可愛いと思えないインナーチャイルドをどう愛するのか?は“大人な”チャレンジです。



内なる子どもと訳されるインナーチャイルドは幼少期に抑圧したもう一人の自分であると同時に、今の自分の心の状態を教えてくれる存在です。
そのインナーチャイルドが可愛いと思えないのであれば、それをどう愛するか?というテーマにチャレンジするのが自分をさらに成長させるチャレンジなのです。

根本先生こんにちは。いつもブログやVoicyに助けられています。ありがとうございます。

インナーチャイルドについて伺いたいです。一般的な家庭で育ちましたが、両親が共働きだったので、子ども時代はずっと寂しく、あまり褒められるようなこともありませんでした。なんだか愛情不足のような感覚があります。

結婚後あまりにも夫と上手くいかず、その時にインナーチャイルドの存在に気が付きました。(まだ根本先生のことを存じ上げず、何かで読み気が付きました)
息子の授乳などをしながら、イメージとしてインナーチャイルドを抱きしめるというのをやっていて、少し落ち着きました。

その後、根本先生のことを知り、本を読んだり、ブログを読んだり、、、状況としては本当に良くなりました。
自己肯定感というものを、実感として分かるようになり、これでいいんだ!という日々の感覚は本当に素晴らしいです。

ただ、最近思うのですが、インナーチャイルドワークをしても、なぜか、、!インナーチャイルドが可愛くないんです。

寂しかった自分、褒めてもらえなかった自分、褒めてもらいたくて頑張り続けた自分、、それは、可哀想だなとは思います。

ただ、イメージの中で抱きしめるとか、一緒に遊ぶとかしても、なんだか暗いし、顔も可愛くありません。

私自身は高校生くらいからは容姿を褒められることもあったのに、子どものころこんなに可愛くなかったっけ?と思うほどです。

そういえばあまり、可愛く写っている写真も残っていないかもしれません。

インナーチャイルドが可愛くないのは、やっぱり子どもの頃の自分を私自身が嫌がっているからでしょうか。

なんだか、寂しいです。あともう一歩という気がするのは、小さい頃の自分がまだ残っているからかなと思います。

もし機会があれば、ネタに使っていただけたら嬉しいです。

とても暑くなってきました。どうかお体にお気をつけてください。
(Eさん)

>自己肯定感というものを、実感として分かるようになり、これでいいんだ!という日々の感覚は本当に素晴らしいです。

Wao!!メチャクチャスバラシイデスネー!!!!オメデトウ、ゴザイマスゥ!!!

で、この感覚をもっと味わうと良いかもしれませんねー。
「これでいいんだー!」という感覚。

そうすると件のインナーチャイルドちゃんも「これでいいんだー」と思えるようになるんじゃないでしょうか?

ということで、なかなか面白いネタ、ありがとうございます。

なお、インナーチャイルドってのは、内なる子ども、という直訳ですが、心の中にいる小さな女の子(男の子)のことを言います。

子ども時代の自分のシンボルであり、同時に、今の自分の感情のシンボルでもあります。

つまり、過去のことを思い出している場合もありますが、「今の自分が心の中に抱えている一部分」にアクセスするものでもありますので、必ずしも昔話ではありません。(ここは大事!)

インナーチャイルドを解放すると、子ども時代に抑圧された様々な才能が開くので今の人生に大きな影響を与えやすいと言われております。

で、このインナーチャイルドが「可愛くない。暗い。」のはなぜなんでしょうね?

ってことでEさんにはいろいろとお聞きしたいことがあるんですね。

・そもそも子どもは好きか?嫌いか?
・子ども時代、親などから容姿のことで言われたことがあるか?
・可愛くないことで何かイヤな思いをしたことはあるか?
・子ども時代、自分が我慢・抑圧していたことはもう解放されているのか?
・もし、今自分が我慢・抑圧していることがあるとしたら何か?
・自分のことを可愛くない、暗い(面白くない)等で自己嫌悪したことはあるか?
・今、もしくは過去の自分で許せない部分はあるか?
・自分のことをひねくれているとか変わり者とか変態と思うことはあるか?

この質問はけっこう自己肯定感・自己嫌悪問題とつながりますので皆さんも考えていただくと良いかと思います。

まあ、この回答をEさんから頂いてお答えしたいところですが、Eさんの心の中になぜか「私は醜い」というような思いがまだ残っているのかな、と思いました。

それは心が醜いのか容姿が醜いのか生き方が醜いのか何かは分かりませんが、何かしら「自分はかわいくない」とか「醜い」という思いに心当たりはありませんか?

子どもは親や環境によって我慢したり、犠牲したりして「本来の自分」を隠してしまいます。
そうすると「本来の自分」ではなく「愛されるための自分」「必要とされる自分」「役立つ自分」などを演じて生きることになるのでとても生きにくくなるんですね。

そうした子どもの頃に抑圧した自分(の感情)を解放することがインナーチャイルドワーク(インナーチャイルドセラピー)の目的です。

とはいえ、その感情が子どもの頃に抑圧されたきり、その後、何十年もそのままでいるのか?という疑問が出てくると思います。

これは私の解釈なんですけど、その頃に「その感情を抑圧するクセ」が付いたと考えるのが妥当ではないかと思ってます。

例えば、子どもの頃に「言いたいことを我慢する」というクセが付いてしまい、大人になっても言いたいことがなかなか言えない自分になるのですね。

もちろん、大人になる過程でそれが解消されるケースもありますが、いまだに残ってしまってることもあろうかと思います。

だから、言いたいことを言っていいんだ、ということを心(潜在意識)に教え、さらに(疑似)体験することでそのクセを解消する方法がインナーチャイルドワークと言えるでしょう。

また、インナーチャイルドって「心の中にいる幼い頃の私」をイメージワークで使うんですけど、必ずしもそれは子どもの頃の記憶とは限らないと思っています。

子どもって感情の塊じゃないですか?皆さん、最近、疲れて眠っちゃうほど泣いたことってありますか?楽しすぎて大笑いしすぎてソファから転げ落ちたのはいつですか?

