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今日は少し心の深い部分についてお話しています。
何度も繰り返される問題は慢性的な問題の存在を示唆しています。そして、あらゆる問題がそうであるように、その慢性的な問題の影には素晴らしい才能があるのです。
しかも、それが慢性的であるがゆえに、人生の使命とも言えるレベルの才能に気付かせてくれるのです。
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お弟子さん制度の講座の中に私が実際にカウンセリングする姿を見せる「デモセッション」という時間があります。
そこではけっこう本気のセッションをしていまして、回数を追うごとに場が成熟してくるため、どんどん深い心理を扱うようになっていきます。
先日の2期の最終回で出てきたテーマが究極にあるあるだなあ、と思ったので、ブログでもご紹介したいと思います。少し難しく感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、どうぞ、お付き合いください。
何からの問題を解決していくにあたり、なぜ、その問題が今あるのか?なぜ、その問題が今必要なのか?という背景について色々と考えを巡らせるのが私のスタイルです。
お父さん、お母さんとの関係に何かあったの?
きょうだいの関係はどうだったの?
学生時代はどんな感じだったの?
男女関係はうまくいってる?
仕事は楽しめてる?
そんな角度からその問題の原因を探り当てようとするわけです。
このプロセスはいわゆる「心理分析」と言われるものですが、私は個人的にこれが好きで、まるで宝探しをするような、謎解きをするような楽しみがあります。
なぜかというと、問題の原因というのは表面的には「心の痛み」なのですが、その「心の痛み」の裏側には「才能」と呼べるほどの素晴らしい宝物が眠っていて、心理分析というのはいわば、その才能を導き出すのにとても役立つ方法なのです。
さて、問題の中には突発的に生まれたものもありますが、そこを掘り下げていくとたいていの場合「慢性的な問題」が出てくることが多いものです。
慢性的な問題というのは、ずっと以前から何かと顔をのぞかせる問題で、自分でも「またこのパターンか」とうんざりしてしまうものです。
分かりやすいパターンとしては「いつもうまくいきそうになるとダメになる」とか「頑張って取り組んでいるのだけどなかなかうまくいかない」とか「自分なりにやっているのだけど、いつも上司とケンカになる」などです。
「いつも~になる」というのは心のパターンの表れですが、それによって気付かされるのが「慢性的な(心の)問題」というわけです。
よくブログに出てくる「親密感への怖れ」とか「セクシャリティの問題」、「比較と競争の罠」、「権威との葛藤」、「罪悪感」などですね。
で、ある程度は両親との関係などを見つめ直し、許し、手放していくとすっきりしてくるものですが、「ガンコな汚れ」のようになかなか取れないものがあります。
自分でもその問題があることに慣れていて、もはや問題として意識していないものもあります。
それを意識していても、どうしようもないもの、として諦めてしまっている場合もあります。
あるいは、その問題から目を背け、ずっと逃げ続けている場合もあいrます。
そこで今日のテーマが登場するわけです。
「自分の偉大さを受け取ることでしか、慢性的な問題は癒せない」
なかなか取れないガンコな問題は、その裏側に相当大きな才能が隠れていることは想像できますね。
それはいわば今までの自分が思っているよりはるかに素晴らしい自分自身であり、ありのままの自分の姿です。
それで、その姿の自分のことを「偉大さ」として表しています。
それは時に今までの人生をひっくり返すような、人格がガラッと変わってしまうような、そんな体験に結びつくことも珍しくありません。
また、一瞬でもその偉大さを受け入れると「雷に打たれたような衝撃的気付き」が訪れたり、「訳も分からず泣き出したい衝動」「叫び出したくなる衝動」に駆られたり、「なぜか笑いが止まらない至福感」が訪れたりするものです。
自分自身の中に光り輝く大きな宝石を見つけ出したわけですからね。
自分が生まれてきた「使命」(ミッション)に気付いたわけですからね。
それは素晴らしく感動的な瞬間です。
そして、その日を境に大きく人生が変わることは間違いないでしょう。
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で、こういう話をすると、どうしたらその偉大な自分の存在に気付けるんだ?とか、どうしたらその偉大さを受け取れるんだ?ということに興味が移ると思います。
もちろん、誰にでもその偉大さがあります。
ただ、その方法は皆さんが拍子抜けするほど簡単なもので、また、全然実感が湧かない!と感じられるものですので、あまり期待しないでくださいね(笑)
まず、自分の胸やお腹に手を当てて「この中に偉大な自分がいるんだ」と思ってみてください。「いない」のではなく「気付けない」だけですから、そう思うだけで大丈夫です。
そして、その偉大さを受け取るということは、自分のすばらしさ、すなわち、才能・魅力・価値をただ受け取るということです。
そこで自分自身に聞いてみます。
「ほんとうに自分の偉大さを受け取っても大丈夫ですか?」
「自分の偉大さを認め、生まれてきた使命(ミッション)を生きていきますか?」
その問いに素直に「Yes」と答えられるのであれば、まず一つ目の扉を開けることに成功したと言えるでしょう。
そして、次のステップは潜在意識にアクセスしていきます。
目を瞑って、女性ならば女神さまのような存在を、男性ならば神さまのような存在をイメージしてみてください。
その姿はとても光り輝き、美しく、たくましく見えるかもしれません。
その姿をできるだけリアルに感じてみます。
その体温や触感や音や空気の動きを感じられるくらい精密に想像してみます。
どんな表情をしているのか?
どんな雰囲気なのか?
どんな目をしているのか?
どんな姿をしているのか?
ありありと浮かぶことができたでしょうか?
はい。ご想像の通りです(笑)
それが「偉大なる自分の姿」です。
全然ピンと来ないでしょう?
やっぱり拍子抜けしたでしょう?
全然信じられないでしょう?
ええ、そんなもんです(笑)
まあ、言い訳をさせていただくと「だってそんな超個人的な部分を掘り下げるんだもん。一般論で語ろうと思ったらこの辺が僕の限界だもん」ということで、御納得して頂ければ幸いです。
でも、真実ってそんなもんだと思います。
この女神さまや神さまをイメージすることは簡単かもしれませんが、それを自分事として捉えることに抵抗があったり、信じられなかったりするんだろうと思います。
だから、「そうなのか。これが真実の自分の姿なのか。こんなにも偉大なんだ」という風にただ思っておくことがいいと思います。
それが腑に落ちた瞬間に、先ほど書いた「雷に打たれたような衝撃」などを味わうんだろうと思います。
ちなみにデモセッションでは、より具体的にその姿を見るために心理分析的に見える才能や魅力を伝えた上で、「ずっとタブーだったことをやってみる」とか「魔女の変身イメージワークで真実の自分の姿を映し出す」というセッションをしました。
この辺は半年間同じメンバーで講座をしてきてつながりができていたことや、ちょうど機が熟していることや、グループセッションという場であったことなどが奏功しまして、なかなか感動的なセッションになりました。
そして、とても抽象的になってしまいますが、
「自分の偉大さを受け取ることでしか、慢性的な問題は癒せない」
ということをただ覚えておいていただけたら幸いです。
時間をかけていけば、確実に自分の偉大さを感じ、受け入れられるようになっていきます。
そして、その分だけなぜか生きることが楽になり、希望を感じ、未来をワクワクしながら待つことができるようになっていくでしょう。
すなわち、自らのライフワークが実現していくことになるのです。
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