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ついつい勝手に相手のことを決め付けたり、こうに決まってると思い込んだりすることってありませんか?
情熱系な方はけっこう痛い話だと思うんですが、そんな思い込み/決め付けの裏にある心理とそれを緩和させていくアプローチについてご紹介したいと思います。
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欠点は直しちゃいけないというのは重々承知していますが、辛いです(泣)
思い込み…というか、変な決めつけをしてしまい、後々ぐさっとやられます。
・ちょっといい感じになっていた男→なぜか彼女いないと決めつける→彼女といるところにバッタリ出くわす
・いい感じかもと思っていた男→しばらく話さなくなる→その間に他の女と仲良くしているのを見る→まあ恋愛とかではないだろ~と謎の決めつけ→2人が付き合うことになったと知る
彼女の有無に関しては一番確認すべきことですし、他の女が現れたなら焦れよ!と思うのですが、本当にその可能性が頭からすっぽり抜けていたのです。
無意識のうちに確認することを怖れているのでしょうか…。
こんなんだからか、まともに恋愛したことがありません。
嫉妬深く、親密感の怖れがたんまりあることは自覚しています。
また次に好きな人ができたとしても、同じようなことが起きるんじゃないかと怖いです…。
リクエストのメールが少なめだと聞きましたので、回答していただけることを祈ってます!!
(Aさん)
基本的に自立系武闘派女子と呼ばれる奴らは「思い込みが激しい」「勝手に決め付ける」ということで名を馳せておりまして、「あたしがそう思うんだからそうなのよ!」という論理で男どもを制圧してるみたいですね。怖いですね。
ちなみに「思い込みが激しい」=「情熱の女}=「嫉妬深い」ということですから、Aさんも一貫性がありますね。ご安心ください(!?))
もちろん、それでよく男に逃げられてカウンセリングに来てくださるわけですから、あんまりその癖は直さないほうが我が社の経営上はありがたいんですけどね。
ということで、リクエストが少ない!チャーンス!とか言ったら殺到してしまい、しばらくストックができました。ありがとうございます。
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さて、なぜ、思い込みが激しくなるのか?なぜ勝手に一人で決め付けてしまうのか?と言いますと、もうほんましょうもない結論ですが「自己肯定感があんまり高くないんだよね」ということになるんです。いやほんますいません。
「ああ、その答えはもう聞き飽きたよ。お弟子さんのブログの方が面白いよ。」と思われてしまいそうなので(=他人軸)頑張って違う結論を導き出そうと思うんですけど。。。
ということで、Aさんのお言葉の揚げ足を取って行こうと思う次第です。
>・ちょっといい感じになっていた男→なぜか彼女いないと決めつける→彼女といるところにバッタリ出くわす
>・いい感じかもと思っていた男→しばらく話さなくなる→その間に他の女と仲良くしているのを見る→まあ恋愛とかではないだろ~と謎の決めつけ→2人が付き合うことになったと知る
この「ちょっといい感じになっていた男」と「いい感じ鴨と思っていた男」の差が何なのかが気になるところですが、本人に聞いてみないと分かんないので、まあ、同じようなもんだよね?ということで話を進めます。
「なぜか彼女がいないと決めつける」
「まあ、恋愛とかではないだろ~と謎の決めつけ」
ってことが起こるのはなぜなんでしょう?
なんでそう思い込めるんでしょう???
女の勘?
ああ、それは怖いよね。ほんま怖いよね。ほんま嫌だよね。なんで分かるの?
もし、それが勘なのだったら正答率がぐーんと上がると思うので、その後にグサッと来ることはあんまりなさそうですね。
じゃあ、何か?と言うと、まあ、自己肯定感がね・・・、いやいや、「怖れ」がたぶん強いんだろうと思うんですな。
思い込みが激しい or 謎の決め付けを行う、という性癖をお持ちの方は一様に何らかの怖れが強いんですな。
Aさんも自白されてるように「親密感への怖れ」というのもデカいです。めちゃくちゃデカいです。
さらに「間違えること」「失敗すること」「思いが敵わないこと」「失望すること」などへの怖れもあるかもしれません。
そして、その「怖れ」は「きっと~なはず」という「期待」に変わります。
この「期待」が「思い込み/決め付け」の原資になるようで、「~なはず」が勝手に「~に違いない」に変換されてしまうんですね。
で、総じて楽観的というか日和見的というか自分にとって都合がいい方向に思い込む傾向があります。
>・ちょっといい感じになっていた男→なぜか彼女いないと決めつける
>その間に他の女と仲良くしているのを見る→まあ恋愛とかではないだろ~と謎の決めつけ
この間の「→」のところにこの「怖れ」や「期待」が入るんだと思います。
・ちょっといい感じになっていた男→きっとこのままだったら付き合えるはず(期待)→彼女がいないと決め付ける/思い込む
・他の女と仲良くしているのを見る→そいつが彼女だったらヤバいから都合よく彼女にはならないことを期待する→まあ恋愛とかではないだろ~と謎の決めつけ
みたいな感じになってるんじゃないでしょうか?
もちろん、その「期待」の裏側には「せっかくいい感じになってきたのに付き合えなかったら辛い」とか「もしあの二人が付き合っちゃったらヤバい」という思いがあって、それが怖れになりますよね。
>彼女の有無に関しては一番確認すべきことですし、他の女が現れたなら焦れよ!と思うのですが、本当にその可能性が頭からすっぽり抜けていたのです。
ということが起きるのはそうして「期待」や「怖れ」の部分をすっ飛ばす仕組みが出来上がっているからだろうと思うんです。
焦りがないのも同じですね。
なんとなく分かりました?
