思考で選んだ仕事は感情が伴わないからモチベーションを保つのが難しい。



私たちの行動は「感情」が重要な役割を担っていて、特に長期に継続させる場合や出てきた問題を乗り越えるためには「感情」のサポートがないと難しいものです。
ところがあれこれ利点を“考えて”仕事を選んでしまうと、感情が同意していないことも多く、簡単に挫折しやすくなってしまうのです。

根本先生お久しぶりです。『安心できる旦那さんがいるのに、どうして彼を求めてしまうのだろうか?』で取り上げていただき、北浜のカウセリングでも世話になりましたAです。
お時間いただき、ありがとうございました。

なんと不倫の彼とは先生のカウンセリングからちょうど1ヶ月後にスッパリ別れました!
彼、まさかの虚言癖というご病気でした。
びっくりするくらいの嘘付きな妄想癖で、浮気してた上に最終的には秒で裏が取れるミクロな嘘までつき出したので、血の気が引いてサヨナラ。
先生から出された宿題をコツコツやってたおかげでしょうか?今そいつの事はどうでも良くて、ライフワークについて超悩んでいるので、助けてください。

ご教授いただいた通り、やりたい事をなんでもやってみる!雇用形態に捉われずダメと思ったら次!というアドバイスの下、1つ目をクリアすべく面接対策は旦那に手伝ってもらい、初の正社員に合格しました。
いずれ地元の田舎に戻りたいので、手に職をと思い、将来独立可能で初期投資が少なく且つ今後AIに乗っ取られないもの、と考えた末のエステティシャン。
稼ぎながら学べる効率的なスタイルです。

くじけそうになった場合にどんなマインドで耐え抜くか?
どのレベルでキツイと感じたら辞めるか?
等、自分が簡単に諦めないように入社前に細かく未来の想定をし、心の基準を設定しノートにまとめ、毎日読み返してます。
が!
ががが!!!
今、働きだして1ヶ月。
超絶ハードな研修で『これって労災ちゃう?』なレベルの身体中の痛み。湿布やサポーターを駆使して練習の日々です。
仕事なんて最初はきついのは当たり前なのは重々承知。
しんどさは何くそ精神で乗り切れるけど、同時入社の子達に技術面でバンバン先を越され、予想外の身体の痛み、美容にそこまで興味がある訳ではなく生きてく手段として選んだという心の違和感から自分には不向きな気がしてます。
この年齢(30歳過ぎ)で簡単に辞めたくない、折角の初正社員だし上司や先輩方は良い方ばかりで、とても良い会社です。
自分が根性なしなだけ?さっさと辞めて次に進むとして果たしてそれは単なる甘えなのか?でもこの年齢は中々雇ってくれないし。。
と悶々としてます。
何が甘えなのか見切りをつけるべきなのか。
何を基準にしたら良いでしょうか。年齢と焦りの無限ループで泡ふいて溺れそうです。
(Aさん)

あ、例の男とはスパッと斬れたんですね。さすがは武闘派ですねえ。素晴らしいです~!
しかも、ひとつ問題を解決したら、新たに問題を作り出す・・・これまた自立系武闘派女子の鏡とも言うべき姿やないですか!これまた素晴らしい!?(笑)

そうやって永遠と根本先生にせっせと時間とお金を貢ぎ続けるのですよ、みなさん!!よろしく!!!

一言で言えば「頭で考えた仕事は長続きせんのですよ」ということになるんですけど、いかがでしょうか???

