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体調がすぐれない状態が続くってのはほんとうにストレスで、自己嫌悪に思い切りハマってしまうと思うんですね。
しかし、それは逆効果になりますから、そんな状態をできるだけ前向きに受け入れられる心のあり方をお話ししたいと思います。
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私は根本先生のブログが大好きな33歳の自武女です。ブログを読み漁り、ボイシーを1日8時間以上聴いているうちに内なる自武女の表現欲が爆発し、映画ライターになりたいというライフワークにも出会えました。感謝です。
一応カブト探しもしていて、仕事で会った人とデートしたりしていたのですが、「気持ち悪っ」という事が相次ぎ、それを境に夏ごろから体調がおかしくなり、「どうやらコロナ後遺症」という事で半年ほど安静に過ごす日々をおくっています。
その後、急に訪れた廃人生活に気がおかしくなり、「体調不良なんかじゃない。あたしは働くんだ!」とイキって更に悪化してしまいました。ちなみに症状は「動悸・息切れ」です。
ドクター曰く、身体だけじゃなくて脳疲労も悪化の原因になるとのことで体調が悪い日は文章を書くのもあまりできず、気分がすぐれないので落ち込みがちになります。
なんか、社会から切り離されたようで孤独です。自分を励ましてはいるけどそれもカラ元気というか、虚しい。本当だったら11月にはグループコンサルに参加してて、自武女のお姉さまたちからセクシャルエナジーを沢山浴びれたはずだったのに。。
この状況をどうやったら肯定的に受け止められるのかわかりません。また、ほんとは精神的なものがきっかけなのかも?とモヤモヤしてもいます。
病気のときの気持ちのあり方など、再度レクチャーいただけたら嬉しいです。
(Mさん)
コロナ後遺症という名前の体調不良についてはちょくちょくお伺いするようになりまして、きっと何らかの意味があるんだろうなあと思っているところです。すなわち、まだ総合的な見解は語れるほどネタがねぇというところです。
それに限らず「やりたいことが山ほどあるのに体調不良やねん!」というご相談はかねてからけっこう頂いておりまして、私などは「これを機に生き方を変えていきましょう!」というテーマでカウンセリングをさせていただいています。
とはいえ、アラサーの自立系武闘派女子様(自武女様)に「もう若くはないってことやんな」とつい口走ってしまったら思い切りスネを蹴り上げられまして悶絶したことは記憶に新しいところです。(油断して防具の装備するのを忘れておりました。)
とはいえ、
>ボイシーを1日8時間以上聴いているうちに内なる自武女の表現欲が爆発し、映画ライターになりたいというライフワークにも出会えました。感謝です。
素晴らしい!めちゃくちゃ素晴らしい!!ものすごく素晴らしい!!!
ただ、voicyを1日8時間以上聴くってことからMさんが筋金入りの武闘派女子であることが分かるばかりでなく、常に「うぉりゃー!!!!」と気合一発、敵軍に突き進んでいくお転婆姫であることもよーーーく分かりました。
※voicy「根本裕幸の10分聴くだけ心理学」
https://voicy.jp/channel/962
>「体調不良なんかじゃない。あたしは働くんだ!」とイキって更に悪化
ここなんかもその象徴的事象ですね。
なんだかんだガムシャラに突っ走る傾向ってありませんか?
突撃部隊に所属されてる方によく見られる傾向なのですが。
たぶん、その辺の情熱の扱い方がカギになるんじゃねえかと思います。
私の記事にちょくちょく出てくる「エネルギーの正しい使い方」がテーマってことですね。(あ、別に大阪ガスや関電の回しモンじゃございやせんで。)
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さて、
>仕事で会った人とデートしたりしていたのですが、「気持ち悪っ」という事が相次ぎ
という一文もちょっと気になってしまいまして、たぶんMさんもセクシャリティがたいへん豊かな方でいらっしゃると思うのですが、「親密感への怖れ」についても心当たりがありますでしょうか?