子どもにとっては当たり前のことが大人になるとなかなかできません。

泣き笑いだけでなく、怒ることも、素直な気持ちを言うことも、大人だとちょっと壁を感じます。

ならば、子どもの自分に言わせてしまおう!というのがインナーチャイルドワークのもう一つの側面です。

「今の自分は『寂しい。甘えたい。』なんて言えないけれど、子どもの自分だったら言ってもいい」んですよね。

だから、インナーチャイルドは「子ども時代のみ」を表すのではなく、今の自分が“抑圧している感情”を指し示していると思ってもいいんです。

そういう点で見ていくとEさんが見ている「可愛くない。暗い。」という自分自身は「今」かもしれないし、「過去」かもしれないんです。

でも、少なくてもそれを見ているのは「今」です。

だから、その思いが生まれたのは「過去」かもしれないけれど、「今」存在していることは間違いないんですね。

だから、先ほどの【何かしら「自分はかわいくない」とか「醜い」という思いに心当たりはありませんか?】という質問につながります。

で、インナーチャイルドというのは時に潜在意識(ふだんは意識しないこと)を見せてくれるので、「え?自分のこと可愛くないと思ってるの?いやあ、そんなことないけどなあ」なんてことも良く起こります。

だから、「もし、自分のことを可愛くないと思っているとしたら・・・どんなところだと思う?」みたいな問いかけの方が有効ですね。

「可愛くない。暗い。」という思い込みがEさんにあるならば、一般的には「自分を可愛く見せるためにメイクやファッションにこだわるようになる」とか、「明るく振舞う」などのように、その逆の行動に出るものです。(これを補償行為と言います。)

そこで「Eちゃんって可愛いよね」とか「Eちゃんってほんま明るい子やなあ」という評価を得ることで内なるその自己嫌悪を消そうとするんですね。

ところが、今度は「可愛く見せること」「明るく振舞うこと」が習慣化されると、いつしか自分は“もともと”可愛くて明るい子だったように錯覚するようになります。

補償行為が板についていつしか「可愛くない。暗い。」という思い込みを忘れてしまい、潜在意識の奥にしまい込まれることとなり、自分ではその自覚がなくなります。

もちろん、それが悪いことではないし、自然なことなのですが、インナーチャイルドワーク等で潜在意識にアクセスするとそれが出てくるわけです。

それで「子どものころこんなに可愛くなかったっけ?と思うほどです。」なんて思いに至るんじゃないかと推測されるわけですね。(あくまで推測ですけど)

で、そこからどないすりゃええねん!って話なんですけど、別にその可愛くなく、暗い女の子が「これが私自身なんだ!私はほんとはかわいくなくて暗いんだ!」と思い込む必要はありません。

よく「仮面(ペルソナ)」の話でも出てきますが、仮に補償行為に走って「可愛い自分」を作り上げてきたとしても、それはそれでほんとうの自分です。

だから、「Eちゃんって可愛いよね」というのもまた真実なんですな。

その一方、なぜか自分のことを可愛くないと思い込んでしまってる自分も心の中にいるようなんです。

じゃあ、そんな自分をどうやって愛していこうか?というのが“大人”の作戦です。

自然と可愛いと思えればいいですけど、なかなかそう思えないのであれば、どうしたらその子を愛せる自分になれるのか?という課題を持てばいいんです。

ちょっとイメージの世界の話になってしまいますが、その子と一緒にいる時間を増やしてみて、その子の可愛い部分とか性格のいいところとかその子の魅力や価値をたくさん見つけてあげるわけですね。

暗いんだけど、夢中になってひとつのことに取り組んでる、とか、めちゃくちゃ素直で元気だ、とか、何でもいいんですけどね。

このインナーチャイルドを愛するという行為は当然ながら今の自分を愛するという行為でもあるので、どう転んでも良いことしか起こりません。

自己肯定感はあがるし、潜在的な自分の価値や魅力も見つけられるし、自分の可能性や喜びを知ることもできるし、自分に優しくなれるし、etc…

インナーチャイルドワークも結局は「今の自分」と向き合うワークですから向き合った分だけ変化や成長や発見や気づきがあるものです。

そして、このチャレンジは今後、パートナーシップやご自身の子育てや職場でのチーム作り等、様々な方面に応用が利くようになります。

つまり、パートナーの中に可愛くない一面を見たり、子どもの反抗期に接したり、チームの中のイヤな奴と向き合わなければならなくなったりしたときに、この経験がめちゃくちゃ生きてくるわけです。

そもそもインナーチャイルドとの対話は自分の感情との対話ですからメンタルもだいぶ強化されますねー。今後、何らかの試練が訪れてもそれを乗り越えるパワーが得られるというもんです。

ということで「どうインナーチャイルドを愛そうか?」というテーマに取り組んでみてはどうでしょう?という話でした。


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インナーチャイルドをどう愛するのか?
 


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