仕事がきついのは皆さん重々承知なのですが、それを武闘派魂でもっても乗り越えられないとなると、焦点は「動機」(モチベーション)に移ります。

あ、さらっと流そうと思いましたけど、大事なことなので、もう一度言いますね。

「筋金入りの武闘派女子であるあたしがしんどいってことは、相当きつい仕事ってことなのだ」

みなさま、これを座右の銘に加えて頂いて、でっかく壁に貼っといてください。
その「仕事」を「恋愛」「結婚」「婚活」「習い事」等に置き換えてもOKっす。

根性がない???そんなことはありません。根性がない人は私のブログ読み切れません(笑)

気合が足りない???そんなこともありません。あの野良猫を追いかけまくるときの自らのエネルギーを思い出してください。

そう、問題は「動機」なのです。

「なんでエステシャンになったの?」
「なぜ、その仕事を選んだの?」

そして、

「その先にどんな夢を描いているの?」

これらの質問にサクサクと胸を張ってニコニコしながら「よくぞ聞いてくれましたっ!!」と答えられるのが“ライフワーク”というものです。

それが

>いずれ地元の田舎に戻りたいので、手に職をと思い、将来独立可能で初期投資が少なく且つ今後AIに乗っ取られないもの、と考えた末のエステティシャン。

>美容にそこまで興味がある訳ではなく生きてく手段として選んだという心の違和感から自分には不向きな気がしてます。

という「動機」ではやっぱりきつくなると思いません???

・お金を稼ぐために仕事している。
・経済的な安定を求めてこの仕事を選んだ。
・将来独立できそうな仕事の中で“消去法”でこれを選んだ。
・仕事は生きていくための手段としかとらえられない。

こういう動機で仕事をしていると、立ちはだかる壁に圧倒されてしまうものです。

皆さん、思い出してください。

野良猫男子を追いかけまくっている私。
ロックマン氏の鉄壁な防御をなんとかかいくぐろうと作戦を練っている私。

高い壁が現れれば現れるほど「うりゃーっ!!!」と気合が乗りませんか?
難しい相手であればあるほど「敵に不足なし!!」とアドレナリンが全身を巡りませんか?

奴が「今日なら会ってやってもいい」と言えば、ナンボ夜勤明けだろうが、仕事が山ほど溜まっていようが、お母さんから「今日の晩御飯はハンバーグよ」と言われようが、問答無用に突撃してしまうあの情熱。

それがライフワークを生きるあなたの姿です。

勝手にやる気になってしまう。
考えるだけでワクワクしてしまう。
楽しくて面白くてたまらない。
周りが止めても突き進んでしまう。

そんな世界がみなさん一人一人に与えられているのですが、どういうわけか私たちは「思考の罠」に引っかかるのが大好きです。

・それで生活ができるのか?
・きちんと収入があるのか?
・周りの人に笑われないか?
・もし失敗したらどうしよう?
・今後もなくならない仕事なのか?
・自分の居場所はあるのか?
・独立開業が可能か?

こういうことを考えることも悪いことではないのですが、当然ながらこういう風に考え出した仕事は「消去法」になるので、選べば選ぶほどワクワク感はなくなっていきます。

Aさんもエステシャンの仕事を選んだ時は「これで将来田舎に帰っても独立開業できる!」という点についてはワクワクしたと思うんですけど、美容にさほど興味がないなら仕事内容にはさほどワクワクしなかったんじゃないかと思います。

まあ、ちょっと下の話になりますが、それが「彼がメルメロになるメンズエステスキル教えます(はあと)」という研修だったら鼻血を豪快に噴き出させながら通っていたのかもしれません(笑)

で、そうしたワクワクする未来=夢がないと、研修だろうがお仕事だろうが、出てきた壁に押しつぶされてしまうものです。

なぜならば、私たちは思考で選んだモノに対して始めから「別にそこまでやりたい仕事じゃないし」という言い訳を用意しているからです。

つまり、常に逃げ道を確保した上で取り組んでいるので、「うわー、高い壁だー。無理―。」と思いやすいんですね。

ところが、情熱系の皆さんの恋心って常に退路を断ち、ひたすら前進、ひたすら突撃じゃないですか。
それと全然違うんです。

さて、そんなことは百も承知のAさん並びに皆さんで、私もそのようなご相談は「ライフワーク」をひとつの商品にしている以上、非常によく寄せられるわけです。

だから、「まあ、すぐに辞めてもいいけど、せっかくだからもうちょっと頑張ってみようよ」という意味で、「今の仕事に夢をくっつける」という作業を行います。

モチベーションをあげるために今していることに「意義・意味」を見て、さらにその先に「夢・ヴィジョン・野望」を見るわけです。

そう、武闘派女子の皆さまには夢とかヴィジョンというよりも「野望」という言葉の方がピンとくるかもしれません。

○あなたの仕事は誰を幸せにしていますか?

