前ばかり見てないで時には振り返ることも重要ですぜ。



武闘派と呼ばれる方々は常に馬車馬の如く前に進むことしか考えていません。
ほんとは「飛車」なのに「香車」だと思い込んでるかの如く。
一旦、振り返って自己肯定し、そして、断捨離をして、新たなステージを楽しみましょう。

毎日ブログ楽しみにしております。
時間や、エネルギーのコントロール方法について質問です。
私は仕事をしている子持ちの主婦です。
以前、夫婦仲(レスや不倫)で根本さんには大変お世話になり、女性性を受け入れる事ができたり、夫婦仲が改善したりと大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
数年経ち、仕事の面でだんだんと役割が増えてきて、仕事は縁が大切と来るもの拒まず状態が続いた結果、家庭との両立の難しさに直面しました。
結果、根本さんにお世話になって旦那さんとラブラブになったのに、今はまた根本さんに出会う前のようになってきてしまいました。完全にレスだし、イライラが止まりません。
仕事も好きだったし、のめり込みたいのに、だんだん疲れてきました。自分には能力がないんだろう、とか、適当にやった方が楽なのでは、と後ろ向き。喉がつかえる感じがとれなかったり終始だるかったり。
子供にももっと私が家庭を優先させたら、自分に余裕があったらこんなに怒らなくてもいいのかもしれない、と自分を責めざるを得ない状況。
毎日時間に追われる感覚で、何をしても充足感がありません。
以前ブログで「あなたにとって豊かさとは?」という言葉をみて、今の私にとっての豊かさとは仕事も家族との関係も主婦仕事も、一つ一つ楽しむ時間を持てることだと思いました。
お金と一緒で、自分の時間やエネルギーも使い方次第で増えたり減ったりするのでは、と救いを求めての投稿です。
全部、やりきりたいと思うこと自体、無理なことなのでしょうか?
(Yさん)

まあ、一言で纏めちゃうならば「次のステージに入ったんだよね」ということじゃないでしょうか。

自立系武闘派女子の皆々様は普段から、有り余って売るほどあるエネルギーの使い方に苦慮されていると思うのですが、目の前に聳え立つ様々な問題をクリアすると、さらにバージョンアップしてエネルギッシュになり、それがまた新たなイライラや欲求不満を生む、という悪循環なのか好循環なのかよく分かんない状態になるもんです。

また、武闘派中の武闘派と呼ばれる方々は「前進あるのみ!後退は死だ!」との旗印の元に怒涛の如き突撃、突進を図るわけです。

だから、苦手なことと知りつつ、敢えて「手綱を引く」ということをお勧めしたりするのです。
サイレンススズカやエイシンヒカリ、古くはミホノブルボンのような快速逃げ馬でも、途中で息を入れることを覚えないと2000メートルは逃げきれません。
(※意味わかんねーよ、と言う人はGoogleもしくはYouTubeにて検索下さい)

つまり、「次のステージに入ったんやな。ぐふふふふふ」と思えるくらい「自己承認」をしてみませんか?ということです。

例えば、今のYさんからすれば、かつての自分と今の自分でどれくらい成長し、かつ、女性的になり、セクシャリティが開き、魅力的な女性になったのかを“思い知る”のはどうでしょう?

「ああ、あたし、めっちゃ成長したなあ~」と縁側でお茶を啜りながらしみじみすること、してますか?
ひとつの山をクリアしたら、次はこの山だ!と前に、前に進むことばかり考えてしまいませんか?

で、この「成長を実感して、自分をめっちゃ褒めて承認する」ということがなぜ大切なのか?というと、それだけパワーアップしたからこそ、今の問題がやってきたんだな、ぐふふふ!とヨダレを垂らすためです。

常々私たちは成長を求めてしまうようです。
だから、前ばかりを向いて突き進むことをやっていると、せっかく問題をクリアしたのに、また新しい問題が出て来た!もう!ほんとにどうしたらいいのよー!!と神様に文句を言いたくなるんです。

でも、それを「おお、ひとつの難関をクリアしたから、これが来たんだな。またあたし、いい女になっちゃうわけね。」と受け止められる“余裕”が生まれるんです。

で、その余裕を作り出すのが、自己承認、すなわち、自己肯定感と言う奴です。

「常に前ばっかり見てないで、たまには振り返って見なはれ、自分がどんだけすごい道通って来たかが分かるでよ」

というわけです。

そして、この自分の成長を感じる最大の目的と言うのは「やり方を変える」ということに気付くことなのです。

すなわち、かつてのステージで通用したやり方が、次のステージでは通用しないから、新たな方法を学ぶ(成長する)必要があるってわけです。

例えば、プロ野球もドラフト会議を追えて、新たな選手がたくさん生まれるわけですが、ドラフトで指名されるくらいの選手と言うのは、今のチームではものすごい実力者なわけです。
放っておいてもレギュラーだし、相手チームからも警戒されるし、マスコミも注目したりします。
しかし、そのままプロになって通用するか?というと、やはり微妙で、中にはそういう人もいるけれど、ほとんどの人はまた一からプロ仕様の体や技術を学ぶ必要があります。

そこで、新たなトレーニング方法や練習法を身に着けたり、さらにレベルの高いピッチャーのボールに慣れる必要があるし、たくさん学ぶことがあり、そこでさらに成長します。

Yさんにとっても、この新しいステージで、今までの自分をさらに磨いて、成長させるために、この問題がやってきてる、というわけです。

それが以前のやり方をそのまま使っていてはやはり通用しないし、停滞するし、ということなんですね。

>仕事も好きだったし、のめり込みたいのに、だんだん疲れてきました。自分には能力がないんだろう、とか、適当にやった方が楽なのでは、と後ろ向き。喉がつかえる感じがとれなかったり終始だるかったり。

