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美醜の問題は女性にとっては繊細な問題なのですが、実はそれ、ほとんどが心の問題として向き合うことができます。
つまり、感情レベルで扱うことで、意識を変え、人生を変えることもできるのです。
そして、長年、それが問題になるならば、もしかしたらそれは才能かもしれないのです。
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根本さんの言葉に時に頷き、時に笑わせてもらっています。
私には持病があり、ゆえに残る傷、年齢の割に多い皺、色素沈着など、物理的に隠したいものが身体中にあります。
これで40数年生きてきたので、自分としては受け入れています。
意識としては、ここに自己嫌悪はありません。
ただ、いくら自分はそうでも、他人にとってはそうはいかないのも現実。
特に「女」としては、美醜云々の以前に、多くの人の「当たり前」の状態にいません。
男性は、視覚の生き物と聞きます。
なんだかんだ言っても、だからこそ、女性は美しくあろうとすると思います。
本能が求めるものに、しのごの言うつもりはありません。
交際経験も、好意を示された経験もありませんが、私が、自分の「女」を他者(男)の前で意識すればするほど、腹を括って女であることを忘れないと、そこに立つことができません。
(隠しきれない外見でそこに存在するには、女であることが痛みになってしまうからです)
女というのがとても難しい人生でした。
そんな私が、女を表現して生きるには、何かヒントがあればと思いメールしました。
もし、ネタになりましたら、よろしくお願いします。
(Mさん)
女性にとっての美醜の問題はとても大きく、そして、時には深い問題になるものですよね。
つい先日も外見のコンプレックスについてカウンセリングをしていました。
しかも2日続けて。
遡れば、皮膚の病気であったり、手術であったり、怪我や病気、事故などでその問題を抱えている方もいらっしゃいましたし、美容整形がらみでのご相談も多く寄せられました。
とても繊細な問題ですので言葉を選ぶことが多いのですけれど、その上でやはりお伝えしたいのは「心の問題」である、ということです。
つまり、この問題は心理学がとても役立つ分野であると思っています。
Mさん自身が自分の体を受け入れられている、とのことですし、相当腹をくくって生きてこられたと文章からお見受けいたしますので、ストレートにあれこれとお伝えさせていただければと思います。(決して時間に追われているからではございません!)
場合によっては大変失礼な質問になるのですが、最近の美容整形はものすごく発達していると美容整形医のクライアントさんがおっしゃっていました。
ご本人が言うのであれば間違いあるめぇと思ってMさんにお聞きしたいのですが、そうした処置については考えたこと、あるいは相談されたことってありますでしょうか?
膨大な金額がかかることを宣告された方もいらっしゃいますし、自分の体にそういう目的でメスを入れることを好まない方もいらっしゃいますが、Mさんはどうでしょうか?
また、
>私が、自分の「女」を他者(男)の前で意識すればするほど、腹を括って女であることを忘れないと、そこに立つことができません。
というお話から、ずっと女を意識しないように生きてこられたかと思いますが、Mさんにとってそれはどんな感情を伴うものだったでしょうか?
悔しさ、惨めさ、恥ずかしさ、劣等感、怒り、恐れ、嫌悪感、いろいろと想像はできますが、Mさんにとって「女を忘れる」というのはどんな気持ちを想起させるものなのでしょう?
「女」として「男」の前に立ちたい、という気持ちは今もありますか?
その気持ちをずっと押さえて「人」として「男」たちと接してきたのであれば、相当我慢しなければならないものも多かったかと思います。
そのMさんが「女を表現して生きたい」と思われたきっかけは何かあったのでしょうか?
そして、Mさんにとってはその「女を表現して生きる」とは具体的にどのようなことを指しているのでしょうか?
もうご自身では明らかなことかもしれませんけれど、改めて問いかけさせていただきました。
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「心の美しさが外見に現れる」というのはカウンセラーだから言うだけでなく、美容家、ダイエットコーチ、スタイリスト、美容整形医などのお客様が口々に言うところでして、しかもそれは年を重ねるほど顕著になるようです。(やはりアラフォーあたりが境目になるようです)
だから、40数年生きてこられたMさんはまずは「ふふふ、これからはあたしの時代やね!」と思ってよいわけです。
というか、まずはそう意識してみてください。
つい、美しさやかわいらしさ、肌つやなどを意識し始めますと、なぜかみなさまは無意識にずいぶんと年下の女子をライバルにしてしまうようで、「いやいや、そこは比べる相手じゃないでしょ」とツッコミを入れられることになっております。
それで「年相応の魅力だよ!」ということを強調するのですけれど、やはりそれを受け入れるのはなぜか抵抗がある方も多いようですね。
Mさんはどうでしょうか?
「心の美しさ」については自信のあるところでしょうか?
