、『よっしゃやったる!』と意気込んだものの…
長らくいい子ちゃんをしてきたので、人に対してワガママになる、が出来ません。。というかやり方がわかりません。。
他の記事ではまず自分の心に素直に(ワガママに)なれとあったので、
仕事行きたくない→今日休も
ご飯作りたくない→外食しよ
等、自分を甘やかすことは出来るようになりました。誰にも迷惑かからないですしね。
がしかし。不倫彼を練習台にしようとしても、
『会えないのイヤ!休みくれなきゃイヤ!全部いやー!』っていうイヤイヤ期の子供みたいになってしまい、それやって何になんの?状況変わんないじゃん?めっちゃ疲れる。って冷静になってしまいます。
ワガママってなんだ…どつぼにハマってしまったのでご指南いただけますと幸いです。
というかワガママの練習の前にバズーカで倒してしまいそうです。何卒よろしくお願いします。
(Mさん)
その節はお世話になりましたー。またのお越しを心からお待ちしておりまーす!
ということで、「自分の心に素直になる」「わがままになってみる」という件についてお伝え申し上げます。はい。
家族やクラスの平和のためいい子兼優等生をやるってことは裏を返せば「自分を抑えて周りを見て立ち居振る舞いを決める」ということになるわけです。
決してそれは悪いものではなく処世術としては素晴らしいものですし、かつ、そういう振る舞いができるってのは器用さの表れでもあるのですが、どこかでガス抜きしてあげないとどんどん我慢が溜まっていくってことでもあります。
我慢が溜まればどこかで爆発せざるを得ず、でも、表ではそれが出せないとなれば、アンダーグラウンドに活路を見出す、というのもお約束の流れですね。
で、そうするとたいてい自分の気持ちが分からなくなるものでして、「周りの人が求める自分」を完璧に演じることはできるのに、「自分の素直な本音に従う」ということについてはさっぱり見当がつかん!ということになるのですよね。
筋金入りのいい子になると「自分がやりたいこと」と「周りが望むこと」の区別が付かなくなっちゃって、自分としては素直に、わがままに、自由に生きてきたつもり、と自認されてる方だっているくらいです。
でも、それがほんとうの自分じゃない分だけ生きづらいし、なんか苦しいし、うまく行ってるのに幸せじゃないし、喜びも感動もあんまりないし、という風になって「あれ?」って気づくんですよね。
もちろん、仕事やパートナーシップや健康や人間関係などでトラブルが起きて「ん?」と気付くこともあるでしょう。
そこで「自分って何?ほんとの自分って何?」と疑問を持つのですが、でも、それに気づいたってことはものすごく大きなことなのです。
それに気づかずにずっと年齢を重ねちゃう方だって少ないないわけですから。
ということで、目いっぱいの勇気を出してカウンセリングに申し込みしてみたら意外とあっさり予約が取れちゃったりして(←そういうもんなんですよ!みなさん!)、清水の舞台から飛び降りる覚悟でセッションルームの扉に突撃することになり、そこにいたカウンセラーらしき人から変態扱いされたり、「もっとわがままになれっ!!」と失礼な提案をされたりすることになるのです。
で、そこで「わがままになっていいのか」と許可が下りたはいいけれど、今までそんなこと意識したことないわけでさっぱり分からないんです。
で、Mさんが賢いのは「自分に対するわがままを実践する」ということをされたことです。
そう、最初は人に対してじゃなく、自分に対してわがままになることがお勧めです。
休みたければ休めばいいし、ご飯作るの面倒なら外食すればいいし、ということですね。
「今日はだらだらしよう!」と思ってだらだらするのもいいですし、「やらなきゃいけないことあるけど疲れてるから今日はずっと大好きな映画を見ることにする!」というのも素晴らしいことなのです。
これは「自分の気持ちに素直になる」の第一歩ですし、自分軸への一歩を踏み出したと言えるものでもあるのです。
だから、まずはそうして自分の気持ちにお伺いを立てて、その声に従ってみることで徐々に自分の気持ちに気づけるようになります。
ほんとはあれ、嫌だったよなー、とか、あのとき無理してたけどほんとはすごく悲しかったんだ、とか、ああいう言い方ははひどりよね!だんだん腹が立ってきた!とか、過去のことを思い出して「ほんとはこう感じてた」ということに気づくかもしれません。
これもまた素晴らしいことでそのままの表現ですが心理学では「感情を取り戻す」と言います。
そうしてまずは自分のわがままを聞いてあげましょう!をぜひやってみてください。
いかに自分が自分に無理させてきたかが分かると思いますし、どれくらい自分で自分を虐げてきたのかが実感できて、思わず自分に「ごめん!」と言いたくなるかもしれません!
