幼い頃のトラウマって大人になってからも影響するものなのでしょうか?



心の世界には時間という概念がないものですから、子どもの頃のトラウマの影響が大人になって出てくることも珍しいことではありません。
特に性的なものはただでさえ抑圧しやすいものですから、トラウマが心の奥深くに封印されてしまい、記憶から消し去られていることもあるくらいなのです。

小学生2.3年生の頃からダンスを教えてくださってる先生に対して時折目が合うと気持ち悪いと思ってしまいます。異性として見られてる?そんなはずない。子供が思うようなことじゃない。と自分に言い聞かせてきました。
最近は大好きな彼とHをしてる最中や終わったあと小さい頃に感じてたことを感じるようになります。気持ちいと思っていたのに急に無に帰ると言いますか…
私が保育園~小学生3年生まで母には彼氏がいました。その人は死別し私と同い年の女の子がいましたが、祖父母(実家)に預け泊まりに来ることもしょっちゅうで。
ある日物音で目が覚めると目の前でHをしてる母。好きとかそういう感情は聞いたことがなくマイナスなことはよく耳にしてました。子供ながらにこれがHなんだとなぜか理解ができその後も怖く感じていました。
その人には無理やしキスをしろ、パパと言え等の無理強いがありました。そんな幼い記憶のトラウマで28になった今でも気持ち悪いと思ってしまうのでしょうか
(Mさん)

トラウマって年齢というか時間ってあんまり関係ないんですよね。

カウンセリング中に突然幼少期の失われた記憶を取り戻して、それがあまりにリアルで怖い!という場面に立ち会ったこともありますし、すっかり忘れていた思いが実は今も感覚の中に残っていて場面場面で出てくるとか。

大好きな彼とセックスしてるのに途中からすごい嫌悪感がやってくるとか、前戯までは気持ちいいのにいざ本番!となったら無になってしまうとか、そういうお話も意外と多いんですよね。

カウンセリングを受けるほどでは・・・と思えるテーマなので、彼とうまくいかなくなった、とか、なかなか結婚話が進まない、とか、お金の問題がいつも付きまとうみたいなお話と一緒に出てくる話題ではあるのですが、深層心理を見ていくならば、それだけでカウンセリングを受けたほうがいいくらいディープなテーマでもあるんです。

親密感やセクシャリティに関するものですから、それはこれからの彼の関係、結婚生活はもとより、仕事やライフワークにも影響が及ぶテーマなんです。

子どもの頃に親のセックスを目撃したことがある方ってけっこう多いと思います。
また、Mさんのようにお母さんが別の男の人といたしてるところを見てしまった方も。

で、Mさんのように「これがHなんだ」と理解される方もいれば、何かは分からないけれど「見てはいけないもの」という風に受け止められた方もいます。

「怖い」「気持ち悪い」というのが多くの子どもの素直な感想だと思います。

そして、見てしまったことへの罪悪感もあれば、母や相手に対して強い嫌悪感を持つこともあれば、また、どこかで母を奪われてしまった喪失感を覚える方もいます。

自分もいつかああいうことをする、と直感してすごく嫌な気分になった方もいました。

そして、そのことは誰にも言えないことが多いですから自分の心の内にしまっておくことになりますね。

そうするとその怖れや嫌悪感も一緒に心の中に格納されてしまうのです。

それが今になって好きな彼としているときに、その行為が母のそれと重なって記憶が解放されるんです。

そしたら一気に冷めるというか、「無」になってしまうのも理解できるでしょう。

また、

>その人には無理やしキスをしろ、パパと言え等の無理強いがありました。

ということですから、それはもう性的なトラウマですよね。

そこで男の人が苦手になったり、嫌悪の対象になったりすることはなかったでしょうか?

で、思春期に入りますといわゆる「性の目覚め」ということが起こります。

子どもから大人になるために心も体も「少女」から「女子」に変化していくわけですね。
(なお、環境によっては、「女子」→「自立系武闘派女子」→「筋金入りの自立系武闘派女子」という進化を遂げる種族があることはみなさまもよくご存じの通りです。)

そうした変化は無意識的なものなのですが、そうすると異性が自分を見る目に敏感になりやすくなるものです。

そして、どういう経緯をたどっているか分からないのですが、Mさんは大人びて見える雰囲気をお持ちだったのか、あるいは、セクシャリティが豊かなゆえに、それがあふれて出てきてたのかもしれません。

それがダンスの先生の視線をそういう風に受け止めたのかな?と推測されます。

が、それも立派な性的トラウマですが、「子供が思うようなことじゃない。」とやはり心の中にその思いを封印されたんだろうと思います。

子どもって誰でもものすごくエネルギッシュなものですから、記憶を封印するときもたいへんパワフルに行われます。

「見ちゃいけない!」「そんな風に思っちゃいけない!」「これはなかったことだ!」という思いの強さは大人の比ではありませんから、あっという間に心の中に格納され、時間と共にそれはどんどん心の奥深くにしまい込まれます。

そうして中には記憶すら消し去ってしまうこともあるのです。

特に性的トラウマにつながるようなできごとは親にも言いづらいし、ひとりで抱えることしかできませんよね?

