御恨み帳に強い恨み辛みの念を書いたら彼がひどい事故に遭ったんですけどそれってあたしのエネルギーが強すぎるからなのでしょうか?



単なる偶然と片付けることもできますけれど、案外そういう事例は少なくないものです。
だから特にエネルギーが強すぎるくらいの人はその扱い方は要注意なのです。
でも、ネガティブな感情でそれだけの影響力を持つならば、ポジティブな感情を使えば逆のことも起こると思いませんか?

根本先生毎度お世話になっております。今回は「莫大なエネルギーを持つ女が、恨み辛みを発散する際の注意点(特にお恨み帳)」についてお聞きしたいです。

7年付き合った彼にプロポーズされて1週間後に振られ、1か月後に彼が戻ってきて重々話し合った上で復縁したにも関わらず、その1か月後に私が自爆しまた振られ、現在に至ります。
あまりにも頻繁に別れと復縁が続いたせいか、当初身体の病気が噴出し、数か所の通院・検査・服薬と、大変な思いをしました(とはいえ、主治医のひとりにナンパされるというセクシャリティ武勇伝がまた一つ出来ました)。

別れた彼に対してムカついて仕方なく、お恨み帳に「クソじじい死ね!マジで死んでしまえ!」「いやもうお願いだから死んでくれ!」と何度も何度も書きました。
そんな自分に疲れてきた頃、キングオブ自己啓発書(哲学書)と言われる【7つの習慣】に出会い、ガツンと衝撃を受けました。
早速私の人生のミッションを書き出し、そこに向かって私自身の人格を成長させるべく、30分の筋トレと、1時間の読書(仕事用の文献です)と、30分の瞑想を毎日取り入れ、粛々と取り組んでおりました。
もともと男性性全開で仕事を推し進めてきた女なので、「目標をたてそこに向かって努力する」のはとても得意だし、しっくりくるのです。そうしてようやく彼への恨み辛みが薄れてきた、別れて5か月後。ある日「あ、これ、彼がくるかも」と感じ、そして本当に話す機会がやってきたんです。

彼から「オレ、大きな交通事故に遭ったんだ。」と聞きました。彼に過失は無く「そんな事ある?!」というような驚くような事故です。一歩間違えれば死んでいたことが判明し、身に覚えアリアリの私は「やっちゃったな~私。」と思いました。
そしてここでもうひとつの事実が。彼が事故に遭う数日前に、実は私の息子も同じような事故に遭っているんです。連絡を受けた時には「死んだ」と思いましたが、奇跡的に命は助かりました。

根本先生のセッションを受けて女性性を全開放し数年、いま現在私はかなりエネルギーが強くなっているようで、それはもう色んな人に指摘されます。それゆえ、強い恨み辛みの念が、彼だけではなく息子にも波及してしまったのではないかと感じています(息子と私は仲良しです)。
根本先生も、エネルギーの強い女性はそのエネルギーの使い方に気をつけよ、と仰っていますが、恨み辛みを発散する場合、特に私のようにお恨み帳に書く場合に、何か注意点はありますでしょうか?
(Kさん)

あいかわらず武勇伝を積み重ねていらっしゃるKさんで「さすがっすね!」としか言えないのですけれど、確かに怨念がほんとうに怨念になっちまうほどのエネルギーがあるわけですし、女性性を解放し、日々修行に勤しまれている中ではさらにパワーアップされていることと思われます。

なので、ますますエネルギーの扱い方に注意!と警告を発しておきたく、また、同じような“症状”の方もいらっしゃるかと思いますのでぜひ参考にしていただき、これ以上、被害が拡大しなように願う次第です。

ということで、今日はごりごりの心理学の話というよりもちょっと怪しい見えない世界についてのネタになりますので、そのつもりでお読みいただけたら幸いです。

さて、サイキックアタックという言葉がありまして、強い恨みを持つとその相手に危害を加えることができる能力をお持ちの方が実際にいらっしゃるものです。

私などは不思議とそういう方に巡り合う機会が昔からありまして「死んだら確実に化けて出そう」「決して敵に回してはいけない」「え?今まで生霊何体飛ばしてきたの?」という印象を受ける方々とお話をしてきました。

実際にそうした能力を仕事やボランティアとして形にされている方もいらっしゃれば「ふつうのOLや主婦」にもそんなパワーを持っている方もいらっしゃいます。

まこと私事で恐縮なのですが、私自身も多少はそういう力を持っているようでして、自分の意志ではコントロールできないものの、特にセミナーなどでネガティブなエネルギーを扱っているとそれが別方面に波及するというできごとが過去、いくつもありました。

それはとても望まないことなのでそうした強いネガティブなエネルギーの扱い方を工夫し続けることにより、その望まない現象を起こさないように調整できるようになってきました。

その象徴たるセミナーがリトリートセミナーでして、それゆえリトリートセミナーは参加者にとっても、スタッフにとっても、そして私自身にとっても負担が少ないものとなり、私なんぞも翌日からふつうに仕事ができますし、その結果、かつて頻発していた現象も以後は起こらなくなっています。