なにがどう「気持ち悪っ」だったのかは分かり兼ねますが(そして、そう感じること自体はおかしなことではない)、そういう反応が起きるってことはセクシャリティを抑圧封印している可能性もあるのかな?と。
で、コロナと関係あるのかどうかは分かりませんが、一般的に「エネルギーを抑圧する」→「異性と距離が近づくと嫌悪感がわんさか出る」→「タブーに触れたことにより嫌悪感が慢性化する」→「なんか体調が優れん」みたいなことってよくあるんですよね。
例えば「大切な人を失った悲しみをずっと封印してきたが、何かの拍子にその悲しみに触れてしまい、それ以降、何かとすぐに涙が出るようになっちまったぜ」などのケースです。
同様に寂しさでも怒りでも罪悪感でも何でも同じ反応が起こりまして、その点からするとMさんのセクシャリティについて少し深掘りしてみたい気分になるものです。
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そういうわけでようやく本題に入るんですけれど「体調不良のときの気持ちのあり方」についてお話して参ります。
お察しの通り、私のクライアント様の中には長年の戦闘により精神的なダメージを負い、「もう何もやる気が起きねえ。恋がうまく行くような気なんて全然しねえ」とか「ああ、もうめちゃくちゃ頑張っても報われねえんだったら仕事なんかしたくねえよ」などとうだうだおっしゃる方がよくいらっしゃいます。
また、そうでなくても持病があったり、自立系な方々が得意とする「婦人科検診で引っ掛かった!」パターンとか、まあ、年齢的なものによる体調の変化などで悩まれている方もよくお会いします。
っていうか長年生きていらっしゃいますから「万全の体調」で1か月を過ごすことってあんまりなく、PMSがあったり、どこかに痛みが出たりするものかもしれません。
そして、やはり病気と孤独感というのは非常に仲が良いようで、入院していても自宅療養していても社会と切り離されてるような感覚をどうしても感じてしまうものです。
幸い今の時代はネットがありますから何とかつながりは保てますが、アクティブに動き回っていた人ほど孤独感って強くなっちゃいますよね。
で、元気じゃないのはすごくイヤだと思うんですが「起きてることはすべて正しい」ということをまずは受け入れていきたいものです。
感情的には「やだ。むり。」と思いますし、体調不良が続けば「ほんとにもうやだ」になるんですけれど、「必要があってこれが起きている」「なぜかは知らんけど自分がこの状況を創り出している」という意識を持つことは、前向きにこの問題に対処する大切な心のあり方です。
一般的に「体調がすぐれない」というのは「休め!休みなはれ!」というサインでして、それまで戦場を駆けずり回ってきた疲労がこういう形で出ている、と解釈します。
また、「病気はそれまでの生き方を変えなさいというサイン」でもありますから、これを機に「自分らしい生き方とはなんぞや」というテーマに取り組むのもアリです。
そもそも「病気」という字面を見れば分かるように「気の病」なわけですから、体調不良が続くと気分的にも落ち込みがちになりますよね。
そのときによくありがちなのが「自分を責める」ということです。
体調を崩して弱っている自分に追い打ちをかけるように自分を責めるわけです。
そうしてさらに自分を弱らせてしまうので、なかなか回復が期待できません。
どこかで「ま、しゃあないな。なっちまったもんはしゃあないわ」と開き直れたら良いので、ぜひともMさんや同志の皆さまはこの「 」内をアファメーションに使ってみてください。
長期的に付き合う必要のある病をお持ちの方にはそうしたアプローチも有効なんです。
つまり「体調がすぐれない自分を否定することなくまずは受け入れる」ということをやっていくんです。
「だってなっちまったもんはしゃあないやん」ということで。
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また「動悸・息切れ」というのは明らかに「頑張り過ぎ」を指していて、生き方そのものがオーバーワークになっていたんじゃないか?などと推測されるわけです。
もっと具体的に病気の意味を知りたい方は上記、おのころ心平氏の本もいいですし、この本なんかもお勧めです。
*「改訂新訳ライフヒーリング(旧ライフ・ヒーリンク゛) You Can Heal Your Life」(ルイーズ・L・ヘイ 氏)
*「チャック・スペザーノ博士のこころを癒すと、カラダが癒される」
だから、公私にわたっていつも全力で頑張りすぎる癖がないかどうかを検討し、もし「ああ、あたしはゼロイチの生き方をしてきたわ!スイッチが走るとぶっ倒れるまで走ってしまうタイプだわ!」と気づいたならば、そのパワーを上手に制御していく生き方を模索していくことが求められているのです。
つまり、「体調不良で思うように体が動かない中で、できることをやっていく」というところがレッスン1なのかもしれません。
そういうときって昔の自分と今の自分を比べて、今の自分にダメ出しすることをしやすいものですし、周りの元気な人たちと自分を比べてしまうことだってよくあると思います。
