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なぜ、断れないのか?というのを考えてみましょう。
いい人でいたいのか、嫌われなくないのか、その他もろもろ。
そんな抱え込み症候群な皆さんにお勧めの方法をいくつかご紹介します。
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私は、長崎に住んでいます!Nと言います?よろしくお願いいたします。
早速お聞きしたいことがあり、メールいたしました。
私は、仕事をこなしているのが、早くててきぱきしているのですが回りが遅すぎてイライラしたり、頼まれ事があっても「はい!いいですよ」って言って、仕事が増えて結果、あの人がしたらいいのになんで私にふるの?私だって忙しいのにって思いながら仕事をやっています。
もうきつすぎて、仕事が大嫌いで、頼まれたことを断りきれない自分にも腹が立ちます!
そういう時ってどうしたら回避できるんでしょうか?
教えてください!
(Nさん)
>そういう時ってどうしたら回避できるんでしょうか?
例えば、こういう本を読んで抱え込み症候群を卒業する、
↓
>「ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本」(リベラル社)
とか、
この本を読んで、自分軸を確立しつつ人との距離感を取れるようにする、
↓
>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)
とかがお勧めです。はい。
どう?
納得した?
これで今日の記事は終わり~!!ってしたら、、、
1.本の売り上げが爆発的に伸びる
2.自立系武闘派女子たちからのクレームメールが殺到する
3.自立系武闘派女子たちから便所裏に呼び出されてヤキを入れられる。
4.自立系武闘派女子たちが暴動を起こしてYahoo!ニュースに載る。
ま、良くないね。やっぱり。これだけで終わるってのは。怖いし。
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Nさんは自分に能力があるってことをどれくらい受け入れていますか?
仕事が早い、できる、ということ。
自分が優秀だと、周りが不出来な人たちに見えるものです。
それをちゃんと受け入れないと、Nさんのような状況を「自ら」「すすんで」「作り出す」ことになります。
周りの人が遅くてイライラするときは、「まあ、私が仕事できすぎちゃうからだよね、しょうがないよね」と自分を褒める機会にしましょう。
それで、
>頼まれ事があっても「はい!いいですよ」って言って、仕事が増えて結果、あの人がしたらいいのになんで私にふるの?私だって忙しいのにって思いながら仕事をやっています。
こういう方って、私の読者にはものすごくたくさんいるんですよね、きっと。
人から頼まれる
↓
私が、「いいですよ」と言う
↓
仕事が増える
↓
私が、「なんで私に振るわけ?」と不満に感じる。
↓
私が、仕事を嫌になる。
こういう流れになってるんでございますよね???
日本語って主語がなくても文脈から意味が通じることが多いので略しちゃいますよね。
そうすると「責任の所在」というものがあいまいになってしまうんです。
で、敢えて、今みたいに主語を明確化してみると、あらー、見事な「自作自演」だわーということに気付いて凹みます。
抱え込んで、気が付けばいっぱいいっぱいになる人というのは、
・まじめである
・いい人である
・Noと言えない
・頑張り屋さんである
・人に気を使いやすい
などの傾向があります。
そもそも「自分が仕事できる方だから、周りの人よりも早くできちゃう」ということを受け入れてないと、その「いい人っぷり」は加速します。
Nさんはどうして頼まれたことを断りきれないのでしょう???
断ったらどんな感じがする?
・せっかく自分を頼ってくれたのに断ったら申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
・断ると嫌われる、職場で浮く、変な噂を流される
・自分には価値がないと思っているので、それくらいできなきゃいけないと思う。
・「頼まれごとは試されごと」の格言を信仰しているので、断るという選択肢がない。
・そもそも自分さえ我慢すればいいと思ってしまうので、断るって発想がない。
とか、色々ありますが、Nさんはどう思うタイプ???
「人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)の中で、「Noが言えない人」という話をしています。
上記に書いたような心理パターンを持つ人たちなのですが、「嫌われる」と思うあまり、「No」と言えないわけです。
でも、それ、ほんま?ということに疑問を持って欲しいんですね。
何度も繰り返しになりますが、仕事ができる自分という価値を全然受け取ってないとこの傾向は強まります。
だから、「身の程を知れ!」とセミナーなどでは叫んでいるわけです。
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さて、そういう方のために「自分軸」という言葉が存在するわけですが、「仕事ができるにも関わらず、仕事が嫌になる」というのは、許容量をオーバーしてるからこそ、起きる現象です。
つまり、積載能力を越えた荷物を載せてるトラックみたいなもんです。
危ないでしょ?