その「工夫」というものが「できるだけ自然に、ありのままに、流れに逆らわず、ただそれを信頼して委ね続ける」という意識の置き方でして、極端に言えば「我」「欲」に捉われないあり方でした。

言ってみれば「自分自身をすべて委ね続ける」というスタンスでして、これにより私は自分の意志を半ば取り上げられたようなものになり、ほとんど自分の力を使うことがなくなりました。

だから楽になったんですけど、ある意味、「俺がこのセミナーを作ってるんだ!」という思いは皆無になり、「有難きことにこのセミナーをさせていただいている」という意識になりました。

それゆえリトリートセミナーにおける私自身の意志としては「お弁当をどれにするかを選ぶ権利」「休憩時間の長さを決める権利」「セッション中にしょうもないギャグを飛ばす権利」くらいしか与えられていないと感じるものです。

これだけ書くとつまんないセミナーのように見えちゃうんですけど、それでも好きで楽しくて面白くてできれば毎月やりたいと思うくらいなので、リトリートセミナーってのは私の天命のひとつなのだろうと思っています。

さて、私などはその程度なのですが、Kさんや同志のみなさまは相当エネルギッシュな方々なので「意図的に」呪いをかけられる稀有な才能をお持ちなのだろうと思われます。

ゆえに、御恨み帳にガンガン怨念を書き込んでおりますと、ご自身の意志とは関係なくその怨念が相手に波及する、というまこと非科学的な現象が起こったりするものです。

危険ですねえ。笑

さらにそんな現象を人に話そうもんなら「そんなの偶然だよ」と一笑に付されるわけでして、下手すりゃ頭のおかしい人認定を頂くことにもなりかねません。

だから、彼のことを思って御恨み帳を書くことはとてもアブナイことと言えそうなのですが、それは御恨み帳の書き方そのものを工夫することで回避できます。

御恨み帳の講座などをやっておりますとやはりサイキックアタックを心配される方がちょくちょくいらっしゃいました。

「それはね、相手への恨みを相手に向けて放つとそうなることもあるんです。御恨み帳はあくまで自分の気持ちを整理するためのもの、自分の感情を解放するための手段であり、相手は関係ないんです。だから、自分の感情を便器に流すような意識で書いてみると生霊は飛び出しませんからご安心ください。」

そうお答えしてきたんですけど、処理すべきは「自分の感情」であり、御恨み帳に刻む恨み言も「自分自身の御恨みである」という認識がたいへん重要です。

自分の中にあるものを御恨み帳に吐き出すのであって、相手を恨む文言を書くのが目的ではないんです。

この辺、サイキックな能力を持つ方は御恨み帳を書くことにビビッてしまうかと思いますが、あくまで自分が感じている感情を便器に流す、という意識で向き合ってみますと安全な方法であることが確かめられると思います。

まあ、とりあえず彼を大きな事故に遭遇させたことは偶然のできごとと処理することはできる一方で、ご自身のエネルギーの強さを象徴するできごととして扱ってみられると良いと思います。

では、なぜ息子さんにもそのエネルギーが波及してしまったのか?

これについては私も少し詳しいジャンルなのでいくらでも語れるのですが、強いネガティブなエネルギーを相手に飛ばすってことは、同時にそのエネルギーも自分が浴びることになります。

だから、自分自身が危険な目に遭うことだって考えられるのですが、自分自身はそのことを自覚しているがゆえに無意識的に防衛できると考えてみてください。

まあ、御恨み帳を書いて疲れる、葛藤が起こる、罪悪感が芽生える、怒りがどんどん湧き出る等々の内側からの感情によって、外側からの攻撃を防御できる、という解釈もできます。

それゆえ、案外自分自身がダメージを受けることは少ないものですが、その自分が浴びてるネガティブなエネルギーは当然、自分自身と心理的に距離の近い家族などにも影響を及ぼすわけです。

たぶん、息子さんはエネルギーに敏感な、お母さんと同様のヒーラー体質なのかもしれません。

お母ちゃんが御恨み帳にガンガン御恨みを書いてる間、息子さん本人はおそらく何の防衛もしてないでしょうから、そのエネルギーを受けやすくなっていると考えられます。

ちなみに再び私事で恐縮なのですが、そういう理由もあってリトリートセミナー中の私はスタッフの状態にかなり意識を向けるようにしてるんです。

その場のエネルギーの現れ方を見るために、また、自分がエゴを捨ててプロセスに委ねられているかをチェックするために、心理的に私と近いスタッフの様子を気にし、そこで必要に応じて軌道修正を行うんです。

そんな話を書くと怖くなっちゃう方もいらっしゃるかと思いますが、ネガティブな感情に対してそれだけの反応を起こせるということは、ポジティブな感情を活用すれば素晴らしいヒーラーとしての才能を開花させられる、ということになりますね。

恨み辛みの念ではなく、喜び、楽しみ、ヴィジョン、幸せなどの念を飛ばすことができれば多くの人を助けられるようになると思いませんか?