そもそも「与える」「役に立つ」ということが何よりも大好きな私たち。
改めて、この質問にガチで答えています。

そこで想像力がすごく大事なんですけど、普段から無駄な妄想を繰り返している皆さんならさほど難しくないはずです。

エステシャンなら「お客様」となるわけですけど、実はそれだけではありません。
お客様がエステを受けてキレイになられたならば、そのパートナーも幸せになります。
また、家族や友達も喜ぶし、会社だって売り上げが伸びて喜びます。
また、Aさん自身もお客様が幸せになれば幸せです。
そして、Aさんが幸せならば、Aさんの家族も幸せです。
さらに、未来のAさんにも幸せを贈ることができます。

目の前のお客様を幸せにしているだけじゃなくて、その先にはもっとたくさんの人を幸せにしているのです。

それを「時間」「空間」を飛び越えて妄想してみると、今施術しているのは一人のお客さんだけではないことに気付けるでしょう。

○野望を具体的に描く。

これはモチベーションを上げるためによくやる方法で、私の本では「ライフワークストーリー」と名付けているのですが、Aさんが将来、田舎に帰り、エステシャンとして独立開業し、ウハウハな毎日を暮らしている・・・という姿をありありと描いてみてください。

ここでの描写は微に入り細に渡るほどの精密さで描くのが良いでしょう。

そうすると「何のために今、こんな苦しいことをしているのか?」の理由が付きます。

つまり、Aさんの“身体中の痛み。湿布やサポーターを駆使して練習の日々”が、未来への投資になるわけです。

未来への投資=未来の自分へのプレゼント、です。

「ちょっとめんどくさいけど、子どもが喜ぶなら」とハンバーグを手ごねしているお母さんの気分みたいなもんです。

もちろん、ガチな武闘派な皆さんにとっては「身体中の痛み。湿布やサポーターを駆使して練習の日々=悟りを開くための修行・修練」と捉えるとやる気になるかもしれませんけれど。「千日行よりよっぽど楽だわ」みたいに。

これらのシンプルな質問は「感情」を動かすためにあります。
思考で選んだ仕事というのは、始めからさほどモチベーションが湧かず、感情的にはネガティブなことも多いですよね。
そうすると長期的に継続することは難しくなるし、何らかの問題が起きるとすぐに挫折しやすくなります。

だから、ライフワークを見つけるカギは「感情」にありますし、思考的な方法で選んでしまった仕事を継続するためにも「感情」を動かすことがポイントになってきます。
感情、もちろん、ポジティブな感情ね。

結局人は楽しい、面白い、嬉しい、幸せ、などのポジティブな感情を感じられるモノしか継続できないわけですから。

それで上記2つの質問を投げかけたわけです。

ただ、当然ながら、思考で見つけ出した仕事が「やっぱりしんどい」ということであれば、改めてワクワクするようなライフワークを再設計するのもアリですよ。

何度でもやり直しがきくもんですし、途中で挫折したと思ったことが後々役に立つってこともありますから、人生ほんと無駄がないもんです。

だから、改めて「思考で物事を決めるのはよくねえな。本気で自分がやりたい仕事を創り出してみよう」ということであれば、それも全然イケると思います。

まあ、最近「正直、カウンセラーになりたい」という人によく出会うんですけど、それも全然アリっすよ。
お弟子さん制度もありますし、他に自分に合うところを探してみるのもいいと思います。

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

「思考で選んだ仕事はモチベーションがあがりにくいもの。」
https://voicy.jp/channel/962/62082

★ライフワークを見つける本。

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

★お急ぎのときはぜひ!お弟子さんたちのセッションをどうぞ!
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