先日のとある個人セッション。
「先生、大変なんですぅ~~~今日の日を待ちわびてましたぁ~~~~」って駆け込んでこられたMさま。
で、何が大変なのさ?て話をお聞きしていったところ、私が出した結論がコレ。
↓
「めっちゃ順調ですなあ」
「は!?Σ(゚□゚;)」
確かに旦那さんとは別居したまんまだし、解決の方向性は見えていません。
むしろ、離婚への秒読みが始まっている状況で、確かにその点は不安でしょう。
しかし、彼女はこんなことをおっしゃるのです。
「旦那のこと以外は超楽しいんです!友達と飲みに行ったり、遊んだりしてるし、仕事も夢だったパティシエの仕事に就けたし、まだ商売にはなってないけれどやりたいことをやり始めてるし、すっごく充実してるんですよーーーー!!!!」
超ニコニコとそんなことを語ってくれるんです。
で、「男はまだ現れてないの???」って言うと「そんなん全然ないですよー!!」って言いながら、
「でも、実はナンパされて・・・半年前のセッションで根本さんが『ナンパに気をつけてな』って言ってくれた時は『はぁ?そんなことあるわけねーだろ』って思ってたんですけどほんとにあったんです。」
ふーん(* ̄- ̄)それで??
「そしたら、24歳の若い子に声かけられたんです。で、あり得ない、あり得ない、と思ったんですけど、肉食男子で積極的で、ライン交換して・・・」
ふーん(* ̄- ̄)それで??
「どうせヤリたいだけだと思うんですけど、こんなオバサンだし、、、」
ふーん(* ̄- ̄)まだヤッてないの??
「ヤルわけないじゃないですかー。でも、2回くらいデートして・・・で、はっきりそんな気はないって言ったんですけど、離婚するの待つとか言ってて・・・絶対嘘だと思うんですけど・・・」
ふーん(* ̄- ̄)で、それだけなの???
「いや、まあ、同級生から連絡があって・・・それでその人のことは全然興味ないんですけど2回デートしました・・・でも、なんもないですよ」
で、私はお聞きするんです。
「半年前、1年前の自分だったら、そんなことできた?」
彼女は一瞬考えて、、、「え?あ、いや・・・できないです。そんな気になれなかったと思います」と。
「じゃあ、順調じゃん」
でも、典型的な情熱系武闘派女子である彼女は
「いやー、そんなことないんですー。ほんとそんなこと全然ないんですー」
と主張するので、こんな表を作ってみました。
半年前と比べてどう??と言う図です。
楽しい 120%UP
夫への執着 70%DOWN
男との出会い +2件(デート2回ずつ)
仕事の充実度 1000%UP
夢 1000%UP
まあ、典型的な情熱系武闘派女子なので、かなり数字は盛られておりますが(笑)
この数字を見て「順調すぎるよね」以外に私に何が言えるでしょうか???
「うまく行ってますよー、すごく。」
*
もちろん、当初の主訴である旦那様との問題は解決していません。
しかし、それ以外のところで非常に充実し、楽しめるようになってきているのです。
半年前、1年前では考えられないことかもしれません。
そして、わずか半年でここまで成長・変化したのもすごいですよね?
それをちゃんと承認してあげることが大切です。
「私、頑張ったなあ」
「私、すごいなあ」
「ほんとよくやってるなあ」
「思えば、前には全然想像もできないことできてるなあ」
こんな質問をしたんです。
「1年前の自分に今日のセッションの様子を見せたら何ていうと思う?」
彼女はしばらく考えて
「ありえない!絶対そんなのあり得ない!」って言うと思います。
自己肯定感をあげる本の中でも書いたのですが、私たちは「今」にしか生きられないので、過去のことは忘れてしまいます。
そうすると、楽しい、面白い、幸せな時間を過ごせていても、まだ何かに引っかかりがあるとそこに意識を取られてしまうのです。
それは「問題を見る癖」「欠点を探す癖」「できてるところよりもできてないところを探す癖」などとも同じです。
だから、自己肯定感をあげるためにも、自信を付けるためにも、
「半年前の自分を比べて成長したところはどこ?」
という質問がとても効果的だと思っているのです。
旦那さんへの執着だって70%も減ってます。これ、ものすごいことですよね?
で、私の問題解決のアプローチは、動かないところ、停滞しているところに執着して何とかしようとするのではなく、動けるところ、うまく行ってるところ、好きなところ、やってみたいことにエネルギーを向けていく、ということなんです。
彼女のように仕事や趣味や友達との時間を超楽しい!と思えるくらいまで楽しんでしまうと、自分自身のエネルギーがどんどん高まり、そして、同時に旦那さんへの執着も加速度的に減っていきます。
当然、執着が減った分だけ自由になり、楽になりますから旦那さんの問題に対しても以前よりははるかに余裕を持って向き合うことができるようになります。
その方が解決する確率って高くなりますよね?
もちろん、問題が発生してあたふたして、パニックになっているときにこの方法はあまり有効ではありません。
しかし、そのパニックが収まって来て、日常を送れるようになってきたときは、一旦その本質的な問題を手放して、別のところに意識を向けた方が、より解決が早いと思っています。
*
特に旦那さんとの問題では、旦那さんを手放して、日常を楽しんでいると、なぜか「男」が現れることが多いです。
しかも、警戒していない年下の男性に見初められることが多く、人によっては旦那のことよりもその男の子の方が気になってしまうことも多いんです。
だから、彼女に今回出した宿題は一つだけ。
「妊娠しないようにコンドームを財布に入れておくこと」
ヤレって言ってるわけじゃないですけど、その可能性も否定できないので、油断しないための方策です。
そうすることでより女性性も上がるし、セクシャリティも強くなるし、女としての自信も付いていくでしょう?
そしたら、旦那さんを引っ張ることも可能になりますわね。
とはいえ、さらに魅力的な男、それおそ、ヘラクレスカブトムシくんが登場したら、マジ、ヤバいですけどね。