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昨日、こんなツイートをしました。
自分の幸せだけを考えるのってわがままで自己中なんじゃないかとよく聞かれるのだけど、それだけを考えてやってみると分かるのは、分かち合う友人や競い合う仲間がいないと幸せじゃないって現実。自分が満たされたら、自然と周りの人を満たしたくなっていくもの。
— 根本裕幸 (@nemotohiroyuki) 2019年6月4日
もう少しこの話を掘り下げてみたいと思います(^^)
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人の気持ちを考えすぎる敏感さんから、よくこんな質問を頂きます。
「根本さんはよく自分の幸せをまず優先しましょう!っておっしゃいますが、それって自己中っていうか、ワガママなんじゃないでしょうか?周りの人のことを考えずに自分の幸せばかりを優先してたら浮いてしまいませんか?」
おそらく、数万回は聞かれたであろう、この質問(思い切りサバを読んでいます)。
「まあ、そこがあなたのええところなんやけどね~」と軽く受け止めたのち、こんな話をさせてもらいます。
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自分の幸せを優先するでしょう?
甘いものを食べたり、気の乗らない誘いを断ったり、ふと思い立って旅行に行ってみたり、いきなり部屋の大掃除を始めてみたり、見たかった映画をハシゴして楽しんだり。
もし、あなたが今まで周りの人に気を使って「合わせてきた」とするならば、その周りの人はあなたのことを「付き合いが悪くなった」「わがままになった」「自分のことしか考えてない」って言い始めるかもしれません。
でも、それでいいんですよ。
それくらい自分を殺して周りに合わせてきた証拠なんです。
人は無意識に他人を「利用」することがあるんです。
「一人で買い物行くのはつまんないなー。あの子、誘おう」
「やっぱりみんなでワイワイするのが楽しいから、あの子も一応呼んでおこう」
「あの子、私の話をちゃんと聞いてくれるから、ちょっとカフェで話しよう」
たいていそういう人は悪意はないものですが、それに“付き合わされる”「あの子」としてはまあ、なかなかしんどいわけですよ。
つまり、「あの子」ってのは「都合の良い人」なんですね。。これは男女関係でも同じね。
で、その「あの子」ってのも、また自己肯定感が低いから、誘われるってことに喜びを覚えちゃうわけ。
必要とされてる!って張り切ってしまうこともあるんだよね。
それが嬉しいからカフェでだらだらと話を聴いていてもなんか楽しいような気がするんですよ。
でも、なぜか帰り道はどっと疲れが来る。家に帰ったら何もする気が起きない。
そうなるってことは、ほんとはやりたいことじゃないばかりか、嫌なことを我慢してやってたからなんです。
それを「犠牲」って言うわけね。
もちろん、このパターンは「罪悪感が強い人」にも全く同じように起きるんだけどね。
そんな「あの子」が「自己主張」し始めるじゃない?
「ちょっと明日、相談したいことがあるんだけど時間ある?」って誘いも、今までなら「いいよー。何時?」って返してたのに、「ごめーん。ちょっと今忙しくてしんどいねん。またにしてー」って返すようになるわけ。
「買い物付き合ってよー」って誘われても、「あ、ごめん。明日は部屋の大掃除するねん」って自分のやりたいを優先するようになるわけね。
そしたら、さっき話したように付き合い悪いだの、何だの言われるようになるかもしれないけれど、それはあなたを利用してきた人たちが言うセリフなんだわな。
ほんとの友達はそんなことは言わないよね?
あなたが幸せにしてる姿が嬉しいはずだから。
だから、これが第一段階ね。
自己肯定感があがって、自分を主張し始めると、周りの人が一時的に離れていったり、何か文句を言われたりするようになること。
私はそんな話を聴いたら「おおー、めっちゃ順調やな~。ええ感じに、自己肯定感あがってきてるやん!良かったな~♪」って言うんです。
そうして自分の幸せや自分のやりたいこと、まあ、大げさに言えば、自分のわがままをまずは優先してみるんだよね。
そしたら、だんだん気持ちに余裕もできてくるんだけど、同時になんか引っかかりが出てくるんよ。
「なんだ、寂しいなあ」みたいな感じ。
面白い映画を見たら誰かと分かち合いたいわけ。
SNSに投稿するのも悪くないんだけど、もっとリアルに「よかったね~。面白かったね~」って言いたくなるんだよね。
また、偶然美味しいお店を見つけたら、「今度は友だちと一緒に来たいなあ~」って思うようになるわけよ。
つまり、一人はつまんないなーって気分になってくるんだわね。
そう、自分が幸せを感じられるようになったら、それを分かち合ったり、与えたりしたくなるんだよ。
そもそも「自分の幸せ」ってさー、周りの人も幸せじゃないと成り立たないじゃない?
そのことを「頭」じゃなくて、「心」で実感できるようになるわけよ。
だから、御裾分けしたくなる、一緒に楽しみたくなる、ってわけ。
それと同時にライバルの出現なんかも求めるようになるわけ。
いい意味での「競争」をしたくなるんだよね。
「誰か○○について熱く語りあえる人はいないかなー」
「なんかお互いに刺激を与えあえる存在がほしい」
これもやっぱり「人」なんだよね。
そうして、自分の気持ちを優先して、自分を幸せにしてあげていたら、自然と周りの人との関係を良くしたいって気持ちになっていくわけなんだな。
そうすると「周りの人が幸せだと、私も幸せ!」って思えるようになるんだわ。
それが犠牲的な思いではなく、自然な思いとして出てくるんだよね。
そういう流れがあるから、「自分の幸せを優先する」ってことがお勧めなんよ。
つまり、「自分の幸せを優先することが、やがて、周りの人を幸せにすることになる」というわけ。
だから、遠慮なく、自分の心地よさや、やりたいことや、ワクワクや、トキメキや、好きなことを優先してあげたらいいのよ。
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こんな感じでまくしたてられると、ほとんどの方が「ぐうの音も出ねえ」という状態になって、うまく丸め込むことができる、というお話でした(笑)
◎そんな罪悪感をすーっと癒す本。間もなく発売!
「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
◎自己犠牲的に誰かのために頑張ってしまう人におすすめの本。
>『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)
◎重版を重ねる自己肯定感をあげる方法
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
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