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変化を起こすと、ふつうは逆向きに流れが感じられるものです。
それは自然現象なんですよね。
だから、それは正しい道を進んでいる証。「そっか、そっか」と自分を受け入れながら改めて進んでいきましょうね。
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いつもブログ、書籍等で大変お世話になっております。セミナーにもいよいよデビューさせていただきますので、大変楽しみにしております。
今日は、疑問に思ってることをお聞きしたいのですが。最近あまりいろいろ考えすぎて、頭でっかちになりつつありますので、いい方向に導いてほしいのです。
疑問に思ってることとは、「人は人、自分は自分」に、ついてです。私は人に影響されやすい部分があることがわかり、この言葉をアフォメーションに使っていました。
するとだんだん、「人はやはり1人!孤独なんだ!」と、いうことを思いはじめて、相互依存といっていっても、人と自分は共存は出来ないのか、孤独を受け入れることが強くなる、自分を大事にすることなのか…と、いう気持ちになってきました。
これは、多分まだ理解までの道のりなんだと思うのです。一人ぼっちが嫌だった自分、共依存になっていた自分から脱皮したくてジタバタしております。
ネタになりそうでしたら、使ってみてください。よろしくお願いします。
(Mさん)
ありがとうございます~!!!セミナーデビュー・・・なんか公園デビューみたいでドキドキしますね!周りの武闘派なお姉さま方に脅されませんでしたか?(笑)
ま、そう思いながら来てみると、皆さん優しい方ばかりって気付けて安心すると思います。
先日、ある方が「自由席って書いてありますけど、暗黙のうちの“ここはあの人の席”みたいなのってあります?」とまるで、出待ちの席次みたいな話を振られたのですが、一切、そういうのはありませんのでご安心ください。
さて、「人は人、自分は自分」というアファメーション。いいですねえ。
自分軸を作るための基礎ですので、ぜひ、ご活用頂きたいところです。
で、その効果が表れ始めると出てくるのがMさんが感じてらっしゃるような不安、疑問ですね。
今まで癒着など、人と近すぎる場所に自分がいた場合、「自分は自分」と線を引き始めると、当然ながら“距離”が生まれます。
そうすると、そりゃあ、寂しくなるもんですよね。
そして、そこで感じる感情が「私が人に依存してしまった理由」を表していることも多いんです。
・一人ぼっちが嫌だ
・自分は結局一人なんだ
・人と共存なんて無理だ
みたいな思いが、今までの人間関係を作り上げて来たってことです。
つまり、だからこそ、影響を受けやすいMさんになっていたんですね。
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今まで住み慣れた街を離れた日。
昨日まで当たり前だった景色が、今日で最後なんだ、と思った途端、何とも言えない寂しさが胸に込み上げてくる。
一度も挨拶したことないけれど、いつも元気な声を響かせていた豆腐屋さんも、いかつい顔をしながらコロッケを揚げてた肉屋さんも、毎日のようにお世話になったコンビニも、今日でもう終わりなんだと思ったら、とてつもなくこの街が愛おしくなって、やっぱりあの家に戻りたくなってしまった。
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この春にそんな経験をした方もいらっしゃると思うんですが、離れると途端に元の場所が愛おしくなる、というのは「心の慣性の法則」みたいなもんですよね。
恋人との別れや退職するのも似たような感じがあるかもしれません。
新しい道に進もう、と決意して踏み出した途端、後ろ髪を引かれるようになるものです。
だから、そういう気持ちになる、ということは、すでにMさんが脱皮し始めた証ですね。
ちゃんと効果が出始めてる、という風に解釈して、ぜひ続けてみてください。
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同じことは様々なケースで言えますね。
元カレを手放そうとして、手放しワークに取り組むとしましょう。
手放しが始まると、また執着が出て来て戻りたくなってしまうことがあります。
「やっぱり彼じゃなきゃダメなんだ!
私は野良猫専門なんだ!
ほら、また近づいて来たし!」
なんて苦悶するわけですが、それは手放しが始まったから。
変化が起きたから、そういう方向に意識が向き始めるのです。
ライフワークを生きようとして、一歩踏み出そうとしたら、そこに不安や怖れがわーっとやってきて、あなたを押し戻そうとします。
本当に自分ができることなのか?
本当に自分にとってベストなことなのか?
本当に自分がしたいことなのか?
そういう思いがあれこれと湧いて出てくるものです。
それは一歩踏み出したからこそ起きる反動のようなもの。
でも、まあ、また戻っちゃってもいいんですけどね。また踏み出せばいいだけですから。
そういうわけで、心理学の世界では昔からこんな格言があるんです。
「悪くなるのは良くなっている証拠」
好転反応とか言われますね。
ということで、ぜひまた一歩ずつ進んでまいりましょう。
「私は私。人は人。」
自分軸が確実にできていきますね。
自分軸での人間関係を学ぶならばこれがお勧め。
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