「昔の自分だったら40kmくらいダッシュできたのに、今の自分は10kmも走れば息切れしてしまう!そんなの情けない!」
「自武女仲間のKさんは余裕でベンチプレスを100kg上げてるのに、今のあたしは50kgが精いっぱい!そんなあたしはイヤだ!」
という風にね。
はい。これも余計に自分のメンタルを傷つけるものですので「まあ、しゃあないか。これが今の自分やもんな」とやはり開き直る方向をお勧めしたいのです。
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元々持ち合わせてるエネルギーが強い人は、エネルギーが強いがゆえに、良いときはすごく良いけど、一旦バランスを崩すととことん崩れてしまうものです。
だから私などは持病があったり、大きな病気にかかったり、病後の回復が思わしくない方にお会いすると「本来持ってるエネルギーがネガティブな方向に暴走してるようなもんですね。」と解釈するものです。
ま、それは病気に限らず問題の大きさもそうなんですけどね。
「問題はその人が受け入れられるサイズでしか起こらない」ものですし、「それを受けいられるだけの器があるからその問題が起こる」ということです。
だから、そこから才能を見ていったり、ライフワークをデザインしていったりして、「より自分らしい生き方」を見つけていくんですね。
「映画ライター」というライフワークに出会ったのであれば、それを「今までのやり方」ではなく「新しい自分に合ったやり方」で取り組んでいくんです。
それは「今できることをコツコツやっていくこと」かもしれないし、「今は頭の中で構想を練る」ということかもしれないし、「とりあえずは1日30分だけ文章を書こう」ということかもしれません。
ついオーバーワークになりがちな方ほど「頑張り過ぎ」が基本モードになってることが多いので、そういうやり方はモゾモゾしてしまうかもしれませんけど、「疲れない程度に頑張る」という線が見えてくると、今までよりもずっと楽に楽しく仕事に取り組めるようになります。
つまり「今の自分ができる範囲でできることだけをする」ということをまずは徹底してみるんですね。
朝起きて「今日は体がまだ動くかも」と思って洗濯機を回したり、少し掃除をしたりして、それで少し疲れたのならベッドにゴロンとなって休むんです。そして、また少し元気になってきたら軽く食事を作って食べるんだけど、後片付けはしんどいなあ、と思ったらまたそこで休むわけです。
そんな風に自分の体の調子と相談しながらできることを一つずつやっていきます。
たぶん、このプロセスそのものがMさんにとっては「新しい生き方のためのトレーニング」になるでしょう。
今まではそんなに体や心の声を聴いて来なかったのかもしれませんから。
で、最近は家でもオンラインでカウンセリングを受けられる時代ですから、メンタル的な話はカウンセラーにサポートしてもらうのもアリですね。
弱音や愚痴なども溜まりますし、思うように体が動かないだけで相当のストレスだし、今までの自分とギャップを感じることそのものが自己嫌悪になりますから、やはり心のケアはものすごく大事です。
そうして「自分に合わせた生活」を心がけていくと、体調不良を気に病むことも徐々に減っていくと思います。
なぜならばそういう生活の仕方が楽だし、日々何らかの喜びを感じられるようになるからです。
そうすると「ああ、今までの自分はほんと無理して頑張るのがデフォルトだったなあ。それだけ体に迷惑をかけて、心を無視して生きてきたんだなあ。ごめんよ~」なんて気持ちになれるかもしれないし、そうすることで自分をもっと大切にできるようになっていくでしょう。
体や心の声を聴くってあんがい難しいですけれど、そうして「今の自分」と向き合っていくと、ほんと楽な生き方ができるようになっていきます。
自分の心の声に耳を傾ける、とよく言うが実際は思考やらエゴやらいろんな声が聞こえてどれが本音か分からなくなる。けど、そうした雑念もすべて自分の声に違いはなく、コツコツその声を拾っていくとやがてふっと腑に落ちるような感覚がする思いに気づくだろう。それがいわゆる本音というものだ。
— 根本裕幸|カウンセラー・作家・講師 (@nemotohiroyuki) December 26, 2022
ここでいう楽な生き方ってのは「自分らしい生き方」ってことです。
特にエネルギーが強いMさんの場合は、そのエネルギーに振り回されてしまうことが多いかもしれないので、徐々にその「正しい(=自分に合った)使い方」を学んでいくことにしましょう。
もちろんそれも心の声が教えてくれるものですけれど。
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ということで、こういうときこそ自己肯定感を高めるチャンスです。
今の自分を「しゃあないな!それが今の自分なんだもん!」と開き直りつつ、受け入れていくだけで、体や心が喜ぶことを体感していただければ幸いです。
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