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さて、そうして自分の気持ちに素直になって自分に対してそれを活かせるようになってくると当然ながら「人」に対しても素直な気持ちを感じられるようになるものです。
で、この段階で躓くんです。
「人」が相手ですからね。相手の意向もあるし、下手をすりゃ相手を傷つけたり、困らせたりするかもしれないし、それによって嫌われたり、ハブられたり、攻撃されたりするリスクもあるわけですから。
そして、ここで重要なポイントがありまして、多くの場合、ここで「子ども返り」が起きてしまうってことです。
例えば、3歳のときに“いい子デビュー”したとしましょう。
だいぶ自立が早いわけですが、3歳のときに自分の気持ちを抑えてお母さんの言うとおりにしたり、お母さんの顔色を伺ったり、お母さんの希望を察したりするようになったとすると、「人に対して自分の気持ちに素直になる」というのは今の年齢から3歳を引いた年数ぶりってことになるわけです。(今35歳なら32年ぶりってことね!)
そうするとその年数だけ我慢してきもちが少しずつ滲み出したり、吹き出したり、あふれ出したりするようになるのです。
子どもの頃、ほんとうはかまってほしかったんだけど、お母さんが弟の面倒でたいへんそうだから我慢してて、すごく寂しかった、とするじゃないですか。
そうするとお母さんと同じような近い距離の人に対してその思いがぶゎーっと出てきてしまうのです。
寂しいよー、かまってよー、甘えたいよー、もっとなでなでしてよー、もっと抱っこしてよー、ぎゅーっとしてよー、遊ぼうよーって。
とてもいい大人の言うことじゃないと思うんだけど、とめどもなく流れ出しちゃうこともあるんです。
他にも、なんでこっち向いてくれないの?なんで弟ばっかりかわいがるの?わたしだって小さいのになんで我慢しなきゃいけないの?と怒りが大量に出てきちゃうこともあります。
そんなときに身近にサンドバッグくんがぼーっと突っ立ってたらついついその思いをぶつけちゃうわけですね。
Mさんにとっては不倫相手がそうだったようで、
>『会えないのイヤ!休みくれなきゃイヤ!全部いやー!』っていうイヤイヤ期の子供みたいになってしまい、
ということが起きるわけです。
もちろん、それを冷静に見てる自分もいるわけで、
>それやって何になんの?状況変わんないじゃん?めっちゃ疲れる。って冷静になってしまいます。
そうしてスンと冷めてしまうわけです。
でも、素直になり始めた自分もいるからやっぱりわがまま言っちゃって彼を困らせる芸当を見せる方だって少なくありません。
そもそも不倫ってのはアンダーグラウンドなものですから、表の社会で抑え込んできたものを吐き出す場になりやすいのですよね。
だから、「不倫の彼の前では幼児返りして子どもみたいにわがまま言ったり、泣き叫んだりして彼を困らせている」という声をよくお聞きするのです。
まあ、それを聞きながら私は「彼には申し訳ないけれど、彼女が感情を取り戻すお手伝いをしてくれてありがとう!もうちょっと頑張って!」なんて思っているのですが。
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つまり、Mさんがいい子をしていた期間=感情を押し殺してた期間分の思いが心の中に溜まっているようなもので、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ古い感情が飛び出してきたってことなんです。
だから「ああ、それだけ我慢してたんだなあ、よく頑張ったなあ、わたし!」と自分を認めてあげていただきたい所存です。
それに、大人になって子どもの感情を感じるってしんどいですよね?
あいつら、おもちゃ売り場の床に寝転んでじたばたしながら「これほしいー!買ってー!なんでダメなのー!!」と泣き叫ぶくらいのエネルギーを持ってるわけですから、大人がその感情感じたらそりゃあ疲れます。(ま、その感情を大人の理性で抑圧しようとするから葛藤が起きてしんどいのですが)
そして、もしかすると「それやって何になんの?状況変わんないじゃん?」というMさんの気持ちは、そうして自分がいい子をするために感情を抑圧してきた方法をあらわしてるのかもしれないのです。
「お母さんに寂しいから一緒にいてって言ってもどうなるの?そんなこと言ってもお母さん忙しいから一緒にいてくれるわけがないじゃん。だったらそんなこと思わない方が楽じゃん」みたいな感じで。
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だから、こんなワークをしてみてはいかがでしょう?