これ、まさにプロに入ったばかりの新人選手が時に感じる気持ちと同じじゃないでしょうか?
大学時代は押しも押されぬチームの中心選手だったのに、プロに入った途端、全然通用しなくて、自分には能力がないんじゃないか?って思うこと、よくあると思うんです。
プロの壁って奴ですね。

それで大好きな野球が嫌になって「プロでやるよりアマチュアで楽しんだ方がいいんじゃないか?」とか思ったりね。

さて、Yさんのケースで言えば、

>数年経ち、仕事の面でだんだんと役割が増えてきて、仕事は縁が大切と来るもの拒まず状態が続いた結果、家庭との両立の難しさに直面しました。

ここにヒントがありそうです。

好きな仕事だと、来るもの拒まずになりやすいですし、嬉しいし、楽しいから、どんどん受注してしまうもんです。

私もかつてカウンセリングやセミナーにハマったときは、すべての時間をそこに捧げていました。
でも、疲れちゃうんですよね。やっぱり。
毎日カウンセリングばかりしていると、楽しいし、好きなんだけど、疲労が抜けないんです。
つまり、ちゃんと休めていないわけです。

そうするとどうなるか?というと、もう嫌だ!と投げ出したくなっちゃうんです。

私、こう見えて独立起業されるカウンセラー、コーチ、セラピストの方々のサポートも細々とさせてもらってるんですけど、確かに最初は好きなように突っ走った方がいいんですが、それである程度のところまで来たら、次は「息を抜く」ということを覚えるといい状態が長続きします。

つまり、「No」と言うことを覚えたり、「時間調整」ということを学んだりする段階に来ます。

仕事ができたり、頑張っていたり、成果を上げたりしていると、放っておいても仕事は山積みになってきます。周りからの信頼も得て、難しい仕事が回ってくるようになるし、同時に後輩や部下の面倒も見る必要が出てきます。

それを全部ひとりで背負おうと思ったら、どれだけ情熱的かつパワフルな武闘派と言えどもオーバーフローします。
そして、時には自分の器を遥かに超えてしまい、仕事や時間に振り回されるようになってしまいます。

好きな仕事をしてるのに、こんなにしんどいのはなぜ?というのはそこに理由があるわけです。

そこでは自分の実力や成果をちゃんと「自己承認」して、自信に変えていく必要があるのです。

もし、自分でそのパワーバランスが調整できない場合は、秘書やマネージャーみたいな人を作って、その人に管理をお願いする手もあります。

それが難しいのならば、自分が今できる(今したい)仕事に優先順位をつけることも必要です。

そこで出てくるのがいつもの問い。

「私は本当は何がしたいんだろうか?私にとって大事なものって何だろう?」

結局はここにたどり着くと思うんです。
仕事が順調だと、ついその上昇気流に乗って自分を見失い、たくさんのものを抱えやすくなります。

でも、その裏には実は自己不信というのが隠れていて、「断ったら嫌われるんじゃないか?これをこなさないと評価が下がるんじゃないか?」という不安や怖れが隠れています。
だから、自己承認、自己肯定ってことがものすごく大事なわけです。

その上で、今の自分がしたいこと、自分にとって大事なものって何だろう?ってところに意識を向けていくのです。

自分が本当にしたいことは何?の答えが、

>今の私にとっての豊かさとは仕事も家族との関係も主婦仕事も、一つ一つ楽しむ時間を持てることだと思いました。

ということであれば、「そういう風にできるように自分自身をマネジメントしていく」ということが大事なんですね。

もし、それが自分ひとりでは難しいというのであれば、旦那さんや信頼できる友人、コーチ、カウンセラーなどに具体的に相談してみるといいです。

少し前になりますが、仕事が順調すぎていっぱいいっぱいになってるとあるカウンセラーさんから相談を受けました。
それで、スケジュールを見せてもらい、「はい。この日の仕事はキャンセル。はい。ここはオフで家族の時間。自分のメンテナンスの時間を作るために、この日の仕事は昼だけ」みたいな感じでバッサバッサとスケジュールを切っていきました。

「えええーっ!そんなことして大丈夫なんですか?」なんて顔をするので、「もっと自分自身を信頼せえ!」という話をしてました。
「奥さんや子どもや家のこともちゃんとやりたいんでしょ?それに仕事のパフォーマンス落としたくないんでしょ?じゃあ、それくらいしなさいよ」って風に。

新しいステージに入ったんですから、その“今の自分”が心地よいエネルギーのバランスをちゃんと作り直すことなんです。

それはYさん自身が自分の心とちゃんと対話すること。自分自身を取り戻すこと。

「私、どういう状態が幸せなのかなあ」
「私、どうしたいのかなあ」
「私、旦那さんや家族とどうなりたいのかなあ?」

ってことなんです。その上で、「レスは嫌だ!やっぱりやりまくりたい!」との本心に気付いたならば、それだけの時間、余裕、体調、お肌の調子などを整えることを最優先にするわけです。

そこではやはり「No」という勇気が必要です。

それはすなわち「断捨離する」ってことですね。
自分の心が望まないことを手放していくんです。

そうすると、新しいステージに身体が馴染んで来て、仕事も家もセックスも順調に回るようになるんです。

自己承認・自己肯定

断捨離

新たな生活スタイルのデザイン

というプロセスをぜひ、体感してみてください。

自己承認から自己肯定感をあげるなら、コレですな。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)


あわせて読みたい