彼や息子さんが一命をとりとめたのもKさんのエネルギーのお陰とも言えるかもしれませんよね。

なので、セッション中も繰り返しお伝えしていたかと思いますが「さっさとそっちの方向に行った方がいいと思うんだけどなあー」というのは今も変わらぬ思いです。

言い方を変えれば「早く使命を果たしなさい」ということですね。

とはいえ、女性性が豊かな方ほどなかなかその道に進まない傾向があるのもよくあるんです。

ほんと何人の方にそのセリフをお伝えしてきたか分かりませんが、彼女たちは一様に何かと理由を付けてそこから目を背けようとするものです。

私も「まあ、そんだけ女性性が豊かだったらなかなか決断はできないし、勇気も出ないし、人としての喜怒哀楽をまだまだ味わいたいって気持ちも分かるけどねえ」と思っておりまして、そんな中でやっぱりいろんなことがありすぎるので「もう覚悟を決めます!使命を果たします!」とおっしゃるまで気長に待つことにしています。

まあ、「待つ女」じゃないですけど、女性性が豊かな人ほど決めるまで散々ウダウダするものですからね。その分、決めてからは圧倒的スピードで目的を果たすもんですが。

なので、Kさんにも何年越しかで同じことをお伝えしているわけです。笑

それだけパワフルなエネルギーを持つ方が上手に自らのエネルギーを扱えるようになるためにはいくつかの“ルール”が存在します。

一つ目は常に自分をご機嫌に保てるように意識を全集中する。
二つ目はその才能を自分以外の何かに使うことでエネルギーの良き循環を作る。
三つ目は自分のエネルギーの状態を客観的にチェックする環境を用意する。

この三つ目はそれ以前の2つができるようになったら徐々に必要がなくなるものです。

Kさんにとっては一つ目は心がけていただいているようですし、「7つの習慣」によってそれがルーティン化されつつあると思いますので、良い兆候だと思います。

ただ、もっと意識を「自分をご機嫌すること」に向けても良いかもしれません。
それを優先順位の最上位に設定するくらいの勢いで。

そうして自分がご機嫌であることが周りの人たちに波及していくわけですから、ここはわがままになるくらいでちょうど良いと思うのです。

で、二つ目ですよねー。

一つ目とも関係するのですが、仕事をするにしても自分のご機嫌を損ねるような環境はマイナスってことです。

また、同様に自分が不機嫌になってしまうような人とのお付き合いもご法度です。

まあ、エネルギーが強いっちゅうことはそんな風にある意味制限がかかってきてしまうとも言えます。

自分をご機嫌にしつつ、それを誰かに与えていくんですよね。

幸せになりますように。
うまく行きますように。
元気になりますように。
笑顔になりますように。

そんな祈りをささげる巫女のような生き方もありですし、もちろんヒーラーなりコーチ、カウンセラーという仕事にするのもありですし、自分のエネルギーを平和利用していく覚悟を持つ必要があるわけです。

そして、三つ目については俗にいうメンターという存在でもよく、また、ヒーラーとしての師匠だったり、スーパーバイザーだったりをご自身で指名してちゃんとお世話になるってことですね。

まあ、ともすれば山岳修行を極めるとか、出家するとかって選択もなくはないです。

どこでどうその才能を活かすか?それをどのように実現していくか?というのが三つ目の意味でもありますね。

そうしてちゃんと自分のエネルギーを“正しく”使えるようになるために、より意識を向けていくのがいいんじゃないかと思うわけです。

さて、怒りや恨み辛みを発散する場合、そのまんまを出すことがまずは推奨されるのですが、より深いレベルに意識を向けると、それは何らかの痛みに端を発する感情ですので、その痛みの方に目を向けることができます。

彼の不誠実な態度に「このあたしをそんな粗末に扱いよって!」という怒りが湧いてきたのは、その怒りの裏側に「痛み」があるからなんですよね。

例えば「あたしってその程度の女なの?悲しい」とか「そんな風に扱われるくらい価値がないのね。つらい。」とか「どうせあたしなんて汚い女だもんね」とか「大切にされないってすごく寂しい」とかの思い(痛み)があるわけです。

だとするとその悲しい、辛い、罪悪感、無価値感、惨めさ、寂しさなどが彼の態度で刺激されて「怒り」になってるんです。

だとするとその恨み辛みの裏側の痛みに目を向けてみると怒りの矛先が外(彼)に向かわないのでより安全になります。

まあ、これはちょっと高度にも思えるアプローチで、痛みに触れるのはやっぱり嫌なのでいきなりひとりで取り組まない方がいいかもしれません。

ということで、そろそろちゃんと自分の人生を生きることで、正しく自分のエネルギーを使えるようになりたいよねー!ということを目標にしてみることを自分のためにも、身近な方のためにも強くお勧めしたい次第です。

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