また、仮に親に話したら逆に親から責められて余計に傷ついちゃうこともあります。

だから「人に言っちゃいけない」と思い込んで深く深く記憶を格納するのですが、その感覚はちゃんと残っているものです。

「なんでか知らんけど、思春期くらいからスカートを履きたくなくなった。制服がすごくイヤだった。」

「好きな人ができて距離が縮まっていくと、なんだかすごくイヤな気持ちになる。」

「自分のことを好きだと言ってくれる人が現れると、その人のことが嫌いになってしまう。」

「性的な興味は強いけど、実際、自分がそのような行為をすると思ったら気持ち悪くて仕方がない」

「自分の体が気持ち悪い。胸もそうだし、特に性器なんかはめちゃくちゃ嫌な感じがする。」

「セックスはいつも心を殺して全部演技でやりこなしてる。絶対クンニはさせたくない。」

「好きな人とするセックスなのに全然感じない。不感症かもしれないと病院に行ったこともある。」

挙げたらキリがありませぬ。

その「不感症かもしれない問題」をカウンセリングしていったときに、小さい頃に何度も性的ないたずらをされたことを思い出した方がいました。

そんな大きなことなのに完全に忘れていて。

性的興味は強かったので小学生の頃からオナニーはしていたけど、男性とのセックスというのが想像できなくて、自分はもしかしたら同性愛者なのかも?と思ったこともあった、とか。

その性的なトラウマを抑圧せざるを得なくて封印してしまっていたものが、大好きな彼氏とのセックスで表面化してしまったのが彼女でした。

性的なものってタブーゆえに、こうした現象が特に起こりやすいのです。

こうしたトラウマを解消する方法はかなり心の繊細な部分を通るので慎重に行いたいものです。

下手すりゃトラウマをより増強しちゃうことになりかねませんから。

なので詳細をここに描いてしまうわけにはいかないのですが、いくつかの方向性はお伝えしておきたいと思います。

その母の彼氏だった人に言いたいけど言えなかったことってなんでしょう?

また、その頃の母に対しても言いたかったことや分かってほしかったことってなんでしょう?

もし言いたいことが思い浮かんだら、脳内に「小学校2年生の女子」を想像していただき、その子にその言いたいことを感情的に言いまくってもらいましょう。要するに暴れさせてあげてください。

そうしてその当時、心の中に仕舞ってしまった気持ちを解放してあげるんです。

これ、何か思い当たるフシのある方はぜひやってみてください。

ここまでならまだ安全だと思いますので。

ガチな奴は個人やグループのセッションで扱っていまして、ひとりでやるのは難しいと思いますので、ぜひタイミング合わせてご利用くださいませ。

さて、もう少し視野を広げていくと、やはりセクシャリティがテーマになるものです。

ということは、それはライフワークはじめパートナーシップ以外にも話が広がるってことでもあります。

そのトラウマの影響がどこに出ているのかを見つけるのはなかなか難しいと思うのですが、例えば、次のような想定が可能です。

・思い切り自分の人生を生きられていない。
・何がやりたいのか分からないまま今になった。
・自分を隠して生きてる気がする。
・心の底から「楽しい」と思えることがあまりない。
・いつもどこかで自分を抑えてる気がする。
・いつも淡々としていて情熱的な自分を出せない。
・親密感への怖れが強い。
・他人への不信感がどこかにある。
・自分ひとりで頑張りすぎてしまう。
・前に出ることが怖い。目立ちたくない。
・安定的な人生を求めたくなる。
・女の自分を出すことが恥ずかしい。
・女を否定している自分がいる。
・男性嫌悪、男性不信がある。
・何かと罪悪感に見舞われている。

こうした問題の陰に必ず性的トラウマがあるってことじゃありませんが、何らかの要因でセクシャリティを抑圧してしまうと出てくる問題ではあります。

Rさんも豊かなセクシャリティを持っているかと思いますが、今の生活、仕事にはどれくらい満足されているでしょうか?

また、「無」になってしまう瞬間は彼とのセックス以外では起こっていないでしょうか?

そして、上記の問題のどれかで「あっ!」と思ったらやっぱり自分を掘り下げていく機会を持ってみてはいかがでしょうか。

彼とのことではなく、人生そのものがもっと生きやすくなると思いますので。

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