*
ファザコンってのは良い面もたくさんあるわけですが、一方で、恋愛面では対等になれずに苦労することも多いものです。
男の弱さを受け入れられないのも、パパのことを「強い!」と思っていた時代があるからでしょう。
だから、パパを手放すこと、そして、自分が大人の女性であることを受け入れていくことが当面の目標になるわけです。
*
今年もセミナーに参加したいと思ってます!やはりリアルな時間の影響力ってすごいですね。
私は30代前半で、婚活に苦戦中です。「男の人の弱さに不安になる」ことがネックと気づきました。
心当たりはあります。というか心が成長した結果たどり着いた観念です。
20代後半で、大恋愛と大失恋(少し裏切り系)をしました。
彼を手放したり、内省したり、許したり。彼に心の中で「ありがとう」を送れるまでになりました。
「彼はとっても強く見えて憧れたけど、とても弱いところがあったんだ」と気づけたからできたことです。「私のために頑張ってくれて、本当にありがとうね」と。
実は私、超ファザコンです。生まれた瞬間に異性関係の100点を叩き出したと思ってます。笑
大失恋をきっかけに根本さんのブログを読みながら、父とも向き合ったところ、父の弱さと強さにも気づけました。
それによって、一時的には、異性に向き合うハードルは下がりました。男の人って、思ったより弱くても頑張っていて、静かな深い愛を持ってるんだな、と。
結婚して自分の家庭を築くことにチャレンジしてみたいです。すごくクリエイティブなことで、憧れがあって、数年婚活を頑張ってます。
でも、もう「男性」に憧れは抱けなくて…男性の「弱さ」と共に生きていく勇気が湧きません。
尽くされても、弱さゆえの、エゴな優しさであることに気づいて、別れてしまいます。エゴでもいいから、受け入れて一緒にいれる自分でいたかったです。
男性の弱さ、どうやって自分の人生と共存させていけばいいのでしょうか。
(Yさん)
リアルセミナー、いいですよー。
やはりやっている側も楽しいですし、「ライブ感」がめちゃくちゃいいですよねー。
あと大恋愛&大失恋から復活、よく頑張りましたー。えらい!!
「大」が付くほどですから、相当たいへんだったかと思うのですが、その分だけめちゃくちゃ成長されたと思います。
彼の弱さに気づけたことも大きいことなのですが、他にもいっぱい成長したところがあると思うのです。
まずはそれを探してみません?
*
さて、男ってのは弱いもんでねぇ、強がってはいるけど、内心は怖れでいっぱいなんよね、という話は履いて捨てるほどあるわけですが、じゃあ、女は強いのか?というと、もちろん、弱いところだってあるもんです。
読者のみなさまもメンタル面では鋼の強さを持ちつつも、「わき腹が弱点で、井上尚弥のボディに耐えられるかは自信ない」とか「奇襲攻撃には強いが、少々強引に押される弱い」とか「さすがにスクワットで100kgは上げられん」とか「このところお腹の肉付きがヤバい」といった弱点をそれぞれお持ちだと思います。
なので、常々みなさまには「あたしより強い男がいい!なんて思ったらあかん!」と頻繁に通達を出しているのですが、きちんと認識されてますでしょうか?
となると「男の弱さをどう受け入れるか?」というのは皆様のパートナーシップにとって最重要課題とも言えるものでして、そんな彼の弱さを「かわいい(はあと)」と感じられる方は大丈夫なのですが、「は?やだよ、そんなの」と拒否感が漂う方はますます修羅の道を進まれるのではないかと危惧するほどでございます。
ちなみにYさんはどんなところが「男の弱さ」だと感じられますか?
みなさんはいかがでしょう?
共通点ももちろんあれど、案外、人それぞれだと思うんですよねー。
案外、女々しいところ?
言動不一致なところ?
感情と向き合えずに逃げちゃうところ?
肝心な話ができないところ?
優しいけど頼りないところ?
強がってはいるけど実は超ビビりなところ?
また、「男の人の弱さに不安になる」のは具体的にどんなところでしょうか?
どうなってしまうことが不安なのでしょうか?