そもそも道交法違反で逮捕されるレベルだし。
仕事ができることも含めて大切なことは「自分を知る」ということ。
何ができて、何ができないのかをきちんと知りましょう。
また、「何がやりたくて、何がやりたくないのか」という線引きもきちんとした方がいいですね。
そのためには「自分を大切にする勇気」というのを持ちます。
言ってしまえば「自己中心的振る舞い」をもっと会社でやってみてください。
嫌なもんは嫌。
ダメなもんはダメ。
以前も紹介したかと思いますが、いいお店はお客さんをちゃんと選んでいます。
お客様は神様だからと誰も彼も受け入れていたら客層は乱れます。
自分の店を大切に思ってくれるお客様を守るために、嫌なお客さんを店から追い出すのも店主の仕事なのです。
もちろん、私も誰でもウェルカム!なふりをしつつ、出禁にしてる人は今まで何人かいます。
Noという時ははっきりNoと言います。
Nさんにとっては「回ってくる仕事」がお客様だと思ってください。
自分が抱え込み過ぎてパフォーマンスが落ちて、仕事が嫌いになって、退職してしまうとしたら、誰がハッピーになるのでしょうか?
Nさんという戦力を失った会社にとっても損失だし、Nさん自身だって大変です。
だから、仕事を振られたときに「1秒」だけ、自分に聞いてください。
「これ、好き?それとも嫌い?やりたい?それともやりたくない?」
もし、それが「やりたくねーよ」という答えだったら、はっきりと「ごめんね~、今、ちょっと無理っす」って断ることです。
やってみると分かりますが、案外この方法はいい結果を招きます。
とはいえ、注意点があるとすれば「根本に言われたからやる」という他人軸ではなく、「自分のためにする」という自分軸でやってみることです。
Nさんが誰かの仕事を引き受けてやることは、その人の能力向上の機会を奪うことになります。
つまり、抱え込み症候群に陥りがちな人は、自分の無価値感を埋めるために仕事を頑張る一方で、誰かの成長機会を奪ってることになるんですね。
だから、Noと言ってあげることは、その人、もしくは、組織を成長させるきっかけになるのです。
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もう一つは、「遊び」のススメ。
例えば、「今日の夜はずーーーーっと楽しみにしていたライブがあるんだ~!!!ぐふふふふ。めっちゃヘッドバンキングしたるがな~!!!」とワクワクしていたら、「この仕事できるかな?残業になっちゃうけど」と頼まれ時に「無理っす。めっちゃ無理っす」ってヘッドバンキングしながら断れると思います。
仕事もいいんだけど、楽しみや喜びを日常の中に散りばめていると「私がしたいのは仕事だけじゃねー!」という価値が生まれます。
「抱え込み本」の中で紹介していますが、嫌な仕事をする時も、その後に「遊び・楽しみ」を入れておくと、嫌な度合いが楽になります。
例えば、ミスをして顧客先に謝りに行くのはすごく嫌な仕事ですけれど、先方の会社の近くに「渋い魅力を感じさせる大衆酒場」があれば皆さん、やる気になるでしょ?え?ならない?なんで?なんで???
なので、今日から仕事を引き受けるときは「その代わり・・・」という条件を付けてみてください。
「じゃあ、この仕事、私がやりますので、その代わり、○○のケーキセット奢ってくださいね」みたいな。
嫌われないために引き受ける、から、好きなものを得るために引き受ける、に変えるわけです。
どうでしょうか?
難しいって感じたら、たぶん、普段から自分が楽しいことを許していないのかもしれません。
としたら、まずは遊ぶことですね。
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その遊び、楽しいことの先にあるのがライフワークです。
私がほんとうにしたい生き方のこと。
私らしい人生を生きること。
人に嫌われないように行動するのではなく、人に嫌われようが好きなことをやる方が幸せだし、実は嫌われません。
「あんたのためにやってあげてんのよ」
「ほんとは嫌だけど、嫌われないためにやってんのよ」
「誰のせいで私がこの仕事しなきゃいけないんでしょう?」
そんな思いを抱えながら仕事をしていたら、そんなオーラに周りは気付きますから、逆に嫌われてしまい、ますます都合よく扱われるようになるのです。
好きなもんは好き。
嫌なもんは嫌。
そこに素直になってみませんか?
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