「床に寝っ転がって彼に子供みたいに駄々を捏ねてわがまま言い放題な自分を想像してみよう!」
あるいは、
「3,4歳くらいの自分を想像して、ママやパパに言いたかった気持ちをバンバン言ってみよう!」
セッションルームでも似たようなカウンセリングをよくしています。
あるいは、紙に思ってることを全部書き出してみる!というのもお勧めです。
彼に、夫に、ママに、パパに対して言いたいこと、言いたかったことを大人の自分だったり、子どもの自分だったりに成り切って書いてみるんです。
これもまた感情の解放であり、感情を取り戻していくことになるのでお勧めです。
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一般的に感情に蓋をしていい子をしてきたとするならば、蓋を開けて最初に出てくるのはネガティブな感情ばかりです。
ネガティブな感情を抑圧してきたんだから当然ですね。
怒りや悲しみ、寂しさ、惨めさ、悔しさなどの気持ちがいっぱい出てきちゃうのもごくごく自然なことです。。
でも、そうした気持ちを自分でよしよししながら認めてあげる、出してあげるってことをしていくとだんだん心が落ち着いてきて、徐々に違う気持ちも出てきます。
「花屋さんになりたい」
「かわいい花嫁さんになりたい」
「プリンセスになりたい」
「キラキラ光る舞台でみんなに注目されたい」
「勉強なんてしたくない」
「可愛い子になってみんなからちやほやされたい」
「先生なんて嫌い」
「男たちを何人もはべらせたい」
「あの子むかつく」
「とろけるような恋がしたい」
「金持ちの男と結婚したい」
「めちゃくちゃイケメンな男と付き合いたい」
「立派な自立系武闘派女子になって世界と戦いたい」
「フェラーリに乗って六本木でブイブイ言わせたい」
「港区のタワマンの住民になりたい」
「世界中を旅して友達を作りたい」
「根本さんにたくさんたくさん課金したい!!!!」
そう、欲しいものや嫌なものがだんだん明確になっていくんです。
特にいい子の場合は「○○がイヤ!」「○○が嫌い!」という思いも出てきやすいですし、恥ずかしくなっちゃうような「したいこと」もあれやこれやと出てくるものです。
つまり、自分の中に仕舞われていた「欲求」が出てくるんですね。
「ああ、こんなにも自分の気持ちを我慢してたんだー」と気付くと同時に、「どれくらい自分は自分の欲求を我慢してきたんだ?」と思うかもしれません。
でも、欲求というのはそこでは終わりません。
「もっとみんなの役に立ちたい」
「周りの人を幸せにしたい」
「温かい家庭を築いて家族のために尽くしたい」
「困っている人の力になりたい」
「たくさん勉強して成長したい」
「お母さんを楽にしてあげたい」
「家族を笑顔にしたい」
そんな「人に対して与える思い」だって出てくるものです。
それと同時に、寂しい子ども時代だったけど、でも、うれしかったこと、楽しかったことも思い出してくるでしょう。
つまり、そうして心の大掃除をしてみることをお勧めしてるんです。
わがままになれってそういう意味でもありますね。
だから、今、Mさんはその一歩目、二歩目を踏み出したところですから、そうして素直な気持ちを感じながら自分の本音を導き出していただけたらと思うのです。
まあ、その途中で彼をバズーカで木っ端みじんにしてしまったら「ふっ、相手が悪かったな。もっと強くなって出直してこい!」と思っていただけたら幸いです。
そうして、彼に対してでも他の人に対してでもはじめはぎこちないのですが(そりゃそうですよね、そんなことしたことないもの)、溜まってた感情がどんどん解放されていけば、徐々に素直な気持ちを言えるようになったり、余裕ができてくるので言い方を工夫できるようになったりしていくのです。
つまり、今だと「なんで会ってくれないの?あたしのこと嫌いなの?」と詰め寄ってしまうんですけど、余裕ができたら「会いたいなあ。寂しいんだけどちょっとでも会えない?」みたいな柔らかい表現ができるようになっていくものです。
だから、今はサンドバッグくんの非公認協力の元、感情を出す練習台になっていただけたらと思うのです。(合掌)
◎東京:1/23(金)11:30-16:30 予祝ワークショップ(ランチ付)in ペニンシュラ東京
◎東京:1/25(日)11:00-17:00 Being(本質)につながり、新しい私の軸で生き方を組み直す1DAYワークショップ
東京:1/25(日)11:00-17:00 Being(本質)につながり、新しい自分らしい軸で生き方を組み直す1DAYワークショップ
※【冬の動画セール】12/8(月)10:00~12/25(木)22:00 セミナー動画の大セール開催しますっ!!
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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