*
「弱さが受け入れられない」となると大きく2つの可能性が考えられるものです。
1)男に何を期待しているの?
2)自分の弱さは受け入れられてる?
それぞれドロドロと説明していきましょう。
1)について。
弱さに限らないのですが、そこで不安になるということは何かしら彼に対する「期待」があるわけです。
例えば、「彼の経済力に不安がある」という話では、彼の経済力に期待しており、彼の経済力に頼りたい自分がいらっしゃるわけです。
もし自分に資産があり、何もしなくても年に1億円ほど入ってくるのであれば、彼の経済力には不安なんて感じないでしょう。
例えば、「彼が浮気しないか不安がある」ならば、「浮気しないで!」という期待があるわけですが、その裏側には「自分の魅力に自信がない」という問題が隠れてます。
ということは、「男の人の弱さに不安になる」ということは、Yさんは男の人の「強さ」に期待があるわけです。
なぜ、男の人に強くあってほしいのでしょうか?
男の人の「強さ」に何を期待しているのでしょうか?
となると2)が気になってくるわけです。
2)について
Yさん自身は自分の弱さをどれくらい受け入れられてると思いますか?
そもそも「男の人の弱さに不安になる」というのも見方によっちゃYさんの弱さですよね。
他にはどんな弱さを抱えていらっしゃるのでしょう?
そして、それらをどのように扱っていらっしゃいますか?
「投影の法則」というのを使うと相手を通して自分の心を知ることができます。
自分の弱さを嫌っていたら、相手の弱さも嫌うわけです。
「彼に嫌われたらどうしよう」と思うときは「自分が自分のことを嫌いだから」ということが分かりますし、「彼との将来が見えない」と思うときは「そもそも自分自身の将来が見えてない」ということを表しています。
つまり、彼は「鏡」であり、自分の心が彼に映し出しているとみるわけです。
だとしたら、Yさん自身の中にも弱さがあり、それを否定しているからこそ、それを投影して「男の人の弱さに不安」を覚えるわけです。
*
さて、
>「彼はとっても強く見えて憧れたけど、とても弱いところがあったんだ」
>でも、もう「男性」に憧れは抱けなくて…
という流れから、Yさんは男に強さを期待しており、そこに憧れを抱く性癖があるということが分かります。
ちなみにこの「強さ」って具体的でにどういうところで感じるものでしょうか?
そして、どうしてそんな男の人の強さに憧れを持ってしまったのでしょう?
やはりその裏側には「自分は弱い」とか「自分の弱さを受け入れてほしい」とか「男の人の前では弱くいたい」みたいな思いがあるのでしょうか?
そこから拡大解釈して「男の人に自分のすべてを受け入れ、許してもらいたい」という思いが隠れているのでしょうか?
また、お父さんの中にも弱さがあることに気づいて、何か変化はありましたか?
・・・ということで、超が付くファザコンという本丸に突入していくことにしましょう。
*
ファザコンな方というのは実際お会いしてみるとすぐに分かってしまうものでして、なぜかと言えば、筆者(=講師、カウンセラー)がそもそも「父」のポジションに入るからです。(これも投影の法則です。)
要するに、良く言えば「親しみやすい態度」を取る方でして、けっこう馴れ馴れしく接してくる時点で「あ、こいつはファザコンだ」と分かってしまうわけです。(もちろんきらいではない。)
しかも、幸か不幸か私にも娘がおり、彼女にとってパパは「奴隷」もしくは「執事」ですので、同様に、父親を「奴隷」もしくは「執事」として扱ってきた方にとっては、私と出会うと「あ、新しいパパだー!やったー!アイス買ってきてー!」と思ってしまうわけですね。
要するに「パパにたくさん愛されてきたから、根本さんだってあたしのことを愛してくれるよね!根本さんもあたしに会えてうれしいでしょ?」という態度が漏れ漏れになるため、すぐに分かってしまうのです。
だから、Yさんも私に限らず、先生や上司、経営者等、年上の男性に嫌われるなんて思わないでしょう?