○○への怖れ、というのがあって、その怖れを感じたくないから、その怖れを感じなくても済むように期待が生まれ、自分にとって都合のいい結論(=そうあってほしい現実)を導き出して「思い込む」ということになるんです。
そして、その「怖れ」が生まれるのは何か?というと、やっぱり自分に自信がないんですね。
自分は愛されないと思っていたり、過去のトラウマから見捨てられるのが怖かったり、女としての魅力が乏しいと思っていたり、等々。
だから、一般的にも思い込みの激しい人は表向きその結論に自信を持っており、人から「そんなことないんじゃない?」と言われても頑としてそれを受け入れないのは、そうした思い込み/決め付けの裏にそんな「弱い自分」が隠れてるからです。
もし、その思い込みを解いたら、自信のなさとか無価値感とかトラウマとか怖れとかと向き合わなきゃいけないでしょう?
だから、その思い込みは頑として変えるわけにはいかないのです。
また、同じように見たくないのは感情だけでなく「事実や現実」もそうかもしれません。
もし、彼に「彼女いるの?」って聞いて「うん。いるよ」って返ってきたらショックじゃないですか!嫌じゃないですか!それにそもそもそういう答えが返ってくるの、怖いじゃないですか!
だったら、自分で勝手に「彼女はいない」と思い込んで、それを事実のように扱った方が、怖れを見ずに済みますし、ショックも感じなくて済みます。つまり、自分を守れるのです。
ところが現実はなかなか厳しくて、そうして自分なりの思い込み(期待)で自分を守っているにもかかわらず、非常な事実を突きつけられてメンタルが崩壊していくんですよね。
結局、思い込みって期待の強化版ですから「期待は裏切られる」という法則が適用されるのかもしれません。
なので、Aさんにとっての肝心な点は「後々ぐさっとやられます。」という後に出てくる感情群です。
「ふつう彼女がいるかどうかは真っ先に確認するだろ?」というツッコミはもちろんですけれど、「ああ、やっぱりねー。あたしなんかは選ばれないのよー」とか「やっぱりいい男には彼女がいるんだよねー。余ってる男はロクなもんじゃねーよ」とか「やっぱりあたしは魅力的じゃないんだわー」とか出てきません?
あるいはグサッと来るんだけど、どこかでホッとしてる自分がいたりして。
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思い込みや決め付けが激しい裏には、○○な怖れがあることが理解できたら次は「どうせグサッと来た後に出てくるんだから、その怖れと向き合っちゃった方がいいよね?」という話です。
なんでそんな怖れが強いんだろう?というところを見ていくんですけれど、やっぱり自己肯定感が低いとか無価値感が強いとか罪悪感の塊であるという状況が現れると思うのです。
でも、やっぱりそことは向き合いたくないから「思い込み/決め付け」の方に行ってしまうわけで、分かっていてもついつい逃げ腰になってしまうものですね。
で、これは宣伝でもなんでもなく、あ、いや、宣伝も含むんですけど、そういう方は「逃げ道を塞ぐ」という意味で、グループセッション/セミナー/個人セッションなどを利用されるのが良く、しかも個人セッションだったら最初っから回数券を購入することがお勧めです。
たぶん、思い込みが激しいのも今日昨日に始まったことじゃなくてずいぶんと昔からあってクセだと思うんですね。
だから、それを改善していくなら腰を据えて取り掛かったほうがよく、すなわち、誰かのサポートや周りの目を活用する方が早いと思うんですね。
そもそも怖がりな自分がいるわけで(でも、それは敏感だという意味でもある)、場を整えたほうが向き合いやすいはずです。
で、本質的にはそうした部分に向き合うわけですからちょっと時間がかかります。
じゃあ、今日からできることはないのか?と言えば、ないこともないんです。
それは「人の話をただ聴く」ということです。
職場や友達とのやり取りで、相手の話をただ聴くトレーニングをするんです。
対人関係を「聴く姿勢」で取り組むわけです。
もちろん、相手の言葉を自分の思い通りに思い込むというクセはすぐには直りませんが、そこで話を聴き続けると、自分の思い込みが「あれ?違った」という風に気づくことは多いのです。
例えば、私も一応話を聴くことを生業にしているわけですが(その割にあんまり話は聴かないですけど)(矛盾)、「ああ、これはたぶんお父さんとの関係に問題があるよな」と見当を付けながら聴き続けていると「あ、違う。おかんの方や。そっちやったんや」と気づかされることは案外多いものです。
Aさんや同志のみなさまも相手の話を聴いているうちにあれやこれやと勝手に決め付けてることが多いと思うんですが、そのまま話を聴き続けているうちに「あ、違うわ」と気づいたりしませんか。
だから、意識的に「話を聴く」というスタンスを取ることで、体験的に決め付けや思い込みにハマらずに済むと思うんです。
「たぶん、彼には彼女いないだろう」と思うことは全然いいんですが、それを思い込んでしまうと問題なので、そうした「自分がこうだと思うことが必ずしも真実とは限らない」という体験をすることで、思い込みの力は弱くなっていきます。
ちなみに20年以上もいろんな話を聴いていると、ほんとあらゆるケースがあるので、この原因はこれだ!と決め付けることってできないことに気づかされます。
だから、私の記事では「○○という原因もあるし、△△ってケースもあるし、××なこともある」みたいに並べてお話しすることが多いんですね。
一つになんて決めつけられないんです。
でも、それって頭で分かっていてもなかなかできないので、話を聴き続けることで体験的に学ぶ方が効果的です。
ということで、長期的には自己肯定感をあげてその怖れを払拭していこう!ということであり、短期的には人の話を聴き続けて体験的に思い込みを外していこう!という話でした。
けっこう思い当たる人多いと思いますので、参考にしてくださいませー!!
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