心の美しさというのは「雰囲気」によって醸し出されるものです。
狙って作れるものでもなく、自然とにじみ出てしまうもので、それは隠せません。
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全然話が違うのですが、分かりやすい例としてこういうケースがあります。
例えば、とてもセクシャリティが豊かであるがゆえに性的被害に遭うことが多かった女性。
彼女はそんな目に遭わないよう、男性のような恰好をして女を徹底的に隠すことにしました。
けれど、何も変わらなかったのです。
彼女の醸し出す雰囲気がそうさせてしまうのでしょう。
だから私は「むしろ、思い切り出しましょう」と提案しました。
そして、それ以来、そうした被害には一切遭わなくなりました。
また、とても大人しく、目立たない地味な女性なのに男が切れない女性がいました。
彼女は「安心感」を醸し出す女性のようで、一緒にいる男性をそれだけで癒してしまうのです。
そして、彼女は相手を喜ばせようとしていました。
与える気持ちを豊かに持っていたのですね。
だから、彼女はモテ続けているのでしょう。
そして、「ブスだって人生楽しんでいいと思うの!」と好きなことをやりまくっていたパワフルな女子がいました。
ぽっちゃりした体型で、女としては扱われなかったので思春期は傷つきまくりだったのですが、あるとき開き直って、明るく元気に面白く生きることにしたんですね。
だから彼女はどこに行っても人気者でした。
そんな彼女がアラフィフを迎えたころ、以前から知り合いだった男性から熱心に口説かれたんですね。
そのような経験はしたことがないので彼女はパニックになり、思い切り相手の愛情を拒絶していました。
そして、彼女は彼の真摯な態度に心を許し、ものすごいバカップルが誕生したのです。
もし彼女たちが外見で判断されるのであれば、そのような未来は訪れなかったでしょう。
しかし、彼女たちが持つ内面的な要素が現実を作ったのです。
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男性はたしかに視覚情報に左右されやすい生き物ですけれど、じゃあ、それのみでパートナーを選ぶかというと案外そうでもないものです。
これは男性も大人になればなるほど顕著になるものでして、特に痛い目に遭って離婚をした方などは「女は中身!外はどうでもいい。中身だよ!」と酔いにかまけてぼやくものです。(私はなぜかそういう現場に何度も遭遇しました。)
そんな話をするとMさんは「いやいやあたしの場合はまた全然別だから」とおっしゃられるのでしょうか?
持病が原因で、女を隠さねばならぬ人生はやはり辛いものであろうと思います。
日常生活はよいとしても、男女関係においては大きなハンデキャップだと感じやすいでしょう。
だから、恋愛そのものをあきらめてしまうことがあっても無理はないと思います。
そして、それで幸せを感じられる人生を創っていくことも可能ですからね。
でも、Mさんはそうしていた時代もあったかもしれないけれど、やはり「女」を捨てられなかったんですよね?
もし、女として自分を表現することができたとするならば、どんなことがしたいのでしょう?
何を得たいのでしょう?
どんな人生を歩みたいのでしょう?
長らくタブーだったかもしれませんが、その問いにひとつひとつ答えてみてください。
そして、その答えに対して「OK!」と叫びましょう。
つまり、女として生きることを自分に許可するのです。
具体的に何をするかは置いといて(というかあまり重要ではありません)、自分が女であること、自分が女として生きること、自分が女を表現することを、自分自身に許可することがとても重要なのです。
そう思ったときに出てくる惨めさや自己否定、あきらめ、怒り、屈辱感、不安等が怖くて、私たちはなかなかほしいものに許可を出してないことが多いのです。
つまり、ものすごくシンプルに言えば「ほしいものをただほしいと認める」だけですが、これが案外難しいのです。
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こういう話をすると「は?こいつ、何言ってんだ?」と思われるのですが、意外とまじめに語ってるんですよ、本人は。
何のことかと言えば「才能」のことです。
結論だけ書いてしまうとたいへん訝しがられそうなんですけど、「あなたの才能は恋愛です」とか「あなたにはセックスの才能があります」みたいな表現をすることがあるんです。
そう、Mさんには「女」という才能があるみたいです。
長らく研究されてきましたよね?
何度もあきらめようとしましたよね?
もう無理だと思ったこともありますよね?
でも、今もなお「女を表現したい」という思いを持つのは、それが才能だからです。
強烈な才能というのは逆境に投げ込まれるものと決まっております。
セクシャリティの才能を持つ人ほど、セクシャリティで傷ついてきます。
平和な才能を持つ人ほど、荒れた家庭に生まれます。
豊さの才能を持つ人ほど、(心が)貧しい家にやってきます。
だとすると、Mさんは「女」という才能を持っているのでしょう。
一度、自分が思うとおりに女を表現してみませんか?
ご自身の「女」が輝く道をあちらへこちらへ探しに行きませんか?
そのゴールは「ああ、やっぱあたし、女で良かったわ!」と深く実感しながら大ジョッキでビールを飲むことです。(酒が嫌いならウーロン茶も可)
「思い切り、女を表現してよい」
自分に許可を出し続けましょう。
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