あ、もちろん、こういう態度は「無意識」のものですよ。
一部を除いて、そんなことを自覚される方は少ないですよ。
逆に、父親から愛されてないと感じている分だけ、少なくとも最初のうちは根本先生が苦手に感じるものです。
ということで、
>生まれた瞬間に異性関係の100点を叩き出したと思ってます。笑
ほどのファザコンであれば、即座に「ああ、恋愛はまあそりゃ苦労するわね。ふふふ」と意味深な笑みをこぼしてしまうのです。
生まれた瞬間に100点をたたき出したとしたら、その後の人生でパパを超える人って現れないですよね。
だって、そのパパは「完璧な男性」ですから。
Yさんが「強さ」にあこがれるのも、きっと赤ちゃん時代に見たパパが「めちゃくちゃ強い!」と感じたからだと思います。
小さい女の子にとっては、パパは力持ちだし、優しいし、欲しいものはなんでも買ってくれるし、一緒に寝てくれるし、望めばいつでも抱っこしてくれる完璧な男です。
仮にパパに全力でぶつかったって余裕で受け止めてくれますね。
「パパって強い!」という思いを子ども心に抱き、そんなパパのことが憧れで、大好きだとしたら、「男の人=強い」という公式を作り出してしまうのも無理はないでしょう。
そしたら、その公式で男の人を見てしまったら・・・けっこう大変ですよね。
そして、その公式が存在している裏には「あたしは弱い」という思い込みがあっても不思議ではありません。
もちろんパパと比較してのことですけれど、それがもう一つの公式になっている可能性だってあるわけです。
だから、「強い」「弱い」というのがYさんにとって男を判断する際の重要なポイントになっているのでしょう。
だから、パパの弱さを知ったときに、それをどう受け入れられたのか?そして、どうYさんの価値観が変わったのかを知りたいんですよねー。
*
さて、そんなYさんにとっては「父」と「彼」を別としてとらえていく必要があるものです。
ファザコンのみなさまは皆さん、同じです。笑
パパのことが大好きで、パパからも愛されたとしたら、男の人へのハードルはたいへん低くなるものの、その一方で、「恋愛=父娘」になってしまいやすいものです。
「男と女」ではなく「父と娘」を求めたくなります。
「対等な関係」ではなく「彼が自立、あたしが依存」というポジションを取ります。
もちろん、「大人の彼と子どものあたし」という関係を築きたくなります。
となると恋愛において「大人になり切れない」という問題を抱えてしまうことになるのですが、いかがでしょう?
また、このパターンを持つ方は「セクシャリティ」の問題も持ちやすくなるものです。
まあ、そりゃパパは性の対象にならないわけですから当然ですね。
そうすると「恋愛」と「セックス」を分離させてしまうことも多いものです。
レスになるということもあれば、恋人とはあまりしたくなくて、セフレとの縁が切れなくなる、みたいな感じにもなります。
ファザコンあるあるの一つだと思ってるのですが、「彼氏は全然できないけど、セフレはすぐできる」ってこともあります。
また、自分が大人女子であることを認められなくなるわけで、年齢を重ねるうちに仕事でも問題が出てくることがあります。
だから、Yさんのようなケースでは「セクシャリティ」であったり、「大人女子」というところがテーマになることが多いものです。
父に愛された分だけ、社会性は高いですから、仕事上はあまり問題はなく、むしろ、おじさんたちに可愛がられて仕事は安泰であることも多いです。
ただまあ、そういうテーマは気が重たいものですから、なかなか続けられない方も多いです。
となればやはり「パパを父親の席に戻してあげて、恋人の席を空席にすること」という意識を持つようにしたいですね。
まだYさんの「恋人席」にはパパがでででーんと座っているかもしれませんので。
だから、結婚式ワークとかいいかもしれませんね。
パパに手を引かれてバージンロードを歩き、パートナーに渡してもらう、というセッション。
リトリートセミナーでも必要なときにやってるワークです。
◎自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。
ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
>問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。
また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。

無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」。
*
今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
『(準備中)』
*
★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)
(準備中)
*
★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!
『(準備中)』
X(twitter) / Facebook / Instagram
★根本の個人セッションのご案内。
>根本のセッション
★お弟子さんたちのカウンセリングはこちらから。
>お弟子さんを検索する!
>オンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」
>お弟子さんたちのセッション・セミナー予定