他人軸で「頑張ってきた」私が、自分軸になるとなぜか手ごたえのない人生になる理由～結果よりもプロセスを重視する女性性～

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誰かのために頑張ってきた（それも自分で決めたつもりなのだけど）人が、自分軸を意識し始めると、途端に成果に関して手ごたえを感じなくなることがあります。
それは頑張って創り上げることに意味を見出してきた「プロセス重視」がなせる業で、それはすなわち女性性がとても豊かであることを示しています。
さて、そこでどうしたら自分らしい人生をもっと楽しめるようになるのでしょうか？

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けっこうあるあるかもなあーと思いながら読ませてもらいました。
武闘派な皆さんはなんか共感しちゃいませんか？「うわー、分かる分かるー」って。

＞全然上手く行ってない時は、辛いし早くこの状況から抜け出したいと思うのにいざ抜け出せそうになると、体の力も心の力をどこに行ってしまったんだ？というくらいに霧散してしまう。

ここなんて結構共感ポイントだと思うんですけどねー。ほんと。

苦難・道なき道・荒野・難攻不落などの文字を見ると心を躍らせてしまうみなさま。
頑張って鼻息荒く驀進しているときの私こそ、私らしい、とか思ってませんか？
問題がないなんて信じられん！そんな簡単に成功したらおもんない！と夕日に向かって日々叫んでいませんか？

やはり武闘派の皆様は足首に重りなどを括りつけられてからが本番！って感じなのかもしれないですよねー。それでアドレナリンが分泌されてうぉりゃー！！ってやる気になるような（笑）

＞頑張らないでとりあえず仕上げたものとかが評価されると、「え…」て手応えなさすぎて、「いや、楽だけどこんなんでいいんなら…でもなんか達成感ないし、何ならこんなの自分なんもやってないじゃん」て感じに今なってます。

そうなんですよねー。
ここでポイントなのは、Ｉさんや同志の皆さんにとっては「成果物」や「評価」という「結果」よりも、結果に至るまでの「プロセス」がものすごく大事だ、ということです。

実はこれ、めちゃくちゃ女性性的な要素なので、Ｉさんは自分が思っている以上に女性性が豊かなのかもしれません。

で、その「プロセス」というところが武闘派らしいところで、同じ道ならより困難な方を選ぶ、という気質があるのかもしれません。

なぜかというと、その方が「頑張ってる！踏ん張ってる！気合入ってる！苦難を乗り越えられる！」という点で興奮するからです。

だから、そんなに頑張らんと適当にやってうまく行っちゃったりすると「ええー、そんなのつまんねーよー。そんなのおもんないよー。」とぶつぶつ不満を漏らすわけです。

だから、「楽に生きたい」とか「気楽に毎日を過ごしたい」などと憧れる一方で、現実的にそんな生き方は「なんか違う」と思ってしまうのです。

それは長らく続いた習慣がそうさせるのかもしれないです。

いつも頑張らなきゃいけなかった、いつも踏ん張ってきた、鼻息荒く道なき道を歩いてきた、という過去の歴史が「それがあたしだもん」というアイデンティティを構築するのです。

だから、楽なやり方でさらっとやっちまう方法は「あたしらくない」と感じ、手ごたえが全くなくなるんですね。

つまり、あれこれ苦悩を抱え、苦悶し、葛藤してこそ、私が私である、と思い込んでいるフシがあるのです。

まさに苦行層ですね（笑）

（繰り返しになりますが）要するに、山登りをする際に山頂にたどり着くことよりも、いかに１３００段ある階段をダッシュして登るかにやる気を覚えてしまうわけです。
だから、その階段の脇にケーブルカーなんかが設置されていたら、思い切り興ざめしてしまうんです。

結果主義の男性性に対して、プロセス重視の女性性のなせる業かと思います。

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さて、こちらの考察にツッコミを入れてみたいと思います。

＞私の優先順位は「自分で決める」より「頑張りたくない」が強くて、そのためなら「つまらなくても」「ほんとの自分じゃなくても」選んでしまうとこがあって、だからそれが余計に「実感のない」状況を作ってるのかなと。

確かにここまでお話してきたような修業が大好きで、女性性が豊かなＩさんが「頑張りたくない」という道を選んでしまうのであれば、結果として「実感がない」という状態になるのも無理はないかもしれません。

つまり、自己矛盾がそこに生じてるわけですね。

しんどいのは嫌だから頑張りたくない、けど、歯を食いしばって頑張ってる自分が自分らしいと思っているわけですから。

だから、これからの生き方を改めて決め直しましょう。

自分にとって何が大切なのか？
自分がどうしたいのか？
自分はどうするのが好きなのか？
どんなやり方が自分に合っているのか？

それをひとつひとつ「決めていく」わけです。
いわば、人生の設定を「再設定」するわけですね。

そもそもそれだけ頑張って、しんどい体を引きずりながらも前に前に進んでいたのはなぜなのでしょうか？

そこに「他人軸」な要素はありませんか？
誰かを喜ばせたい、とか、あの人に評価されたい、とか、人に嫌われたくない、とか、失望させたくない、とか。

自分軸や「自分で決める」ということを意識し始めたら、手ごたえがなさすぎるということは、もしかしたら、自分を追い詰めるために敢えてしんどい道を選んできたのかもしれないですよね？

ほんとうの私ってどこにいるのでしょう？

となると、この一文が俄然意味を持ってくるんです。

＞「自分で決めて来なかった」からかなぁ？と根本さん本読みながら考えています。

自分で選んできたつもりが、実はそうじゃなかった・・・
自分で決めたことが、実は自分で決めてなかった・・・

つまりそこで、他人軸な自分がいたとしたら、きれいに意味が通ってくるんです。

Ｉさんは誰のために頑張ってきたのでしょう？誰を喜ばせたかったのでしょう？
もしかして、そこまで頑張ったのは誰かを真似したせい？

そのために「自分」をどこかに置き忘れてきたのかもしれません。
だから、自分を取り戻し始めたら、逆に自分が分からなくなって腑抜けのようになっちゃうのかもしれません。

そうすると、プロセスとしては次のような流れがおすすめです。

「自分軸」を意識する（←これはもうやってますので次に進んでください）
　↓
「私らしく生きる」と“決める”（＝覚悟する）
　↓
「私」をもっとよく知る（自己肯定感）
　↓
私らしい生き方をデザインする（ライフワーク）
　↓
私らしい生き方を実践すると“決める”（＝覚悟する）
　↓
私にとっての“成功”を受け取る。

Ｉさんにとってはいよいよ人生を変えるターニングポイントに来ているみたいですね。

「決める」ということがキーワードになりそうですので、「さて、自分はどうしたいの？自分がどっちがいいの？」と問い続けることにしましょうか。

実績はたぶんあるので、あとは決めるだけでライフワークに向けて人生が展開していきそうですね！

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